ボーダーコリーを肌で感じた性格

ユミカ

ボーダーコリーって、スポーツドッグだから、けっこう気性の荒い子もいるみたいね。


マコト

スポーツドッグだからってことはないけど、確かにそうだね。でも、本来のボーダーコリーはとても優しく従順な性格なんだ。


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ボーダーコリーという犬種は、どういう性格を持つ犬なのか、ボーダーコリー専門のブリーダーさんとの話に加えて、300頭近くのボーダーコリーをお引渡ししたそのボーダーコリーとその飼い主さんからのお話、そして実際に私たちが飼っているボーダーコリーたち、ドッグトレーナーとしてトレーニングしてきたボーダーコリーたち、など実際に接してきたたくさんのボーダーコリーから自分の肌で直接感じたボーダーコリーの性格をご紹介します。

またボーダーコリーの性格には、ボーダーコリーの歴史的な背景も重要な要素となっていると思います。

その歴史的な要素も含めて、このページでは下記のボーダーコリーの性格メニューのような内容でボーダーコリーの性格をご紹介しています。

どんな犬種でもそうですが、ボーダーコリーにも、いろいろな性格の犬がいます。

そして、実際に触れ合う前に持っていた性格のイメージと、実際に触れ合ってみて感じる性格も全く違うことがあります。

ボーダーコリーに関しても、実際にボーダーコリーと触れ合うようになる前は、フリスビーなどの競技をする犬種というイメージで運動をさせるのも大変、普通の家庭で飼えるような性格の犬というイメージはありませんでした。

しかし、実際に自分でも接して、一緒に暮らすようになってみると、その性格の印象は一変しました。なんて飼いやすい犬なんだろう、今まで接した犬の中で、最も家庭犬にふさわしい性格を持つ犬なのではないか、と実感させるものでした。

本来のボーダーコリーは、とても人懐っこく、従順で優しいというのが、たくさんのボーダーコリーに触れて、実際に飼って子犬を生ませたりした中での、肌で感じた性格です。

ボーダーコリーの大きな特徴は状況把握能力の高さ

ボーダーコリーについて調べてみると、「ボーダーコリーを飼うには広い庭が必要、庭のない家やマンションではボーダーコリーを飼えない」、また、「ボーダーコリーは運動能力がありあまっているので、普通の犬のような散歩ではなく、長時間の散歩、十分に走らせたりしないといけない犬種である」ということが、よく書かれていました。

しかし、実際にボーダーコリーを飼ったり、触れ合ったりしていく中で、これらが全て間違いであることがはっきりとわかりました。

家庭犬としてボーダーコリーを飼うのであれば、普通の犬と同じように普通の散歩で十分で、広い庭など全く必要ない。

ボーダーコリーが横たわれる大きさのハウスを置くスペースさえあれば、マンションでも、どこでも飼うことができる犬種なのです。

庭がなくても、犬と一緒に行ける公園や広場、またドッグランは捜せばどこにでもありますからね。

そして、たくさんのボーダーコリーと接していくと、それぞれのボーダーコリーが個性を持っていて、いろいろな性格のボーダーコリーがいることがわかります。

性格も明るく社交的なボーダーコリーから、シャイで警戒心が強いボーダーコリーまで、その性格も十人十色ならぬ十頭十色です。

ただし、性格はいろいろでも共通する特性というのも、見えてきます。

そういう意味で、ボーダーコリーも性格はいろいろだけど、犬種としての性格、特性はあると感じています。

常に周りの状況にアンテナを張っていて、周りの状況をよく見ている。

そして、その上記用に対して適切な行動をとろうとする。

例えば、今相手にしているのは、どんな人間か、つまりこの人だったらこうしてもだいじょうぶ、またはここだったら、こうしても大丈夫と言うことを、細かく見極めて、その相手、状況で態度を変えることです。

普通の犬も、もちろんそういう行動をとりますが、ボーダーコリーの場合は、それが極端に行動に現れるのです。

ボーダーコリーは自分が従うべき立場の相手なのか、自分が従わせる相手なのか、自分が守るべき相手なのか、など相手と自分の立場をしっかりと見極め、その相手の行動、周りの状況からボーダーコリー自身が取る行動をすばやく決め、行動します。

これがボーダーコリーの性格の素晴らしいところでもあり、同時に、とても厄介なところでもあるのです。

自分が従うべき相手であれば、とても従順で即座に指示にも従う、とても優秀なスポーツドッグにもなり、また素晴らしい家庭犬にもなるのです。

しかし、自分が従わせる相手、自分が守るべき相手と判断した時は、そのボーダーコリーのもともとの性格が強気の場合、攻撃的な行動にも出やすくなってしまいます。

賢く、かつ運動能力の高いボーダーコリーが攻撃的な行動に出るようになると、かなり厄介な、とんでもなく扱いにくい犬になってしまうのです。

ボーダーコリーの賢さ、状況判断能力の高さやその性格は、うまく引き出してあげれば、とても飼い主さんにとってよきパートナーとなる可能性を秘めています。

しかし、その性格を飼い主がうまく引き出せないとボーダーコリー自身がその能力を飼い主にとって悪い方向へと発揮してしまう可能性も十分にあるのです。

ユミカ

ボーダーコリーの能力の高さは、悪い方へ向いちゃうと大変なことになりそうね。


マコト

そうなんだ。だから適切な飼い方しつけ方が重要だし、それをしっかりとやれば良きパートナーになってくれるのがボーダーコリーなんだ。

ボーダーコリーの性格はブリーダーの育て方の影響を強く受けます

例えばうちのボーダーコリーのミルキーは人に対して擦り寄るような感じでどんな人にも友好的ですが、常に感情を抑えたように落ち着いて行動します。

これは、ミルキーのブリーダーさんが、交配する犬の性格も考えて、できるだけ荒い性格が子犬に出にくいように、そして生まれた子犬を親犬任せにしないで、生まれた時から人間の手も入れて、人間に対する抵抗感をなくし、逆に人間に対する親近感を植え付けるような育て方をしていることも大きな要因としてあります。

ボーダーコリーに限りませんが、私たちが信頼出来るブリーダーの条件として、しっかりと交配する犬の性格を選ぶ、つまり攻撃的、荒い性格の犬の要因をなるべく排除する、ということがあります。ボーダーコリーは特にそれが重要な犬種です

一時の人気にあやかって人気犬種を繁殖するブリーダーも少なくありませんが、ボーダーコリーのブリーダーにも、少なからずそういったブリーダーがいます。そういったブリーダーからのボーダーコリーは、性格的に問題のあるボーダーコリーが多い可能性があるので注意が必要です。

また、性格の問題ではありませんが、ボーダーコリーにはCLという先天性脳疾患の問題もあります。

これは、CLの要因を持っている犬を交配に使うと、それが生まれてくる子犬に遺伝するもので、発症すると早期にしに至る病気です。

まともなブリーダーは親犬にCLの因子があるかどうか、しっかりと検査して交配しますが、人気にあやかったブリーダーのほとんどは、そんな検査をせずにあるいはごまかして交配をしています。

CLについては、ボーダーコリーの先天性脳疾患CLについてのページで詳しくご紹介していますので、ご覧ください。

さて、ブリーダーの影響でもうひとつボーダーコリーの性格を左右する大きな要因があります。それは、いかにボーダーコリーの子犬に人間の手を入れて親犬と一緒に育てるか、ということです。

犬は、親犬だけに育てられ全く人間の手が入らないで生後2~3か月ぐらいまで育てられると、人間に対して警戒感を持つようになる可能性があります。

しかし、生まれた時から人間の手にも触れられながら育った犬は、自然に人間に対する信頼感を持つような性格になり、任下にに対する抵抗感を持ちにくくなります。

もともと状況判断能力に優れたボーダーコリーの場合、この点もその性格に与える影響は重要です。

性格に問題ないボーダーコリーを迎えるためには、どんなブリーダーから子犬を迎えるかがとても大切なポイントになるのです。

ユミカ

ボーダーコリーを迎える時は、どんなブリーダーのボーダーコリーか、ということが重要なのね


マコト

そうなんだ。その違いでボーダーコリーの飼い易さ、しつけのしやすさは全然違ってくるからね。

ボーダーコリーは動くものに反応しやすい

ボーダーコリーに多い性格的な特徴として、動くものに反応しやすい、ということがあります。

全てのボーダーコリーがそうだというわけではありませんが、ほかの犬種に比べて、そういったことをよく聞くのがボーダーコリーです。

例えば、お引渡ししたボーダーコリーのその後のお話などを聞いたり、またトレーニングに来るボーダーコリーの中には、動くものにやたらと反応して追いかけるボーダーコリーがいます。

車や自転車を追うボーダーコリー、また太陽でできる自分の影を追ったり、夜、車のヘッドライトで出来る自分の陰を追ったり、吠えたりするボーダーコリーもいます。

これは、他の犬種ではあまりみられないある意味ではボーダーコリーの特徴かもしれません。

もともと牧羊犬としての能力を優先して作られた犬種なので、先天的に動くものに対しての反応が鋭い面があり、それが過敏に反応するボーダーコリーもいるのです。

周りの状況に対する情報収集能力も優れているので、それに対して過敏に反応してしまうよです。

逆に、その優れた情報収集能力が、性格的にシャイなボーダーコリーには警戒心を強めてしまう場合もあるようです。そういったボーダーコリーは、常に警戒しながら行動する、場合によってはそれが防御本能につながり、攻撃的な行動へつながることもあります。

そういったことから、ボーダーコリーを迎える場合は、そのボーダーコリーの先天的な性格とブリーダーのところで作られる後天的な性格がとても重要なのです。

しかし、前述のように最近のボーダーコリーも人気のある犬種になりつつあり、親犬の性格などは関係なくボーダーコリーを交配しているところも多いのが現状です。

結果として、意外に多いのが攻撃性のある、またやたらと気性の荒いボーダーコリーなのです。

これもボーダーコリーの賢さ、状況判断能力の高さゆえのボーダーコリーの性格的な特徴なのです。

したがって、訓練士の中にはボーダーコリーはやたら噛みついてくる、というイメージを持っている方も少なからずいます。

実際に、どこのブリーダーだかわからないペットショップで購入したというボーダーコリーをトレーニングしたときに、いきなり咬みつかれたことがありまさいた。その時に、多くの訓練士がボーダーコリーは要注意犬種だといっていることを、改めて実感しました。

どんな犬種でもそうですが、特にボーダーコリーの場合は、どんなブリーダーのところで生まれ育ったかが、とても重要な犬種です。

逆に言えば、まじめなボーダーコリーのブリーダーのところで生まれ育ったボーダーコリーは、性格的にもとても扱いやすく、きちんとした飼い方しつけ方をすれば、他の犬種では味わえないような素晴らしい家庭犬として育てることもできる犬種なのです。

ついつい、ボーダーコリーの悪い性格面を強調してしまいますが、本来素晴らしい家庭犬となれる要素を持っている性格のボーダーコリーが、一部で悪者扱いされることがとても残念なのです。

ブリーダーの方には、ぜひボーダーコリーの良い性格を引き出すようなブリーディングをしていただき、ボーダーコリーを迎えた方には、ボーダーコリーの家庭犬向きの良い性格面を、しっかりとした飼い方しつけ方で引き出してほしいと強く願います。

なぜボーダーコリーは状況判断能力に優れているのか、その主な要因はボーダーコリーという犬種が作られてきた歴史的背景にもあります。

この点を知っておくと、ボーダーコリーの性格をより理解しやすくなると思うので、次にご紹介したいと思います。

ユミカ

ボーダーコリーのいいところをたくさんの人に引き出してほしいわね。


マコト

だからこそ、適切な飼い方しつけ方をしてもともとの良き性格を引き出してくれる人に、ボーダーコリーを迎えてほしいんだ。

▼ペット・トライアングルお勧め!フードを一切使用しないお勧めの犬のしつけ教材⇒「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」
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ボーダーコリーという犬種の性格を作り上げた歴史的な背景

ボーダーコリーの歴史のページでも書いていますが、ボーダーコリーはもともと牧羊犬として、その作業能力だけに重きを置いて改良されてきた犬種です。

牧羊犬といっても、牧場をイメージするような広くて平らな草原のようなところではなく、スコットランドの、牛ではとても暮らせないような険しい山岳地帯を仕事場としてきた犬種です。

そんな環境が、極めて高い運動能力と状況対応能力をボーダーコリーに身に付けさせた、と言っても良いでしょう。

羊をまとめるために、吠えたり、威嚇したり、攻撃的な行動もしたことでしょう。

したがって、もともとボーダーコリーの祖先にはそういった面を持っていた犬も少なからずいたと想像できます。

しかし、ボーダーコリーについて調べていくと、必ずしもそういった攻撃的な性格、行動がボーダーコリーの本来の姿ではないことがわかってきます。

その理由となるのは、現在のボーダーコリーの大元になる2頭の牧羊犬です。ボーダーコリーを調べていく中で、この2頭にたどり着きました。この牧羊犬としてとても優れた2頭のボーダーコリーは攻撃的な行動を使わずに羊の群れをコントロールしていたのです。

現在のボーダーコリーの性格を生んだ大元となる2頭のボーダーコリー

最初の1頭は、オールド・ヘンプ(Old Hemp)という1893年に生まれた牧羊犬です。

オールド・ヘンプは「近代ボーダーコリーの父」と呼ばれている犬で、現在存在するボーダーコリーで、オールド・ヘンプの遺伝子を持たないボーダーコリーはいない、と言われています。

オールド・ヘンプは1歳でシープドッグ・トライアルに出場すると、その後出場する多くのシープドッグ・トライアルで優勝を重ねる素晴らしい能力を持った牧羊犬だったといわれています。

そして、オールド・ヘンプが羊を従わせる際の最大の特徴は、「眼の力」で「静かに」羊の群れをコントロールすることだったと言われています。

つまり、それ以前の牧羊犬は吠える、威嚇するなど攻撃的な行動で羊を統率したのに対して、オールド・ヘンプはそういった攻撃的な行動は一切せず、平穏に羊を統率する能力があったとのことなのです。

このオールド・ヘンプの羊のコントロール方法では、羊たちがオールド・ヘンプを信頼したかのように彼の指示に従い、羊たちがストレスなくコントロールされることに、当時の羊飼いたちはオールド・ヘンプから「本来あるべき牧羊犬の姿」を学び、この犬を賞賛しました。

ただ、オールド・ヘンプの父犬、母犬ともずばぬけて高い作業能力を持っていたわけでもないようで、なぜオールド・ヘンプがこのような能力を持っていたのかはわかりません。

しかしながら、このオールド・ヘンプは200頭以上のオス、数え切れないほどのメスを子孫として残し、この優れた能力を後世のボーダーコリーに残し、まさに現在のボーダーコリーは全て、オールド・ヘンプの血を引いているのは事実のように思われます。

このオールド・ヘンプは1901年に8歳で、その生涯を閉じたといわれています。

もう1頭は、オールド・ケップ(Old Kepまたは Auld Kep)と呼ばれていた牧羊犬です。オールド・ケップは、オールド・ヘンプが生涯を閉じた1901年に生まれたと言われています。

このオールド・ケップの大きな特徴も、「眼の力」であったようです。羊たちは、オールド・ケップの「視線」でコントロールされたと言われています。

そしてオールド・ケップのもうひとつの特徴が、「優しさ」であったと言われています。

前述のとおり、もともとボーダーコリーの元となる牧羊犬は、気性が荒く、攻撃的な面を持つ傾向があったようですが、オールド・ケップは極めて穏やかで優しい犬であったようです。

その穏やかで優しい犬が、非常に高い羊のコントロール能力を持ち、第2回のインターナショナル・シープドッグ・トライアルのウィナーとなり、シープドッグ・トライアルで45勝をあげたとされています。

上記の2頭、オールド・ヘンプとオールド・ケップに共通しているのは、それまでの牧羊犬と違い、攻撃的な行動ではなく、静かに、羊たちにストレスを与えることなく、極めて高いレベルで、優しく羊の群れをコントロールしたことです。

これが現在のボーダーコリーの本質だと思います。

つまり、もともとの牧羊犬は攻撃的な傾向を持つ犬であったが、オールド・ヘンプを父とする現在のボーダーコリーの本来の性格は決して攻撃的ではないのです。

ただし、もともとの血筋には攻撃的な気性も入っているので、考えなしにボーダーコリーを繁殖して、愛情を持って育てないと、その攻撃的な血の強いボーダーコリーが生まれたり、攻撃的な面が環境によって強調されていくことにより、現在、攻撃的な気性、性格を持つボーダーコリーが増えているのだと容易に想像が出来てきます。

ラブラドールレトリバー、ゴールデン・レトリーバー、またハスキーなどがそうであったように、今後、ボーダーコリーの人気が上がれば上がるほど、こういった本来持つべき性格や気性とは外れた攻撃的な面を持つボーダーコリーが増えていくことも予想され、とても心配になります。

さて、話をオールド・ヘンプとオールド・ケップに戻します。

オールド・ケップが生まれた1901年に、オールド・ヘンプはその生涯を閉じてしまいました。しかし、オールド・ケップの血は、オールド・ヘンプの子孫にも混じっていくことになります。

また、1906年に結成されたインターナショナル・シープドッグ・ソサエティ(ISDS)がその年に開催した最初のシープドッグ・トライアルで優勝したドン(Don)はオールド・ケップの直接の息子でした。

そのドンは、オーストラリアに輸出されたため、このオールド・ケップの血が現在のオーストラリア・ボーダーコリーに強い影響を与えていると言われています。

現在一般に、オーストラリア系のボーダーコリーは穏やかで優しい性格をしていると言われていますが、これは、オーストラリア系のボーダーコリーの大元に、ドンという「穏やか」で「優しい」オールド・ケップの直接の血を引き継ぐ犬がいるためかもしれませんね。

その後にも、ウィストン・キャップ(Wiston Cap 1963-1979)などの有名なボーダーコリーが登場することになりますが、現在のボーダーコリーの大元は、オールド・ヘンプであり、また特にオーストラリアのボーダーコリーはオールド・ケップでもあるといってよいと思われます。

現在のボーダーコリーは、この2頭から大きな影響を与えられているのは確かで、本来のボーダーコリーの性格は、静かで、穏やかで、優しいというのが正解だと思うのです。

だから、ペット・トライアングルでは、この本来のボーダーコリーの気性、性格をしっかりと引き継がせようとする努力をしているボーダーコリー専門犬舎からのみ、ボーダーコリーをご紹介していたのです。

ユミカ

羊を目でコントロールしていたなんて凄いわね。


マコト

そうだね。でもそれがボーダーコリーの本質だと思うんだ。荒っぽく羊を扱うんじゃなくて、穏やかに優しく羊たちをまとめる、その本来の性格が今のボーダーコリーも素晴らしい家庭犬になれる要素を与えてくれているんだね。

ボーダーコリーの性格をうまく引き出せば最高の家庭犬になるのです

以上のようにボーダーコリーは本来、オールド・ヘンプやオールド・ケップの血を引く、穏やかで優しく、かつ極めて状況把握能力、状況適応能力(=作業能力)に優れた犬種です。

従って、適切な飼い方としつけトレーニングによって、ボーダーコリーとしっかりとした主従関係と信頼関係を作り、ボーダーコリーから飼い主となる人間がリーダーだと認識されれば、極めて優秀な家庭犬、他の犬種では味わえないような愛すべきパートナーにもなれる犬種なのです。

逆にボーダーコリーとの主従関係が逆転、つまりリーダーがボーダーコリーになってしまうと、飼い主となる人間はボーダーコリーが守るべき存在となってしまいます。

そうなるとリーダーとしての本能からボーダーコリーの中に残る攻撃的な性格面が強く出てしまい、かつ賢いだけに、一度攻撃的な態度で人間が引けば、よりその行動をエスカレートさせてしまうことになってしまうのです。

ましてや、そういった気質の強い犬が交配に使われていれば、そういった気質を持つボーダーコリーがどんどん増えてしまいます。

ボーダーコリーは本来は、穏やかで優しい性格です。

繰り返しになってしまいますが、本来のボーダーコリーの良き性格を味わうためには、どこのブリーダーで生まれたのかが重要であり、また本来持っているボーダーコリーの良き性格を引き出すには、適切な飼い方・しつけ方でボーダーコリーとしっかりとした主従関係と信頼関係を築くことが必要なのです。

それが出来れば、ボーダーコリーはその本来の性格からも最高の家庭犬となってくれるのです。

だからこそ、飼い主となる人間にはそれなりの意識を持つ方になってほしいと思うし、そうでな場合はボーダーコリーの性格の悪い面が出てしまうことにもなりかねません。

ボーダーコリーはそういう性格を持つ犬種であるということを多くの方に知っていただきたいと思います。

そのためにあえて、ボーダーコリーをお勧めできない人、というテーマでもページを作成していますので、ボーダーコリーを飼ってみようかという方は、そちらもご覧になって頂きたいと思います。

最後に付け加えておきますが、ボーダーコリーのしつけトレーニングは決して難しくありません。当然訓練性はとてもよく、面白いようにしつけの入る犬種です。

ボーダーコリーの良き性格を引き出してあげたいという強い気持ちと、単純なしつけトレーニングを継続的に続ける忍耐力さえあれば、誰にでもボーダーコリーを良きパートナーとすることは出来るのです。

ユミカ

いろいろと知ってきたらますますボーダーコリーが好きになってきちゃった。


マコト

そうだろう。僕もボーダーコリーは大好きなんだ。だからつい、力が入っちゃうときもあるけどね。

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