オーストラリアン・シェパードの歴史、起源は?

他の犬種の多くがそうであるように、オーストラリアン・シェパードの歴史、起源もはっきりとしたことは今となってはわからないのが実情のようです。

確実にわかっているのは、まず名前にあるオーストラリアンからオーストラリア原産の犬とイメージしやすいですが、そうではなく、アメリカで作られ、改良されてきた牧羊犬である、ということです。

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そして、その大元となった犬は、1800年代にアメリカへ渡ってきた移民によって連れてこられた犬であり、その移民はオーストラリアからやってきた、それゆえ、オーストラリアからやってきた牧羊犬ということで、オーストラリアン・シェパードという名前がアメリカで付けられた、というのが有力な説となっているようです。

さらに、そのオーストラリアから渡ってきた移民というのは、もとはヨーロッパのバスク地方からオーストラリアに渡ったバスク人だと言われています。そのバスク人がバスク地方の牧羊犬をオーストラリアに連れて行ったのが、さらにその起源との言われています。

蛇足ですが、ヨーロッパのバスク地方というのは、歴史的にみると、スペイン北西部からフランス南西部の地域で、ヨーロッパのどの言語の影響も受けていない言葉を話し、独特な文化を持つ人々がその歴史を築いてきた地方と言われています。

現在は、スペインのバスク地方とフランスのバスク地方とに国をまたいでしまっているようです。

そして、日本で最も有名な宣教師であるかのフランシスコ・ザビエルも、スペインのバスク地方出身のバスク人だったとか。

話をオーストラリアン・シェパードに戻しましょう。

真偽のほどは、今となってはわかりませんが、これがオーストラリアン・シェパードの歴史、起源として現在最も有力な説だとのことなのです。

そしてオーストラリアン・シェパードという名前自体をつけたのも、そのアメリカへ渡ってきたバスク人の羊飼いの組合だったとも言われているのです。

牧羊犬として有名なボーダーコリーもそうですが、この種の犬は、形や毛色よりも、その作業能力を中心に改良されてきたという経緯があります。そのため、いろいろな犬種の血が混ざっていて、オーストラリアン・シェパードには、Wikipediaによると次のような犬種の血が混ざっていると言われています。

グレート・ピレニーズ、ワーキング・コリー、ティモンズ・バイター、ラフ・コリー、スムース・コリー、ボーダー・コリーなど。

また、オーストラリアの原住民と言われるアボリジニがオーストラリアに移住したはるか数千年の昔に連れてきたと言われるほぼ野生犬のディンゴの血もオーストラリアン・シェパードの元となる犬には入っていると言われているのです。

いずれにしても、オーストラリアン・シェパードはそれらの血を引いて、アメリカの大地で牧羊犬として作られてきた犬、ということは間違いありません。

でも当時、オーストラリアン・シェパードはアメリカでもそうほど有名な犬種ではなかったようです。

そのオーストラリアン・シェパードを有名にしたのが、映画だったそうです。当時ロデオなどの競技会で、オーストラリアン・シェパードが芸当をしていたようで、それが映画化されたことによって、オーストラリアン・シェパードが一気にアメリカで注目を浴びる犬種になったのです。

その後、オーストラリアン・シェパードの登録団体がいくつかでき、AKCに認定されたのは、1993年ということで、それほど昔の話ではありませんね。

さて、同じ牧羊犬として有名なボーダーコリーとオーストラリアン・シェパードでは、違うところがひとつあります。

オーストラリアン・シェパードは断尾をするのが一般的であった、ということです。

現在は、ペットとして飼われることが多くなり、必ずしも断尾が一般的ではないと思いますが、もともと牧羊犬として飼われていた頃は、根元から断尾をするのが一般的でした。

その理由は、これもはっきりとしたことはわかりませんが、次のような理由がよく言われているようです。

・牧場のゲートなどにしっぽを挟まれるのを避けるため。
・羊が他の動物などの襲われた時に、それを守るオーストラリアン・シェパードがしっぽを噛まれてダメージを
 追わないようにさせるため。
・当時、オーストラリアン・シェパードはしっぽの長さがマチマチで、これを根元から断尾することで統一した
 オーストラリアン・シェパードの形を確立するため。
・ボーダーコリーとくべつするため。

などなどです。

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さて、このようにアメリカで牧羊犬として改良されてきたオーストラリアン・シェパードですから、その頭の良さ、運動能力の高さは素晴らしく、現在では活躍の場を、羊のいる牧場から、アジリティーなどのスポーツドッグとして競技の場へ移しています。

また、その訓練性の良さ、状況判断能力の高さから、聴導犬や救助犬、麻薬探知犬や介助犬としても活躍しています。

それは、しっかりとしつければ、家庭犬としてもとても優秀な犬になり得るということです。

ただし、賢さと運動能力の高さは、しっかりとしつけられないときは、問題犬になりかねない素質も持っているとも言えます。そう言う意味では、単にかわいいから、かっこいいから、という理由だけでこの犬を迎えるのは避けるべきです。

逆に、しっかりとこの犬と向かい合い、この犬がしっかりと服従して、信頼されるリーダーとなれる飼い主さんにとっては、他の犬種では味わうことができないような満足感を与えてくれる可能性のある犬種と言っても良いでしょう。

オーストラリアン・シェパードの性格についてご紹介しているページもありますので、ご覧になってみてください

▼オーストラリアン・シェパード メニュー

▼犬種の特徴-紹介犬種一覧のページへ

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