生後3ヶ月を過ぎたら

子犬は生後3か月で子犬のワクチンプログラムの最後のワクチンを接種します。接種後4~5日安静にすれば、やっと子犬が自分の足で地面を歩くことが解禁となるのです。では、子犬を外に連れて散歩に行こう、という気持ちはわかりますが、ちょっと待ってください。このタイミングでどうするかが、その後の言うの扱いやすさに大きく影響するのです。

ユミカユミカ

生後3か月でワクチンプログラムが終わったら、やっと子犬も自分の足で地面を歩けるようになるのね。


マコトマコト

そうだね、でもここで子犬を自由に歩かせないで、リーダーウォークトレーニングから始めると、その後のしつけもとても楽になるんだよ。


ユミカユミカ

生後3か月の子犬でもそんなトレーニング出来るの?


マコトマコト

ぜんぜん大丈夫だよ。それに、最初からリーダーウォークトレーニングをした犬は、飼い主にべったりとくっついて歩くようになりやすいんだ。それがその犬にとっての当たり前のことになるからね。

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いよいよ子犬のお散歩デビュー・・・でもちょっと待って!

子犬生後3ヶ月、2回目のワクチン接種をすれば、いよいよお散歩デビューが出来るようになります。ですが・・・ちょっと待ってください!

生後3ヶ月目に2回目(獣医さんによっては3回目の場合もあるようです)のワクチン接種を受けます。これで子犬のワクチンプログラムは終了で、いよいよ外で、子犬が自分の足でお散歩を出来る環境となります。【ただし、ワクチン接種後4~5日は完全に体の中で抗体を作ったり、副作用などの心配もあるので、なるべく運動的なことはさせずに、また外に出たり長時間の移動は避けるようにしてください。】

といっても、いきなり普通の犬のようにお散歩というのは避けて欲しいと思います。抱っこの散歩で外の環境に慣れていても、犬の性格によっては、まだ外に不安がありすぐに歩くことができない場合もあります。逆に、すぐに走り回ってしまう子もいます。

そこで、申し訳ありませんがお散歩をするという意識は持たないでください。

その代わりに、いよいよ子犬の本格的なしつけトレーニングが始められる、と考えてほしいのです。

子犬のしつけトレーニングの開始

しつけトレーニングのスタートはすでに室内から始まっていますが、外でのトレーニングのスタートはリーダーウォークトレーニングです。

リーダーウォークトレーニングの具体的な方法の詳細は、「犬のしつけ方3 犬のリーダーになる」のページで説明しているので、そちらを参考にして下さい。

ここでは、簡単にどういうことをやるのか、というを書いておきます。

リーダーウォークトレーニングとは?

リーダーウォークトレーニングとは脚側と言われる、一緒に歩く人間の横から後ろに犬がぴったりついて歩くようにさせるトレーニングです。

最初にこのトレーニングを行うことにより、犬と飼い主との信頼関係と服従関係を作り、その後のオスワリやマテなどのしつけが入りやすくなるのです。

リーダーウォークトレーニングの方法

あらかじめ、子犬に合ったチェーンカラーを用意してそれを子犬につけ、リードもつけておきます。

トレーニングの場所は、家の前などの障害物なしに、5m程度あるける場所で行います。なるべく人通りの少ないところが良いでしょう。

最初は子犬を抱っこしてトレーニング場所へ連れて行きます。

トレーニング場所に付いたら、子犬を静かに地面に降ろします。

初めての地面で動かない子犬もいるかもしれません。その時は、優しく声をかけながら、しっかりと子犬を撫で上げて子犬が安心できるようにしてあげてください。

元気な子犬で、降ろしたとたんに飼い主さんから離れていこうとするときは、リードでショックをかけて脅かしてください。

そうすると、子犬は驚いて止まるか飼い主の方へ戻ってきます。

その時は、リードのショックで驚いた子犬のストレスをしっかりと解消するようにやはり優しく声をかけながら、子犬の体を撫で上げて下さい。3~5分ぐらいはしっかりと撫でてください。

元気な子犬でも、これを多くても2~3回行うと飼い主さんから離れなくなります。

犬が足元から離れないようになったら、今度は飼い主さんが子犬から1歩離れて、子犬が離れた飼い主さんについてくるようにさせます。これを繰り返しながら、徐々に距離を伸ばしていきます。

最初は犬と対面しながらでもOKです。その場合は、徐々に普通に歩きながら飼い主さんお横に付くようにしていきます。

犬が横について歩いてくるようになれば、リーダーウォークの形となります。

これが出来てきたら、5m~10mぐらいの距離を何度も往復して、繰り返し、繰り返し、行います。これが、リーダーウォークトレーニングです。

リーダーウォークトレーニングを行いながら、オスワリとマテを教えていく

リーダーウォークが出来るようになってきたら、スワレ、マテも教えながら、それを交えてさらぶ繰り返し、繰り返し、行います。

まずはこれが確実にしっかりと出来るように繰り返し、繰り返し行うのです。これも教える飼い主さんの忍耐力が必要です。

最初のトレーニング場所で出来たら、ほかのところでも出来るようにしていきます。

リーダーウォークトレーニング、スワレ、マテが確実に、どんな場所でも、どんな状況でも、どんな時でも即座に出来るようになれば、まず日常生活で犬の問題で困ることはほとんどなくなります。

もちろん、これは子犬の時に教えなくても、後からでも、何歳になっても教えることはできます。

しかし、この時期から始めると、リーダーウォークが犬の当たり前として出来るようになり、その後の犬との生活がとても楽になるのです。

言葉だけだとわかりにくいと思うので、実際にリーダーウォークトレーニングを始めるところからリーダーウォークの形になるまでのの動画を載せておきます。ご覧になってみてください。

ただし、下の動画はすでに普通の散歩を経験している犬のトレーニング例となります。でも、やり方は全く同じです。

トレーニング前の散歩からリーダーウォークが出来るまでの動画

ペット・トライアングルのしつけトレーニングはリードでのショックと直後のフォローのペア、これのみで行います。リードでショックをかけた後は、すぐに優しく声をかけながら犬の体をしっかり撫で上げてリードでのショックによるストレスをしっかりと解消してあげます。この繰り返しによって、犬の飼い主さんに対する服従心を養うと同時に、飼い主さんへの信頼感を育て強くしていくのです。ここが重要なポイントになります。

上のリンクからの動画、特にトレーニング初日の動画の部分が重要なポイントとなります。

この方法でリードでのショックを使いながらでも、飼い主さんが”怖い”から言う事を聞くのではなく、飼い主さんを信頼して言うことを聞く犬に育てることが出来るのです。

上に紹介している動画は、リーダーウォークが出来るようになるまでの動画ですが、通常の2週間の動画も掲載しているので、時間があれば、いろいろと参考にしてください。

▼犬のトレーニング動画

▼2週間のトレーニング全動画公開中

外での排泄はさせないようにするけれど・・・

迎えてからトイレトレーニングをしていれば、散歩での排泄はすでにしない子犬もいるかと思います。

ただし人間もそうですが、犬も動くと排泄しやすくなる場合があります。室内で排便させていても、犬も生き物なのでトレーニング中に絶対にしないとは限りません。

もしトレーニング中にしてしまっても、犬を怒らずに淡々と処理をしてください。おしっこでも、うんちでも、排泄をしたときに怒ってしまうと、排泄をすること自体が怒られたと犬が思ってしまい、飼い主さんがいるところでは、排泄をしないようになってしまう場合もありますので。

リーダーウォークトレーニングで犬との主従関係と信頼関係を作る

あせらず、時間がかかっても、確実にリーダーウォークが出来るようにしていくことが、重要です。

リーダーウォークが出来るようになるまでの時間はそれほどかかりません。

ペット・トライアングルのラブドッグ店で行った犬の場合、強い噛み癖がある、極端にシャイである、などの犬を除けば、早ければしつけトレーニング初日に、遅くてもしつけトレーニング3日目ぐらいまでにはリーダーウォークが形になってきます。

もし、1週間でもできないようであれば、トレーニングのやり方、ほとんどの場合、リードでのショックのかけ方が適切でない可能性が濃厚となります。

詳細は、「犬のしつけ方3 犬のリーダーになる」のページをご覧ください。

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ユミカユミカ

まずはリーダーウォークが出来るようになるのが大事なのね。


マコトマコト

そうなんだ。でも重要なのは、リーダーウォークが出来るようになってから、それを繰り返し行っていくことなんだ。出来るとそれでやまちゃう人が多いんだけど、出来てからが本当のトレーニングの始まりなんだよ。同じことの繰り返しだから、つまらないかもしれないけど、そこが重要なんだ。


ユミカユミカ

だから忍耐力なのね。


マコトマコト

そう、前にも言ったけどしつけトレーニングが成功するかどうかは、教える飼い主さんの忍耐力にかかっているんだよ。

犬のしつけトレーニング=犬とのコミュニケーション

リーダーウォーク、そして“スワレ”、“マテ”が出来るようになれば、その後、散歩が出来るようになった時に、例えば、曲がり角や交差点では必ず“スワレ”、“マテ”をさせるなど、散歩の中で取り入れることにより、散歩での犬の注意を常に飼い主さんの行動(指示)に向けることも出来てきます。

また、さらに散歩の途中で急に止まったり、走ったり、歩くスピードを変えたり、急に方向を変えたりなど、変化をもたせることにより、散歩のときも常に犬が飼い主さんを注目しているようにしていきます。つまり自然に犬とのアイコンタクトが取れるようになっていくのです。

この繰り返しによって、リーダーウォークをしながら犬に指示を出す、犬が指示に従う、また犬は次の指示を待つ、ということがその犬にとっての自然な当たり前のこととなっていくのです。

これが犬とのコミュニケーションであり、こういった散歩であれば、たとえ15分の散歩でも、1時間淡々と犬が勝手に歩くような散歩よりも、犬を満足させてあげることが出来るのです。

このように散歩を始める前に、リーダーウォークトレーニングを通して、愛犬との主従関係と信頼関係をしっかりと作っていけば、その後のしつけもやりやすくなっていくのです。

犬のしつけトレーニングを行うことは、犬との最高のコミュニケーションとなるのです。

ユミカユミカ

飼い主さんにとってはしつけトレーニングだけど、犬にとっては最高の飼い主さんとのコミュニケーションであり、遊びの時間と言ってもいいのかもしれないわね。


マコトマコト

そうだね。犬にとっては、飼い主さんと触れ合う時間が一番うれしい時間だからね。

子犬のしつけトレーニングは終わりがない

生後半年を過ぎると、子犬とはいえ、体もかなりしっかりとしてきて、精神的にも成長してきます。人間の思春期と同様、子犬も反抗期的な行動を取る場合もあります。でもその場合も、決して気を緩めずにあくまでも飼い主さんが犬に対しての絶対的なリーダーであるべく、対応します。

生後半年ぐらいから生後1年ぐらいは最も子犬がやんちゃな時期となり、ちょっと気を緩めて犬の自由な行動を許容したりし始めると、気の強い犬は、リーダーの立場を逆転させようという犬もいます。そういう隙を与えないように、飼い主さんが絶対的なリーダーになることが重要です。

また、子犬の迎え方の最初のページで書いたように、家族の一人が頑張ってそのような対応をしていても、家族の中にひとりでも、犬にリーダーシップを取らせるような対応をする人がいると、なかなか家族も含めた飼い主さんが絶対的なリーダーになるのが難しくなる場合があります。

だから、家族全員が同じ態度と言葉で、犬をしっかりと育てるという意識を持つことが、とても重要になってくるのです。

生後半年から生後1年ぐらいまでは、体はどんどん大人になるけど、頭の中はまだまだ子犬と言う状態で一番扱いが大変な時期です。

だから、特に生後半年から1年までは頑張って欲しいと思います。でも、今まで書いてきたようなことを実行してそれ以前に犬との信頼関係と主従関係をしっかりと作り、飼い主さん、そしてそのご家族が、しっかりとした愛犬のリーダーになっていれば、生後半年を過ぎても、それほど大変な思いをしないで犬の1歳の誕生日を迎えられるものと思います。

大型犬の場合は、心身の成長が完了するのが3歳ぐらいとも言われていて、生後1年を過ぎても、さらに成長します。

それでも、生後1年を過ぎるとそれなりに落ち着いては着ますので、まずは、子犬を迎えてから生後1年までがひとつの区切りとして、頑張ってもらいたいと思います。

子犬の時期のしつけトレーニングはその後の犬との生活を楽しくしてくれる

もちろん、生後1年を過ぎても、5歳を過ぎても、10歳を過ぎても修正は出来ます。でも、せっかく小さな子犬を迎えたのであれば、早く、そして長く犬との楽しい生活を送ってほしいと思います。

子犬の生後1年までを頑張ることによって、その後の10~20年を、犬と楽しい生活をしていくことが出来るのです。

子犬のかわいさに負けないように、迎えるご家族の方全員が強い心と愛情で、子犬を迎えていただきたいと思います。

もし、そんなしつけをしたら子犬がかわいそうだと思ったら、2年先、5年先、10年先の犬との生活を考えて、どうなったら犬が幸せなのか、またどのように育ててしまったら犬が不幸になるのか、よく考えてみてください。

本当に犬を愛している方であれば、必ず、犬と楽しく暮らせる方向が見えてくると思います。

1頭の犬との生活は、人間にとっては人生の一部です。でもその犬にとっては、その飼い主さんとの生活が生涯の全てです。しかも、その生活の全ては、飼い主さんがどう育ててくれるかにかかっているのです。

犬を迎えると言うことは、犬と一緒に暮らすことによって、毎日が楽しくなければ意味がありません。犬を迎えたことが苦痛になるようなことになっては絶対にいけないと思います。

だから、ペット・トライアングルは、子犬を販売することよりも、その後の犬との生活がどうしたら楽しいものになるか、ということに重点をシフトするようになってきたのです。

これからも、もっとたくさんの方に犬との楽しい生活を体験していただきたいと願います。

ユミカユミカ

しつけトレーニングは飼い主さんにとっては、時間も労力もかかるのかもしれない。でも、それをやることによって、犬と暮らすことがすごく楽しく、そして楽になるし、トレーニングをすること自体も、犬と接する一番楽し時間にもなるのね。


マコトマコト

そうなってくれるように、僕も頑張っているんだ。犬を飼うからには、飼われた犬にとっても、迎える人間にとっても、一緒に暮らすことが、一緒にいる時間が、とても楽しいものになってほしいからね。

前のページは 子犬を人間社会に慣れさせる

★☆★ ペット・トライアングルの一押ししつけDVD
★私たちが唯一参考にしたペット・トライアングル一押しのDVDがあります。犬はしつけられても、どうやってしつけるかを飼い主さんに教えるのが私たちはまだまだ未熟だと思っています。その点で、経験と実績豊かな森田誠さんのDVDはよりわかりやすいと思います。犬のしつけに真剣に取り組みたい方には、とても役立つDVDです。ペット・トライアングルのサイトと併せてご覧になると、とても効果的ですので、下記のリンクからご覧になってみてください。

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★森田式犬のしつけ方法とは?

▼子犬の迎え方メニュー

  1. 子犬を迎える前に
  2. 子犬を迎える準備
  3. 子犬を迎えて1週間まで
  4. 子犬を迎えて1週間から
  5. 子犬を人間社会に慣れさせる
  6. 子犬が生後3ヶ月を過ぎたら
  7. 子犬のトイレトレーニング
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