犬にキシリトールはNG!

ドクターズアドバイスのぺピーニュースという無料雑誌をご存知ですか?ペット用品関連の通販雑誌ですが、獣医さんによく置いてあるので、見たり、利用されたことがある方も多いかと思います。このぺピーニュースの2007年春号の4ページに掲載されている「獣医師さんのひとくちコラム」で、意外に知らない人も多いのではないかな、という記事を見たので、簡単に内容を紹介したいと思います。

”「キシリトール」の話”で、簡単に言えば、人間には有効だとされているキシリトールですが、ワンちゃんにとっては”百害あって一利なし”とのことなんです。

まずキシリトールとは、ということですが、キシリトールという名前はおそらくほとんどの方がご存知かと思います。ガムのコマーシャルなどでもよく出てきますよね。

このキシリトール、人間にとっては有効なものと言われていますが、何が有効なのでしょうか。

キシリトールはキシロースという成分から合成された糖アルコールの一種で天然の代用甘味料として知られているそうです。簡単に言えば、甘味料のひとつということですね。

一般的に使われる甘味料といえば砂糖です。砂糖は、口の中に入ると、唾液の中の成分により口の中で消化されさらに口の中の細菌によって酸を産出するそうです。そして、その酸が虫歯の原因となるのだそうです。だから、一般に甘いものを食べると虫歯になるといわれているのですね。

ところが、キシリトールの場合は、口の中ではまだほとんど消化されず、したがって、虫歯の元となる酸も産出しません。キシリトールが消化されるのは、小腸へ入ってからとのこと。ということは、甘さは感じさせてくれるけど、虫歯の元にはならない甘味料ということです。

それに加えて、カロリーは砂糖の40%程度しかないということで、ダイエットにも利用できます。人間にとっては虫歯になりにくく、さらに砂糖の代替として、ダイエット効果も期待できる、優れた甘味料ということになります。

でも、この素晴らしいキシリトールも、ワンちゃんにとっては”百害あって一利なし”とは、どういうことでしょうか?

■スポンサーリンク

まず虫歯に対してのキシリトールの効果、この点はワンちゃんに対してはどうなのでしょうか。犬の唾液は、人間と成分が違うため、砂糖を食べても、口の中では消化されません。

したがって、元々犬は虫歯になりにくいのです。だから、砂糖でも、キシリトールでもそれが原因で虫歯になることはほとんどないそうです。

ですから、あえてキシリトールを使う必要はまったくありません。つまり人間の場合は、キシリトールによる虫歯予防効果は大きなメリットですが、ワンちゃんにとっては、まったくメリットにはならないということですね。

でも、これだけだったら、特に害になることはないように思いますが・・・。

人間にとってはまったく害のないキシリトールですが、犬の体内では、好ましくない作用をしてしまうのです。具体的に言えば、犬の場合、吸収されたキシリトールは体内でのインシュリンの分泌を強力に促進させる働きをしてしまうのです。

では、なぜインシュリンの分泌を促進させることがいけないのか、という点は次の通りです。

人間の世界では糖尿病が大きな社会問題となっています。この治療のひとつとしてインシュリンが使われています。インシュリンは血糖値を下げる作用があるのです。

しかし、必要以上のインシュリンは、血糖値を下げすぎてしまい、逆に低血糖状態にさせてしまいます。低血糖になると元気がなくなり、ぐったりとして、ひどくなるとケイレンが起こることもあるのです。

人間の場合は、こんな時には砂糖を食べ、口の中で消化させることにより、血糖値を短時間で引き上げることができるのですが、犬の場合は前述の通り、口の中では消化されないため、砂糖を食べても、すぐには効果は期待できません。

犬の場合は、直接ブドウ糖そのものを飲ませる必要があるそうなのです。

すなわち、犬の場合、キシリトールの摂取により、インシュリンの分泌を促進させてしまい、低血糖を引き起こしてしまう可能性があるのです。

この記事によると、実際にキシリトール入りの犬用ガムを大量に食べたレトリーバーが、低血糖性のケイレンを起こし、ブドウ糖の点滴により、回復はしたものの、低血糖状態が11時間も続いたそうです。

また、インシュリンにはグリコーゲンの合成を促進させる効果もあるそうで、肝臓に必要以上のグリコーゲンが貯蔵され肝障害を起こしたり、中性脂肪を増加させ体脂肪率を増加させる可能性もあるそうです。

■スポンサーリンク

まさに、キシリトールという人間にとっては有効な成分が、ワンちゃんにとっては”百害あって一利なし”ですね。

たとえ一度に大量に食べなくても、毎日少しづつキシリトールをとっていれば、ワンちゃんは常に低血糖気味の状態になることになり、将来的には肝障害を引き起こすことにもなりかねない、ということになります。

でも、実際にはキシリトール入りを売りにしているような犬用のガムは、今でもけっこう売っています。飼い主さんがしっかりとした知識を身に付け、選んであげる責任がありますね。

人間に良いからといって、ワンちゃんにも良いとは限らず、逆に悪影響の方が大きい食べ物もあるのです。

人間の血液をサラサラにするといわれる玉ねぎが、ワンちゃんには良くないのは有名ですね。でも、玉ねぎはペットショップでは売っていませんが、このキシリトール入りのガムは、まだまだペットショップでは、ワンちゃんに良いものとして、実際に売られているものです。宣伝文句に乗せられないように、気をつけてくださいね。

★ペット・トライアングルが唯一参考にしたフードを一切使用しない森田さんのしつけ法、犬のしつけに真剣に取り組みたい方に一押しのDVDです!

「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」 DVD 2枚セット

■スポンサーリンク

ad_b

犬に関するお役立ち情報 メニュー

  1. 犬の禁止食!
  2. 犬用ガムにご注意!
  3. 犬はキシリトールNG!
  4. フランスパンにご注意!
  5. 誤飲、誤食にご注意!
  6. サラの避妊手術
  7. 犬も病は気から
  8. 治療ミスで130万円
  9. 8種ワクチンは安心?
  10. 犬の混合ワクチン
  11. ドッグフードの表示について
  12. 動物由来感染症
  13. 個”犬”情報保護
  14. 犬とお出かけ
  15. 雨の日はご注意
  16. 生後6か月でもなつく?
  17. 名前で性格が変わる
  18. 犬の起源
  19. 犬の鼻、臭覚は
  20. 犬の耳、聴覚は
  21. 犬の眼、視覚は
  22. 犬のマズル、歯は
  23. 犬の年齢


☆ペット・トライアングルのコンテンツメニュー☆

▼犬と飼い主さんのためのコンテンツ

▼犬のしつけは誰でもできる!

▼市販の犬のしつけ教材

▼犬を勉強しよう!

▼良い物を安く便利に!

▼子犬のブリーダー直譲販売


【PR】
ペット保険・動物保険はアイペット手頃な保険料の手術のペット保険「うちの子ライト」