子犬を迎えて1週間からの子犬の飼い方

ここからすでに具体的なしつけのスタートです!

子犬さて、子犬を迎えてから1週間が過ぎ、やっと子犬と触れ合うことができるようになりました。

でも、子犬と遊ぶと言う感覚は持たずに、ここからすでにしつけを始めるという意識で、愛情を持って、子犬をりっぱな家庭犬に育てていくと言う気持ちを強く持ち、接して欲しいと思います。

ただし、本格的なスポーツドッグにしたい、またはドッグショーや犬の展覧会で賞を取れる犬に育てたいと言う場合は、家庭犬として育てるのとはまた違ってきます。ここでは、あくまでも家族の一員として普通に暮らす家庭犬を育てると言う前提でお話していますので、ご了承下さい。

さて、犬と一緒に過ごせる時間が出来たからと言って、1日中、犬をかまうことのないように注意してください。

子犬と触れ合って過ごす時間は1回当たり、長くても20分ぐらいにしておいた方が良いでしょう。一度にそれ以上犬と過ごしても、犬は一緒にいる人間との集中力がなくなり、勝手なことをしたくなったりしてきます。また、小さな子犬を休ませると言う意味からも20分ぐらいがちょうどいいと思います。

接し方は、子犬に愛情を持って、優しく体を撫でながら、なるべく子犬が勝手なところへ行かないようにします。優しく接しながら、「私はいつも、そしていつまでもあなたの味方、あなたの生涯に責任をもって育てていくからね」、ということを子犬と、そしてあなた自身に言い聞かせるつもりで心に刻んでください。

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子犬には常に優しく声をかける

子犬へ声をかける時は、必ず優しい声で、飼い主さんの声が聞こえる=うれしい と言う感情も育てる気持ちで声をかけてください。

犬と接するときには、常に優しく犬に声をかけることが重要です。

子犬がいたずらや困ったことをしても、決して声で怒らないでください。声で怒ると、飼い主さんの声が聞こえると、萎縮するようにもなりかねません。

よく使われる「いけない」、「ダメ」、「ノー」も言わないでください。

特に、子犬の名前を怒った声で呼ぶのは厳禁です。そうされると子犬は自分の名前を呼ばれるたびに、また怒られたと思うようになってしまいます。

子犬に声をかけるときは、常に優しく、子犬の名前を呼ぶときも、できるだけ優しく呼んでであげてください。

子犬を怒らなくていいように室内など飼育環境を整える

もし、やってほしくないことを子犬がしたときには、必ず黙って、行動で、それはいけないということを子犬に伝えます。

でもリーダーウォークトレーニングが始められる生後3か月までは、子犬にやらせたくないことは、予め出来ないような環境にすることを心がけてください。

例えば、おしっこをしてほしくないのであれば、ハウスから出すときは必ず子犬がおしっこをしても良い場所で、またトイレシートを敷き詰めるなどおしっこをしても大丈夫なようなところに出してあげてください。

予め、子犬を怒るような場面はどんな時か想定して、怒らなくていいような飼育環境を整えてあげてください。

子犬には声ではなく行動で教える

では、それでも怒るような場面になってしまったらどうするか?

あくまでも声で怒ることは厳禁、その代わりに行動で示します。

具体的には子犬の頭の後ろの首のところを手で掴んで、つるします。よく、ライオンなどが子犬を加える場所です。

子犬がかわいそうに見えるかもしれませんが、首筋を掴んで吊るすのは、ごく自然な行為であり、またこの場所は犬も痛みを感じることはありません。子犬の服従性を育てるためのひとつの行為なのです。

それでも抵抗する場合は、首の後ろを掴んだまま、床におろして、今度は掴んだ首根っこを床に押し付けていきます。

このときは、優しく声をかけながら、子犬を押さえ、掴んでない方の手で子犬を撫でながら行います。

このように、子犬を怒るような場面では、絶対に声では怒らず、最初は黙って行動で、その後声を優しくかけながら、子犬に行動でプレッシャーを与えていきます。

決して、行動での怖い印象だけを与えるのではなく、必ずそのプレッシャーによるストレスを解消するように優しく声をかけながら行い、おとなしくなってプレッシャーをはずした後は、優しく声をかけ続けながら、今度はしっかりと十分以上の時間をかけて(具体的には3~5分以上)体を撫でてあげて、その場で子犬のストレスを十分に解消してあげます。

子犬のしつけトレーニングを始める

子犬が新しい環境や新しい飼い主さんになれてきて、緊張せずに接してくれるようになったら、さっそくしつけトレーニングを始めましょう。

座った状態(いすに座っても、床に直接座ってもけっこうです)で、子犬を太ももの間に頭を人間のお腹側に仰向けにして子犬のお腹をさすったり、また足先やお尻、しっぽの先まで、体中を触ってあげます。子犬の仰向け抱っこトレーニングです。

抵抗しても、優しく、かつある程度強引に仰向けの状態を維持させて頭からしっぽや足の先までを優しくさすったりして触っていきます。口の中へも指を入れて歯や歯茎を触ります。強く抵抗すればするほど、優しく撫でる時間も多くしてあげます。また、あまり抵抗が激しいときは、あまり強引にはせずに、普通に子犬が座った状態でまず体中を撫でてあげるところからやり直し、そこからまた仰向けにして撫でられるように少しづつ変えていきます。

仰向けにしてお腹を撫でることにより、すでに服従性を育てる基礎を作り始め、また足先やお尻、しっぽなどを触ることにより、どこを触っても嫌がらず、抵抗しない犬に育てていきます。これは、犬の爪切り、歯磨き、またシャンプーなどで抵抗しないで出来るための準備でもあります。

もしこの時にアマ噛みしてくるようであれば、すぐに子犬の首の部分を後ろから強く掴み、仰向けにさせて止めさせます。そして、首を掴み押さえ込みながらも、子犬に優しく声をかけ、お腹を優しく何回も撫でてあげます。

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*ジャーマンシェパードの子犬で上記の内容を行った動画をご参考までに掲載しておきます。
小さい犬でも、やり方はまったく同じです。
*他の犬の声なども入っていて尾聞き苦しい部分もあるかと思いますが、ご了承をお願いいたします。


首を掴んで吊るす

首を掴んで床に押さえる

仰向け抱っこ

足先、爪を触る


アマ噛みは絶対にさせない!!

前記の方法でもアマ噛みやめない時は、次のように止めさせます。

チェーンカラーをあらかじめつけそれにリードを付けておきます。そしてわざとアマ噛みするようにさせ、アマ噛みをしたらリードで軽く、しかししっかりと鋭くショックをかけてアマ噛みを止めます。この方法で必ずアマ噛みはやめさせられます。

子犬だからといっても、どんな場合でも、アマ噛みは必ず止めさせるようにしてください。

歯が抜け替わるから仕方がない、と思われている方もいらっしゃるようですが、そんなことはまったくありません。アマ噛みは絶対にさせてはいけません。

犬によっては、最初はアマ噛みでも、噛むといやなことをされない、噛むと怖がられるというように、噛むことで自分が有利な立場に立てるということを覚えていくと、それが成長とともに本気咬みになってくる場合もあります。

犬の問題行動のところでも書いていますが、人に咬むという問題行動を一度起こしてしまったら、本格的な咬み癖がついてしまったら、それを直していくには、かなりの時間と人間の忍耐力が必要となります。程度や犬種によっては、具体的には柴犬やコーギーなどに咬み癖がつくと直せなくなる可能性も十分にあります。

念のため、前述のチェーンカラーとリードによるショックでアマ噛みを止めさせる方法をもう一度、少し詳しく説明しておきます。

あらかじめ首輪またはチェーンカラーにを付けてリードもつけておきます。そして、意識的に子犬にアマ噛みをさせるようにします。

アマ噛みをしたら、またできればアマ噛みをしそうになったらリードで素早く鋭い、子犬を驚かすようなショックをかけて止めさせます。適切なリードでのショックであれば、必ず子犬は驚いてアマ噛みを止めます。

ただし、ここでも決して、子犬に対して怖いだけの印象を与えないようにします。リードでのショックの直後に、優しく声をかけながらしっかりと十分以上にそのストレスを解消する時間(具体的には3~5分以上)撫でてフォローします。

リードでのショックと直後のフォローによって、やってはいけないことをしっかりと子犬に教えながらも、飼い主さんと一緒にいれば子犬は安心していられる、飼い主さんは頼りになる存在であると言うことを教えていくことができます。

しつけは、たとえ生後2ヶ月であろうと、子犬を迎えた瞬間からすでにスタートしているのです。

子犬を叩くのは厳禁!服従心と信頼感を育むことでしつける

ただし、大型犬の子犬でも、頭を叩いたりするなどはしないでください。頭を叩いていると、人間が手を上げるとすぐに逃げたり、頭をすくめる癖がついたり、また飼い主に対する恐怖心がついてしまう可能性があります。また、防衛本能から手を出されると咬むという行動を起こす可能性もあり、そうなると手を近づけるだけでもその手に噛み付いてくるようになることもあります。

あくまでも、怖さで従わせるのではなく、服従心と信頼感で従わせるようにすることが、家庭犬では重要です。

これはその後の本格的なトレーニング、最も基本となりかつ最も重要なしつけトレーニングであるリーダーウォークトレーニングにつながります。

犬のしつけの成否は飼い主さんの忍耐力で決まる

さて、太ももの上で仰向けにされてお腹を触られても抵抗しなくなったら、新しい飼い主さんに少しずつ心を開いてきたことになるので、この仰向け抱っこを最初のうちは1日何回か、また毎日続けます。

特に最初の1ヶ月ぐらいは、このように子犬に愛情を伝えると言う意識とともに、服従心を育てる意識で毎日何回か、繰り返し行うのが効果的です。

犬のしつけトレーニングは、単純なことを継続的に繰り返し、繰り返し行います。そこが重要あポイントですが、多くの飼い主さんが出来ないところでもあります。したがって、この時期のしつけトレーニングは、子犬のためでもあり、同時に飼い主さん自身のしつけを行っていくたえのトレーニングでもあるのです。

犬のしつけが成功するか否かは、飼い主さんが地道なトレーニングを繰り返し、繰り返し、継続的に忍耐強く続けていけるかで決まるのです。

ただし、仰向け抱っこは生後3ヶ月以降も毎日これを行っていくと、抱き癖がつくこともあるので、徐々に抱きかかえる回数は少なくしていきます。

子犬のワクチンプログラムが終わる生後3ヶ月目の2回目のワクチンの接種以降は、本格的なしつけトレーニングを開始します。(ただし、生後3ヶ月以降の子犬を迎えた場合は別です)

次の段階のしつけトレーニングは「犬のしつけ方3 犬のリーダーになる」のページで説明しているリーダーウォークトレーニングとなります。

でもその前に、まだ生後2ヶ月から生後3ヶ月の間で行っておきたいことがありますので、次のページでは、それについてお話します。

次のページは 子犬を人間社会に慣れさせる

前のページは 子犬を迎えて1週間まで

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▼子犬の迎え方メニュー

  1. 子犬を迎える前に
  2. 子犬を迎える準備
  3. 子犬を迎えて1週間まで
  4. 子犬を迎えて1週間から
  5. 子犬を人間社会に慣れさせる
  6. 子犬が生後3ヶ月を過ぎたら
  7. 子犬のトイレトレーニング
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