子犬販売でのトラブルは、ネット、実店舗など販売形態の問題ではありません。

販売する人間がいかに、犬のことを考えられるかの問題です。

最近、子犬のネット販売をやめさせようという、キャンペーンが一部の団体で行われているようです。子犬の引き渡しに際しての問題が多いから、というのが理由だそうです。しかし、子犬の販売に関する問題は、ネット販売だからだめ、実店舗の店頭販売だから良い、という販売形態の問題ではない、と思うのですが・・・。

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実店舗の店頭販売、移動販売、そして、ネット販売というような、販売形態の問題ではないと思います。どのような販売形態であろうと、販売を行っている人間が、子犬のことを考えて、また、迎え入れるご家族のことを考えて、まじめに取り組んでいるか、それが、一番の問題なのではないでしょうか。

そして、現実的には、子犬のことを一番に考えると、子犬が常時大勢の人間の目にさらされる展示販売は、子犬に対しては最も厳しく、ネット販売の主流となるブリーダー直譲販売は、最も子犬に優しい販売方法と言えるのではないでしょうか。

ネット販売だから、子犬を見ないで買わなければならないということは全くあてはまりません。すべての犬舎は、ご見学可能であり、ご希望があれば、いつでも対応できます。もちろん、地理的に見学が難しい場合もありますが、青森や四国から千葉へ、東京や鹿児島から愛知へなど、ご見学に遠方から着て頂くケースも実際にたくさんあります。

犬舎でのご見学は、店頭のケースに入れられた子犬を見るよりも、実際に生まれ育った環境を確認できたり、また、ブリーダーさんのお話を聞いたりして、店頭販売よりも、かなりしっかりといろいろな情報を知ることができると思います。

そしてネット販売をしている私たちも、お客様からのご相談には、迎えて頂く前、そして迎えて頂いた後も、出来る限り的確な回答ができるように、愛玩動物飼養管理士や訓練士などの資格を取ることにより、ペットに関する知識を増やす努力をしています。

もともとこの業界へ足を踏み入れたのは、犬が大好きだからです。大好きなワンちゃんとかかわる仕事をしようと思い、始めた仕事です。しかし、実際にこの世界に入ってみると、犬にかかわるブリーダー、仕入れ業者、販売者の全てが犬が好きでやっているとはとても思えないことも多いのが、現実です。

劣悪な環境で見るからにかわいそうな母犬に、子犬をどんどん産ませ、セリ市で売りさばくブリーダー、そういう子犬を信じられないような安価で大量に仕入れ、おそらく生き残った子犬だけを高値で販売していく販売店、空港で届いたたくさんの子犬が入ったケースを、物を扱うように、乱暴に車に投げ入れる業者の担当者、などなど。

犬のセリ市自体は、日本の伝統的な方式で、まじめに取引されている業者さんもたくさんおり、それ自体が問題だとは全く思っていません。しかし、一部に、犬に対する愛情を全く持たないと思われるような業者がいて、セリ市を利用していることも現実なようです。

要するに、問題なのは、犬に愛情を持って子犬を産ませているブリーダーなのか、犬に愛情を持って販売しているペットショップなのか、これが一番の問題なのではないでしょうか。

実店舗を持っているペットショップでも、もちろん、犬に愛情を持って、犬のストレスを最小限にさせるような努力をしながら店頭販売されているペットショップもたくさんあると思います。

私たちのようなネット販売のペットショップでも、先に述べた、店頭販売に対する子犬の扱いに関する優位性を十分に生かし、子犬とお客様双方にメリットが得られるように努力して、販売しているところもたくさんあるのです。

もちろん、ネット販売をしている業者の中には、直接お客様と会う必要がない、犬を見なくても取引できるという、ネット販売の悪い側面だけを利用して、不当な販売をしているショップもあるでしょう。

しかし、現実には、実店舗でも、売った子犬に問題があっても、全く取り合わない、売った後のフォローは全くしない、クレームにも取り合わない、というところもたくさんあるようです。子犬を見て触れるだけに、お客様は、抱いた子犬のかわいさだけで頭が一杯になり、そこに専門的な言葉で説明されれば、良く見ればわかる欠点や問題も、お客様はその場ではわかりません。後で、欠点が見つかっても、「買う時に、よく見て触って買ったでしょ」、の一言でかたずけられる・・・・。

また、移動販売に参加しているショップでも、実店舗があったり、しっかりとしたペットショップである業者ももちろん多数います。

そして、子犬のことを本当に考えたら、一部の欧米諸国のように、子犬の店頭販売を禁止するという、議論が起こる方が、動物愛護の観点からも、まだ論理的ではないでしょうか。とは言っても、まじめに犬のことを考えている店頭販売のペットショップもたくさんあると思うので、店頭販売を全て禁止することを支持するわけではありません。

ネット販売など、販売形態だけを取り上げて行うキャンペーンに、強い違和感を感じざるを得ないだけです。

インターネットを利用した販売は、現在、お客様にとっては、大変便利である方法であるとともに、生きている子犬だからこそ、そのメリットを大いに利用することができると思っています。そのメリットをうまく子犬のため、お客様のために、利用していくのも、ペット業界の役目のひとつではないかとも思います。

実店舗販売、ネット販売、移動販売にかかわらず、問題のある子犬を売ったり、売った後に問題が発生しても全く対応しないペットショップがあることは事実かと思います。こういったペットショップをなくす事は、ペット業界、動物愛護団体の仕事であることは間違いありません。

しかし、販売形態を基準にして、良い悪いという先入観を持たせるようなやり方は、むしろ、より問題のある部分を隠すことにもなりかねないようにも思います。まずは、お客様の声などから、実際に問題のあるショップをいかに改善させていくかが、重要ではないかと思いますが、どうでしょうか。

2008年1月18日 読売新聞) ONLINE YOMIURI 様のサイトより引用しています。

ペット、売りっ放しやめて
「ネット、移動型」無責任体質に批判

買った翌日にペットの具合が悪くなったが業者と連絡がつかない、白い犬を注文したのに届いたのは黒い犬――。ペットの売買を巡るトラブルが起こるのは販売方法に問題があるためとして、動物愛護団体やペット業界などが連携して「ペットのネット販売・移動販売ストップ」キャンペーンを展開している。

■愛護団体など中心に

店内にポスターを張り出すペットショップ。通販やイベントで購入した飼い主からトラブルの相談を受けることも少なくないという(東京都世田谷区の「ペットエコ横浜」世田谷店で)

呼びかけているのは「動物との共生を考える連絡会」(東京)。日本動物愛護協会、日本動物福祉協会、市民グループ「自然と動物を考える市民会議」など9団体が幹事団体となり、ペットフード工業会など業界6団体が協力して昨年秋に同連絡会を作った。

インターネットを使い、動物を購入者に直接見せずに売るネット販売や、その日限りのイベントで販売する移動販売を問題視している。同連絡会事務局では「命ある動物の販売方法として適切ではない。キャンペーンによって一般の消費者が問題意識を持ち、これらの方法でペットを購入しないで」と訴える。

ペットの購入方法を慎重に選ぶよう呼びかけるポスター1万枚と、動物愛護管理法の関連規定や購入の際の注意点などを記したチラシ10万部を作製。動物病院やペットショップ、消費者センターなどに配布している。動物愛護管理法に、ネット・移動販売の禁止を盛り込むことを目指すという。

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■小売業協会も自粛

小売業者約3500店で作る「全国ペット小売業協会」(東京)も、連絡会の協力団体に名を連ねた。「生き物は現物を見せてから売ることが大切。ネット販売は画像だけしか見られず、説明責任を果たせない。また移動販売はアフターケアが不十分」と強調する。昨年9月の理事会でネット・移動販売の自粛を申し合わせたという。

動物愛護管理法では、販売業者は都道府県などに登録すれば、通信販売も移動販売も法的には問題がない。しかし国民生活センターのまとめでは、全国の消費者相談窓口に寄せられるペットに関する相談は昨年度1505件あり、うち166件が通信販売でペットを購入した人からの相談だった。

相談には〈1〉インターネットで子犬を購入したが、購入後4か月もたたないうちに足が変形し、歩行困難と診断された〈2〉イベント会場で購入した子犬に、購入して2週間後に遺伝性の心臓疾患があることがわかり、余命約2年と判明した――などの例があった。同センターでは「通信販売を利用する際は、注文する前に電話かメールで事業者の接客対応を確認し、代金の後払いを承諾してくれる事業者を探す」などをアドバイスしている。

行政書士らで作る「動物法務協議会」(東京)によると、同協議会に寄せられるペットトラブルの中で、移動販売に関するトラブルが非常に多いという。事務局を務める行政書士の伊藤浩さんは「ネット販売も移動販売も、販売形態としてあってもいいが、現物を必ず見せる、特定の販売場所を持つなど、一定の規制が必要ではないか」と話している。

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