犬をどこでどのように飼う?

犬を飼うときに室内で飼うのか、屋外で飼うのか。そして、犬を自由にさせて飼うのか、それとも専用のケージを用意してあげるのか。犬をどこでどう飼うかによって、犬の意識、ストレス、そしてしつけの入りやすさも大きく変わってきます。家族の一員として迎える犬であれば、例え大型犬でも室内で。またよかれと思われやすい犬の放し飼いが犬に大きなストレスを与えていることを知っていますか?

ユミカユミカ

最近はあんまり外で飼われている犬を見なくなってきたわね。


マコトマコト

そうだね。昔は犬は番犬として外で飼われることが多かったみたいだけど、今は犬も家族の一員として迎えられるから室内で飼われることが多くなってきたんだ。いいことだよね。


ユミカユミカ

でも柴犬なんかの日本犬や大型犬はまだ外で飼われている犬も多いようだけどね。


マコトマコト

ホントは柴犬でも大型犬も室内で飼ってあげるべきなんだよ。家族なんだから。それに室内できちんと飼ってあげないとしつけも入りにくいんだ。


ユミカユミカ

でも大型犬を室内で飼うのは大変じゃないの?


マコトマコト

まあ、多少のスペースはいるけどね。でも犬が入るぐらいのケージがおけるぐらいのスペースさえあれば問題ないんだ。


ユミカユミカ

でもそんな狭いところに入れていたらかわいそうじゃないの?


マコトマコト

そう思っている人も多いみたいだけど、それは全く反対なんだよ。

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犬を飼うのは室内?それとも屋外?

犬の飼う場所は、まず単純に、室内飼いか、外飼いか、ということになります。それぞれのご家庭の事情や考え方でお決めいただくことになるかと思いますが、ペット・トライアングルでは、小型、大型、または犬種にかかわらず室内飼いを推奨しています。

基本的に雨風を妨げてあげたり、外でも環境を整えてあげれば、犬は全く問題ないかもしれません。むしろ外飼いのほうが、犬自身の抵抗力は強くなり、たくましくなるかもしれません。でも、それが現代のペットとして、家族の一員のとしての犬にとって、良いかどうかは別です。

犬を外で飼うとどうしても、まわりの音や気配を直接感じてしまうので、家に近づく人や犬に吠えやすくなったりして、いわゆる番犬になってしまいがちです。番犬となった犬は、常に周りの気配を気にするようになり、安心して休む時間がとりにくくなり、常にストレスがかかった状態となります。

同時に、縄張りを守ろうという野性的な本能が強く出てきてしまうため、吠えやすくなったり、攻撃的になってきやすくなります。

結果的に、家庭犬としてのしつけも室内飼いに比べて、かなり入りにくくなってしまいます

私たちは、犬のしつけは、しつけ方の問題だけでなく、犬の飼い方=飼育環境とペアでなければいけない、と考えています。
適切な飼育環境のもとで、適切にしつけトレーニングをすれば、犬との生活がより楽に、楽しくなると考えています。

しつけ方の基本となる「犬のリーダーになる」でのしつけ方法は、室内飼いとのペアで行うことにより効率的なしつけが行えることになります。

大型犬でも、また柴犬などの日本犬でも、室内で飼うべきだと考えています。

また、それ以前の問題として、ペットとして家族の一員として犬を迎えるのであれば、その犬は室内で一緒に暮らしてあげるべきではないでしょうか。

ただし、ここで言っている室内飼いは、多くの方が考えるであろう室内飼いとは少し違うかもしれません。私たちの考える室内飼いは、室内を犬が自由に動けるようにするということではないのです。

ユミカユミカ

室内だったら、犬も自由にできていいかもしれないわね。


マコトマコト

そう思っている人が多いみたいだけど、それは全く逆なんだ。


ユミカユミカ

え~、どういうこと?


マコトマコト

犬を室内をフリーにさせていると結果的に犬に大きなストレスを与えることになるんだ。


ユミカユミカ

なんで?自由にしている方がストレスないんじゃないの?


マコトマコト

いいや、そうじゃなんだ。犬を室内で自由にさせるということは、ここはお前の縄張りだから、しっかり守れ、と犬に言っているのと同じなんだ。そうなると犬はどういう行動を取ると思う?

放し飼いは犬に強いストレスを与えることになる!

室内飼いというと、家の中を犬が自由に動き回っているというイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。

でも、私たちが推奨するのは、まずは室内でのケージ飼いです。ケージについては、犬の寝床として次のページでも書いているので、ここでは簡単に書きますが、推奨するケージの大きさは犬が体を回転させられるぐらいで、周囲がなるべく見えない、狭くて、暗いケージです。

と書くと、犬のためを考えたら、そんな狭いケージで飼うなんてかわいそう、室内を自由に動ける放し飼いにしてあげるのが犬のためなんじゃないか、と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、実は、放し飼いがもっとも犬にストレスを与える原因になるのです。そして、放し飼いすることにより、基本となる人間社会で生活するためのルールを覚えさせること、つまりしつけも難しくなるのです。

ただし、まずケージ飼いで、しっかりと飼い主さんとの信頼関係と服従服従関係を築いて基本的なしつけも身に付け、飼い主さんが犬の絶対的なリーダーとして信頼される関係が出来てからであれば、飼い主さんがいるときは室内で放し飼いにしても良いと思います。

信頼する飼い主さんがいれば、ケージの外でも犬は安心していられます。不振な物音がしても、信頼できる頼もしい飼い主さんがいるので、自分が騒ぐ必要もありません。犬と飼い主さんの主従関係と信頼関係が築ければ、室内で放し飼いでもまったく問題ない犬になってくれるでしょう。[/show_more]

ではなぜ最初から放し飼いにしないほうが良いのでしょうか?

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犬にテリトリー(縄張り)を作らせない

犬は本能的に、自分の自由に動ける場所を自分の場所、いわゆるテリトリーと考えます。したがって、室内でも犬が自由に動ける場所は自分のテリトリーとなります。

そして、最初から犬が室内を自由にできるようなご家庭では、ほとんどの場合、犬はとてもかわいい存在として育てられます。そして、かわいい犬として、あまりしつけをされずに飼われていることが多いように感じます。もちろん、しっかりとしつけをされている方も少なからずいらっしゃるとは思いますが。

その場合、これもほとんどの場合、犬がリーダー意識を持つようになってしまいます。つまり、犬がその家庭の中で、自分が一番、と思ってしまうようになるのです。

そんなリーダー意識を持った犬が室内で自分が自由に動けるところを自分たちのテリトリーだと考えれば、リーダーたる犬はその自分たちのテリトリーを本能的に守ろうとする意識が生まれます。

リーダーである犬が、仲間の、そして自分より下の位置にある人間の家族を守ろうとすることにもなります。

したがって、家の外で何かの気配や音がしたり、また家に近づく、あるいは入ってくる人間がいれば、それに対して威嚇するために吠えたり、場合によっては攻撃するようになります。

そして、常に自分たちのテリトリーに近づこうとするものはいないか、耳を澄まして神経を尖らせている必要があります。

したがって、犬が安心して休める時間はほとんどなくなることになってしまうのです。

そして、その範囲が広ければ広いほど、犬はいろいろなところを警戒しなくてはいけないため、休める時間もより少なくなって、ストレスがどんどんたまることになってしまいます。

今書いているのは、室内での場合ですが、これが、室外、つまり庭に放し飼いにされたらどうでしょうか?

庭を自由に動き回れる犬は、一見、自由でストレス知らずのように見えます。

でも実際には、犬にとっては、「そこはお前に任せたぞ、しっかりと守れよ」 と言われたようなもので、家の敷地に近づく犬や人間、時には車や自転車にも吠えるようになってしまいます。

もともと番犬は、犬のその本能を利用しているのですが、番犬目的ではなくても、庭を自由に動き回れる犬は、番犬と同じような本能を強く出していくことになってしまいます。

結果的に、犬を庭で放し飼いにすることにより、犬には大きなストレスが常時かかることになり、いつも警戒しながらすぐに吠える犬になりやすくなってしまう、ということになります。

つまり、リーダー意識を持つ犬が、室内でさえも、自由にできるスペースがあればあるほど、ストレスは大きくなり、ましてや庭で放し飼いということになれば、かわいそうなくらいのストレスを犬に与えることになってしまいます。

だから、室内でのまず最初はケージ飼いを推奨するのです。

もちろん、飼い主さんやそのご家族の犬に対する接し方や、犬のもともと持っている性格によっては、室内の放し飼いでも、庭での話し飼いでも、とてもおりこうさんに育つ犬もいるでしょう。

でも、多くの室内での放し飼いのケースでは、上のようなストレスをかかえて、よく吠える犬になってしまっているように思います。

犬に縄張り意識を持たせないためにも、最初は室内でも自由に出来るスペースを与えないようにしてあげるのです。

ユミカユミカ

なるほどね。縄張りが出来たらそれを守ろうとするのが犬の本能なのね。そうなると吠えたり、攻撃的になったりする犬もいるかもしれないわね。


マコトマコト

その通り。


ユミカユミカ

でも、犬をケージに閉じ込めておくのも可哀想なんじゃないの?


マコトマコト

それも全く逆なんだよ。例えば、野生の動物なんかも、普段はその中で過ごす動物もいるよね。特に弱い立場の動物は。それは穴の中なら安全で安心して休めるからだろ。それと同じように犬が一番安心して休めるのはしっかりと囲われた狭いところなんだ。だから、ケージは犬を閉じ込める場所ではなくて、犬が安心して休める場所になるんだよ。

ケージは閉じ込めるところではなく、安心して犬が休める場所

犬に縄張りを与えない代わりに、しっかりと安心して休める場所を与えてあげる、それがケージです。

狭くて暗いケージで過ごすと言うことが身につけば、それは犬にとって最も安心して休める場所ができたことを意味するのです。

ゆっくりと休むことができる場所があるだけでも、犬のストレスはかなり解消されて、吠えたりすることも少なくなります。

例えば、ペット・トライアングルでの家庭犬トレーニングに来る犬にも、吠えて困る、ということでお預かりする犬もたくさんいます。

その場合も、ほぼすべてのケースが放し飼いです。そして、こちらで体の大きさにあったケージで過ごさせてゆっくりと休ませると、、トレーニングを始める前にすでに、吠えるのが直る犬も中にはいます。

使用するケージは犬が中で体を回転させられる程度のプラスティックのケージ(犬を輸送用のバリケンまたはペットキャリー)です。

このように、犬にとっては、土に掘った穴のような、暗くて狭い、囲われたスペースが最も安心できる場所であり、そのような場所を与えてあげることが犬にストレスを与えないためにもとても重要になるのです。

ケージで飼ってあげることによって、躾けも入りやすくなり、そしてトイレを別に作ってあげれば、トイレのしつけもやりやすくなるのです。

このように、最初はケージ飼いをしながら、別のページで書いているような家庭犬トレーニングを行えば、少なくとも飼い主さんがいれば、ケージから出しても、いたずらすることなく落ち着いていられる犬に育てることができます。

そうなればケージから出ているときも、リーダーとして信頼する飼い主さんがいるので犬が周りを警戒する必要がなくなり、周りの気配や音に気を使う必要もなく、つまりストレスがかかることもなく、ゆったりと心穏やかに過ごすことができるようになります。

最初はケージ飼いをしながら、しっかりと犬との主従関係と信頼関係を築き、それができれば、犬をケージから出す時間も作り、犬との楽しい生活ができるようにしていくことを強く推奨いたします。

ユミカユミカ

なるほどね。ケージは犬を閉じ込める場所ではなくて、犬が安心して休める場所なのね。


マコトマコト

そうなんだ。そういう場所を作ってあげるという意味でもケージを与えるのは大切なんだよ。


ユミカユミカ

でもケージと言ってもいろいろなのがあるけど、どんなケージがいいの?


マコトマコト

それじゃ、次のページで犬にとって安心できるケージについて書いているので見てみようか。

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犬の飼い方メニュー

  1. 犬を飼う心構え
  2. 犬をどこでどのように飼う?
  3. 犬のハウス(寝床)
  4. 犬のトイレ
  5. 犬の運動とコミュニケーション
  6. 犬の食事

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