ワンちゃんはもともと肉食系の動物ですが、かなり雑食性が強いのが特徴です。ちょっと(かなり?)前までは、ワンちゃんのご飯といえば、ご飯と余りもの、または残り物のおかず、というのが一般的でしたが、今はドッグフードを買ってきて、それを与える、というのが一般的ではないでしょうか。

さて、このドッグフードですが、メーカーはいろいろとありますが、パッケージの表示については共通のルールがあるのをご存知でしょうか。いわゆるペットフードのパッケージへの表示については、1974年10月に公正取引委員会から官報公示された「ドッグフードの表示に関する公正競争規約」からルール化され、その後、何度か改正を繰り返し、2000年12月に「ペットフードの表示に関する公正競争規約」として改正されました。

この規約は、独占禁止法の適用除外なので、参加者の自主的な規制となっています。ペットフード公正取引協議会の会員については同協議会が、会員でない者については公正取引委員会が、調査、指導をしています。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ペットフードの表示のルールとはどのようなものか、簡単にご紹介します。

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「ペットフードの表示に関する公正競争規約」では、表示に際して必要となる表示項目だけでなく、表示項目表示に用いられる文字の大きさまで規制されています。参考までに文字の大きさは、日本工業規格、いわゆるJISで規定する8ポイントの活字以上、ただし、内容量500g以下の容器では6ポイント以上となっています。

さて、必要な表示項目に関しては、まず第一に「ドッグフード」、「キャットフード」、または「犬用」、「猫用」等、明確に対象とする動物の種類を表示する事です。単に対象となる動物の写真やイラストなどのみではいかないこととなっています。

基本的に「ドッグフード」は犬の必要栄養素に合わせて、「キャットフード」は猫の必要栄養素に合わせて作られています。したがって、このペットフードは犬用なのか、猫用なのかが明確にわかる必要がある、それだけ、この区別は重要だということです。

たまに、「うちのワンちゃんはキャットフードが好きなんです」というような話を聞きますが、基本的に犬には「ドッグフード」を与えるべきです。長期にわたってキャットフードだけを与えていると、栄養素のバランスが崩れ、体調を崩す可能性があります。

ちなみに、その逆、つまり猫に「ドッグフード」を与える事は厳禁です。ドッグフードには、猫の必須アミノ酸である”タウリン”が含まれていません。なぜなら、猫はタウリンを体内で合成できませんが、犬はタウリンを体内で合成することができるからです。

したがって、猫に「ドッグフード」を与え続ける事は、生死に関わる問題となるのです。ということで、まずはこのペットフードは、「犬用」なのか、「猫用」なのかが明確にわかるように文字で表示されている事が必要不可欠です。

次に表示すべき項目は、「ペットフードの目的」です。ペットフードには大きく分けて次の3種類ありますです。「総合栄養食」、「間食(おやつ/スナック)」、「そのほかの目的食」の3種類です。

「総合栄養食」は主食として与えることが出来るペットフードで、”栄養成分等の基準”を満たしたフードのみが表示できます。

「間食(おやつ/スナック)」はおやつやご褒美として時を選ばずに、限られた量を与えることを目的としたフードです。

「そのほかの目的食」は、特定の栄養素を補完する、調整する、または嗜好増進などを目的としたフードです。

また、「総合栄養食」についてはさらに、どの成長段階で与えるべきフードなのか、を同時に記載する必要があります。その成長段階の表示とは次の通りです。

①「妊娠/授乳期」、②「幼犬期/成長期またはグロース」、③「成犬期/維持期またはメンテナンス」です。

また、これら3段階の全てに対応した「全成長期またはオールステージ」の表示があります。

最近は「高齢犬用」と表示されているフードなどもありますね。原則として、その対象となるワンちゃんの成長段階に見合ったドッグフードを与えることが、適切な選択となりますので、ドッグフードを買うときは、成長段階の表示をしっかりと確認しましょうね。

ということでペットフードに必要な表示として、第一に「犬用」か、「猫用」か、次にそのフードの「目的」と対象の「成長段階表示」ですが、そのほかに次の7項目の表示が必要です。

「内容量」、「給与方法」、「賞味期限または製造年月」、「成分」、「現材料名」、「原産国名」、そして最後に「事業者の氏名または名称及び住所」となります。

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ということで今回は、ペットフードの表示に関して話題にしました。ペットフードの表示を改めてご覧になってみて下さい。

このペットフード、「総合栄養食」であれば基本的にそれだけで他に与える必要はありませんが、ブリーダーさんの中には、肉を混ぜたり、野菜を混ぜたりして、独自のポリシーで工夫をしている方もいらっしゃいます。

また、一緒に”おから”を与えているブリーダーさんもけっこういるようです。給与表示つまり与える量についての表示もされていますが、一般にペットフードに表示される給与量は、冬場を基準にしているようです。したがって、暑い夏場は、この量だと多い場合もあるようです。

この給与量を子犬であれば、2~3回に分けて、成犬であれば、1~2回に分けて与えますが、体調、また便の調子を見ながら調整します。例えば、便がゆるいときは、与えすぎの可能性があるので少し減らし、下痢ぎみのときなどは、1食完全に抜いてしまうのも調整方法のひとつです。

与えすぎず、不足にならないように気をつけましょう。また、子犬でも犬種や成長の仕方によっては早めに「成犬用」に切り替える、また高齢犬でも、少量しか食べられないワンちゃんには、少しでも栄養素が取れるように「子犬用」のフードを与えるなど、各成長段階のフードの特徴を理解した上で、状況に応じたフードを選択する、ということもできます。

では、ワンちゃんも、そして人間も、食べすぎにご注意下さいね。

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