犬のストレスで、その場でのストレスというよりは、ストレスの要因となり得ることがあります。

犬の散歩です。

といっても、ここでは、犬の散歩の仕方ということではなく、犬の散歩にいつ行くか、どこを歩くか、という点に関してです。

もしかしたら、犬の散歩は、毎日決まった時間に、決まったコースを散歩する、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しつけの面では、毎日同じコースを散歩するのは問題ありますが、とりあえず、それは置いておけば、これ自体問題ではないかもしれません。

必ず毎日決まった時間に散歩できて、必ず毎日同じコースを散歩できるのであれば、いいのでしょう。

すでに定年を迎えた方などは、もしかしたら、それが出来るのかもしれません。

でもなんらかの事情で、その決まった時間に散歩できない、決まったコースで散歩できない、ということが絶対にないとは言えません。

ストレスがかかるのは、この時なのです。

毎日決まった時間に散歩をしていれば、犬はその時間になれば散歩に行くものと思い、中には早く散歩に行こうと言わんばかりに、その時間が近づくと吠えだす犬もいるでしょう。

そんな犬の場合、もし、なんらかの事情で飼い主さんがその時間に散歩が出来ない場合、それは、その犬のとっては、かなりのストレスとなってしまいます。

同じように、いつもの散歩コースが、工事など、なんらかの理由で散歩出来ないと、やはり犬の取ってはストレスとなり得ます。

リーダーウォークの出来ない犬、つまり犬が飼い主よりも先行して歩くような場合、決まった散歩コースがあれば、そのコースを、犬は自分の縄張りだと意識してきます。

つまり散歩は言わば、その自分の縄張りを巡回して見回るという犬の仕事になってきます。

これは、犬の本能的な行動にもなるので、それが出来なければ、犬は相当なストレスを感じる場合もあるでしょう。

従って、そういったストレスを犬に与えないためにも、犬の散歩の時間は決めない、早朝に行く日もあれば、10時ぐらいに行く日もある、昼間行く日もあれば、夕方の日もある、午前と午後に行く日もあれば、午前だけ、午後だけの日もある、天気の悪い日は、散歩に行かない日もある、など、散歩に行く時間、回数、行くか行かないかを毎日変えてあげると、犬は、散歩に行けない、というストレスを感じることはなくなるでしょう。

ただし、排せつを散歩でさせている場合は、難しいこともあるでしょう。

そういったことからも、散歩での排せつはさせない、家の犬用のトイレでさせるようにしつけることがとても有効になってくるのです。

また、散歩のコースも、その日によって、飼い主さんの気が向くままに違ったコースにする、例えば、昨日は右に行ったから今日は左に行こう、今日は昨日と反対の方へ行ってみようか、など。

また、その日の散歩コースをあらかじめ決めないで、曲がり角ごとに、飼い主さんがその場で行く方向を決める、というのも良いでしょう。

また、しつけの基本となる散歩でのリーダーウォークを犬にさせやすくするためにも、散歩のコースを決めないことが有効です。

もし、毎日決まった時間、決まったコースで犬の散歩をしている方は、一度、こういったことも考えてみてほしいと思います。愛犬のために。