狆(ちん)ってどんな犬?

狆(ちん)という犬種、ご存知の方も多いと思います。

いわゆる鼻ぺちゃ系、短頭種、短吻種と言われる系統の犬種で、JKCの規定では体高が25cm前後と小型の犬です。

毛色は白地に黒、または赤の斑模様が入っています。

このページでは狆の写真は掲載していませんが、下にグーグルの画像検索での狆の検索結果へのリンクがありますので、ご覧になってみてください。

▼狆の画像検索結果

狆(ちん)は、一昔、というより二昔よりも以前には、けっこうよく見た犬種のように思います。しかし、最近は、狆を見かけるの稀になってきたように思います。

JKCの登録数で見ると、ピークは1200頭を超えていましたが、最近は、600頭台で、登録数の順位では、ここ10年ぐらいは30位前後となっています。

▼狆(ちん)登録数順位、登録数、JKC総登録数

  • 2015年 30位 642頭 JKC総登録数:301605頭
  • 2010年 31位 805頭 JKC総登録数:392958頭
  • 2005年 34位 955頭 JKC総登録数:554151頭
  • 2000年 43位 547頭 JKC総登録数:447978頭

(※下のグラフのブルーのJKC総登録数は、表示の都合上実際の数字の1/500となっています。)

data-chin

*データはJKCの公開データからの引用です。

JKCでの狆の登録数は2008年をピークに現在はその半分程度になっていますが、全体の登録数が減っているので、順位は、上がっています。狆は常に一定の人気を保っているのがわかりますね。

実はこの狆は、けっこう古くからの日本原産の犬種なのです。狆と漢字で書くくらいですから、知っている方も多いかもしれませんね。

ただ、日本犬と言えば、柴犬や秋田犬などのようないわゆる日本犬らしいスタイル、体形の犬がすぐに思い浮かぶと思うのですが、狆を思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか。

一般の日本犬とは違い、長く美しい毛並み、鼻ぺちゃな顔、小柄な体系をしていて、ペキニーズに似た容姿をしているのが狆です。

実際に狆も、もともとはペキニーズと同様に、チベット原産の犬種が日本に入り日本で作られてきた犬種と言われています。

ただし、他の一般的な日本犬と狆との違いは、その飼われ方です。今でこそ、柴犬や甲斐犬、秋田犬などもペットとして、家庭犬として飼われることが多いと思います。しかし、これらの犬種は、もともとは猟犬や番犬として人間と暮らしてきました。

しかし、狆の場合は違います。

他の日本犬と違い、狆は最初から現在で言う愛玩犬として日本の中で育ってきたのです。

従って、狆は日本原産の犬とはいえ、他の日本犬とは性格、気質も全く違う犬種なのです。

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狆の性格

一般的な日本犬の特徴は、飼い主だけには極めて忠実で従順だけど、飼い主以外の人間にはなつきにくく、常に警戒心を持って接する、というものです。

しかし、狆の性格はそういった一般の日本犬とは全く違うものです。

狆は、日本でも古くから抱き犬、座敷犬として大事にされ、愛されてきた犬種です。

従って、基本的には飼い主以外の人間や他の犬にも、強い警戒心を持たずに、友好的に接するおとなしい温厚な性格の犬種です。

もちろん、狆もそれぞれの狆が個性を持っているので、10頭の狆がいれば、10通りの性格の狆がいるでしょう。

また、気質の荒い狆もなかにはいるでしょう。

しかし、一般的には狆は愛玩犬らしい、誰にでも友好的な温厚な性格といわれており、それは、決して間違いではないと思います。

少なくとも、実際にペット・トライアングルのリアルショップであるLOVEDOGに来る狆からもそう感じます。

これは、狆がもともと愛玩犬として日本に入り、愛玩犬として大事にされてきた歴史により、掲載されている、基本的な狆の性格的なものだと思われます。

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狆の歴史

狆は日本原産の犬種です。しかし、もともとは中国あるいは朝鮮半島から入ってきたのも間違いではないでしょう。

では、狆はいつ日本に入ってきたのか?

それについては、いくつかの説があるようで今となっては、正確なところはわかりません。

古いものでは、西暦520年ぐらいに仏教の布教者が中国から持ち込んだという説もるようですが、「続日本記」には西暦732年に犬らしきものが新羅つまり朝鮮半島から日本の朝廷に献上されたという記録があるようで、それが狆ではないか、という説もあります。

また、それらは現在の狆の祖先犬ではなく、現在の狆の祖先犬は、ポルトガル人がマカオから連れてきたペキニーズがもとで、それを日本で改良したのが狆である、という説もあるようです。

ただ、すでに江戸時代には狆の元となる犬が日本に存在してたのは確かなようで、特に徳川幕府第5代将軍徳川綱吉は犬公方とも呼ばれるように犬が大好きで、綱吉が飼っていた犬が狆だと言われています。

綱吉が制定した生類憐みの令では、特に犬が保護されていたと言われています。

また、かの江戸城大奥や吉原の遊郭でも狆が抱き犬、座敷犬として飼われ、大事にされていたとも言われています。従って、当時すでに狆を繁殖する今でいうブリーダーのような存在もあったようで、狆は日本で初めて独自に作られた犬種であり、繁殖された犬種でもあるようです。

また、名前の狆は、「小さい犬」がだんだん省略され、「ちぬ」となり、それがなまって「ちん」になったと言われているようです。

つまり当時は小さい犬を狆と言っていたようで、現在の狆とは、必ずしも同じではなかったのかもしれません。

このように、少なくとも江戸時代から、もしかしたら奈良時代から日本で愛玩犬として飼われてきた日本古来で、当時は唯一の愛玩犬であった狆ですが、日本が開国され、外国から洋犬が入ってくるようになると、その地位が変化していきました。

愛玩犬としての人気は次第に洋犬に移っていき、飼われる狆も次第に減少してしまい、一時は見るのが珍しい犬種になってしまいました。

しかし、当時すでに狆は海外へも渡っていたようです。日本を開国させた黒船のペリーが、狆を日本から4頭連れていき、そのうちの2頭が犬好きで知られたイギリスのビクトリア女王の手に渡り、イギリスでは1870年には狆がジャパニーズ・パグとして公認されていたそうなのです。

その後、海外での狆の名称は、ジャパニーズ・スパニエル、そしてジャパニーズ・チンと変更されてきましたが、日本で減少した狆は欧米など海外でより洗練した犬として部リーディングされていました。

戦中・戦後に激減した日本原産の犬である狆は、今度は海外から逆輸入と言う形で日本に入れられ、再び、日本でも一定の人気を持つ愛玩犬として現在に至っているのです。

こういった狆の歴史を知ると、狆を見かけた時の狆を見る目が、少し感慨深くなるのではないでしょうか。

日本原産の唯一の愛玩犬、それが狆という犬種なのです。

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