犬の本能

犬の本能には、いくつかあると言われています。

千葉県のサイトに犬の本能についてのページがあるので、そのページを参考にしてみてください。

いくつかある犬の本能の中で、しつけに特に関わってくる5つの本能をリストアップしてみました。

  1. 群棲本能
  2. 権勢本能
  3. 服従本能
  4. 警戒本能
  5. 防衛本能

簡単にそれぞれの本能がどんなものか確認したいと思います。

群棲本能

もともと犬は単独で生きていく動物ではなく、集団、つまり群れを作って生きていく動物です。この群れを作ろうとするのが群棲本能です。群れが出来れば、その群れを統率するリーダーとなる個体を頂点に、順位付けがされていく、ということになります。そういった本能が、現在のペットとしての犬にも本能として残っているので、一緒に住む人間を仲間として認識するのです。

権勢本能

群れ社会の中で、個別の争いに勝つと相手は服従するようになれば、より群れの中で強い立場になろうとします。これが権勢本能です。したがって、最終的には群れの中のリーダーになろうという本能は犬にはある、ということです。ただし、それがどこかでより強い相手に出会えば、その相手に対しては、次の服従しようという本能が働きます。

服従本能

群れの中で安全に暮らしていくには、自分よりも強いと認識した相手に対しては、服従的な態度、行動をする必要があります。それが服従本能です。したがって、犬には自分が強い立場になれる相手に対しては、前記の権勢本能が働き、自分よりも強いと認識する相手に対しては服従本能が働くことになります。それによって、群れの社会に秩序が生まれ、群れとして機能することになるんです。

警戒本能

犬は自分たちが自由に動ける場所を縄張りとして認識していきます。そしてその自分たちの縄張りが出来るとその場所に仲間以外の動物が近づこうとすることに対して、常に警戒しようとする本能が働きます。それが警戒本能です。したがって、群れが出来、縄張りとなる場所が出来れば、常に目、耳、鼻をアンテナとして警戒するようになるのです。

防衛本能

さらにその自分たちの縄張りに近づく動物がいれば、その縄張り、また仲間を守ろうとする本能が働きます。これが防衛本能です。これは、強い立場にいる犬ほど強く働く、つまりリーダーとなった犬にはもっともこの防衛本能が強く働くことになります。そして、実際に侵入者があれば、威嚇、さらには攻撃をして守ろうとすることになります。


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抑えるべき犬の3つの本能

もともと犬にはこういった本能があり、それは人間との生活が長い犬であってもいまだに残っている、と考えられています。

もちろん、その残り方には個体差がけっこうあると思われますが、多かれ少なかれ、こういった本能が犬にはある、と考えていくことがしつけの成功につながると思います。

では、まず抑えるべき犬の本能ですが、次の3つです。

  1. 権勢本能
  2. 警戒本能
  3. 防衛本能

群棲本能については、この3つが抑えられれば、結果として良い方向に働くことになります。ただし、この3つが抑えられない場合は、逆に悪い方向に働くでしょう。したがって、上にリストアップした3つの本能を抑えることが、しつけを成功させるということになるのです。

抑えるべき最も重要な本能は権勢本能

権勢本能は相手が服従的な態度や行動を示すことによって、より強くなっていきます。

つまり飼い主となる人間が弱く、甘く見られてしまえば、犬は家庭の中でより強い立場になろうとしていきます。

逆に言えば、飼い主となる人間が犬よりも強い立場にある、ということを認識させれば、犬の権勢本能は弱まり、逆に服従本能が働くようになるのです。

犬は賢いので、いったんこの人間には服従すべきと認識すれば、その人には常に服従心を持って接するようになります。しかし、逆に犬が自分の方が強い立場にある、という認識をしてしまうと、その人からの指示には従おうという気持ちを全く持たなくなってしまうかもしれません。

つまり、犬の権勢本能を抑える、ということが、しつけで最も重要なことになり、そのために飼い主となる人間は犬よりも強い立場になり、それを犬に認識させなければいけないのです。

ただし、その立場にあってもいうことを聞かせる方法があります。それは、フードなどの食べ物を報酬として与える方法です。そうすれば犬は食べ物を得る手段として見た目は飼い主の指示に従う行動を取るようになるでしょう。しかし、犬の気持ちは飼い主に服従する気持ちは全くなくて、単に食べ物がほしいというだけであり、本来のしつけとは根本的なところが全く違ってしまいます。

さらに犬によっては食べ物を得るという動物の最も根源的な本能、欲望となる部分が刺激されて、権勢本能が強化され、食べ物を与えようとする人間に対してより攻撃的な態度や行動をすることにもなりかねないのです。

食べ物を与えることによっては、犬よりも強い立場になることは絶対に出来ない、むしろ弱いということを犬に示しているようなことにもなりかねないのです。

では、どうするか、ということで現時点で最も有効だと考えているのが、リーダーウォークトレーニングです。

つまり、犬が人間に従って歩く、歩かせるようにする、というトレーニングなのです。

散歩で犬が先導して歩くのは、犬の方が強い立場にあると認識していることでもあります。したがって、その状態では犬には飼い主に対する服従心はないと考えられます。

しかし、犬が常に人が歩く方へ付いてくるようになれば、その犬はその人に対して服従心を持っている、ということになります。

つまり、リーダーウォークトレーニングは犬の権勢本能を抑えると同時に、服従本能を働かせることになるのです。

リーダーウォークは、犬の服従心が出来たかどうかの判断が、最もわかりやすい方法であり、また最も短時間で犬に服従心を持たせる方法なのです。

付いて歩くようになれば犬が服従心を持つようになってきたということであり、リーダーウォークトレーニングを始めてからある程度出来るようになるまでの時間は早ければ20分ほど、ほとんどの犬は20~30分×2~3日で出来るようになります。

リーダウォークが出来るようになるということは、犬に服従本能が働いていることなので、その後は、オスワリやマテも、食べ物なんかまったく使わなくても簡単に教えられるようになるのです。

食べ物を使ったしつけ方法では、犬の権勢本能を抑えて服従本能を働かせることはできません。むしろ、逆効果にもなってしまいます。

現時点で最も成功する確率が高く、かつ短時間で犬の権勢本能を抑え服従本能を引き出すのが、リーダーウォークトレーニングだと僕は実感しています。

犬に縄張りが出来れば警戒本能と防衛本能が働き問題行動を引き起こす

さて、権勢本能が抑えられても、その犬自身が自分の縄張りと意識するようなスペースを持っていれば、自然にその縄張りとなるスペースに対しての警戒本能と防衛本能が働きます。

縄張りが出来れば、警戒本能が働き、犬は常にその縄張りに近づくものや気配にアンテナを張り、警戒することになります。犬がその縄張りの中で最も強い立場にいると認識していればそれはとても強い本能として働くでしょう。

つまり、その犬は寝ても起きていても縄張りを警戒しなければいけないのです。それが本能ですからね。ということは、その犬は常に一定のストレスを持ちながら生活することになります。これは、実際に縄張りに近づくものや気配があろうがなかろうが、関係なく、常に警戒しようとする本能です。

さらに、実際に何か近づく気配があれば、今度はその警戒対象に対して吠えて威嚇することになります。そして、その警戒対象が自分の縄張りに侵入してくれば、さらに吠えて威嚇、または噛みつくなど攻撃的な行動を取ることになります。

これは最も一般的な犬の問題行動でもあります。

警戒本能と防衛本能はしつけの点から具体的に最も止めさせたい問題行動を引き起こすということになります。

したがって、警戒本能と防衛本能を抑えることが問題行動の対処となるのです。

では、警戒本能と防衛本能を抑えるにはどうするか?

警戒本能と防衛本能は縄張りが出来ると働く本能です。ということは、単純に犬に縄張りを作らせなければいいのです。

ではその犬の縄張りとはどういうところなのでしょうか?

それは、犬が自由に動けるところがその犬が自分の縄張りと意識するスペースということになります。

大きくは次の3つが犬の縄張り意識を持たせやすい場所です。

  1. 家の中(家の中でフリーで飼われている犬)
  2. 庭(外、庭で放し飼いや係留されている犬)
  3. お散歩コース(飼い主よりも先に歩く犬)

家の中でフリーにされて自由に動き回れるのであれば、その家の中が犬の縄張りになります。

庭で外飼いされていれば、その庭が縄張りになります。だから、犬は簡単に番犬になるのです。

でも、その番犬となった犬は常にストレスがかかった状態で生活することになり、ある意味では犬を虐待していることになると言ってもいいのではないでしょうか。だから、犬を番犬にすることは絶対にやめてほしいと思うのです。

犬の縄張りは家や庭だけではありません。

犬が先導するような散歩では、その散歩コースも犬の縄張りとなってしまうでしょう。

そうなると、他の犬を見るだけで吠える、という犬になってしまう可能性もあります。

では、警戒本能と防衛本能を働かせる縄張りを作らせないようにするにはどうすればいいのか、ということについて次に紹介したいと思います。

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警戒本能と防衛本能を抑えるには犬に縄張りを作らせない

警戒本能と防衛本能は縄張りが出来るから働く本能なので、犬に縄張りを作らせなければそれを抑えられるのです。

まず家の中を縄張りとする犬にさせないためには、家の中で犬をフリーにさせなければいいのです。

犬をフリーにさせなかったら室内飼いは出来ないではないか、という意見もあるかもしれませんが、そんなことはありません。

クレートをその犬のハウスとして飼えばいいだけです。

そんな飼い方をしたら犬が可哀想だ、という意見もあるかもしれません。でもそれは逆なのです。

クレートが唯一の犬の縄張りスペースで、かつその周りの室内、家の中は服従すべき飼い主さんの縄張りです。

と、リーダーウォークトレーニングで権勢本能を抑えられて服従本能が飼い主に対して働いている犬であれば、そう認識するでしょう。

つまり、守ってくれる立場の飼い主さんの縄張りの中にある、自分のクレートという狭いスペースであれば、あえて犬はそこを守る必要はないということになります。

したがって、そのクレートの中は、その犬の取って最も安心して過ごせる場所ということであり、何の警戒もせずに休むことが出来るのです。

ただし、これは前述の通り、リーダーウォークトレーニングで権勢本能を抑えられて服従本能が飼い主に対して働いている犬、ということが前提なので、このクレートを使ったハウス飼いはリーダーウォークトレーニングとのペアで行うことが有効です。

これがしっかりと出来ていて、オスワリ、マテ、ハウスが出来る犬であれば、室内に犬を出しても、犬は完全に自由にできるわけではなく飼い主さんの指示に従って動く、ということが出来ます。

そうなれば、犬にいたずらなどをさせることなく、また室内や家を警戒、防衛しようという本能を働かさせることなく室内に犬をいさせることが出来るようになるのです。

また、リーダーウォークが出来るようになっている犬の場合、散歩でも犬が先導することはなく、飼い主さんが歩く方へ犬が付いてきます。したがって、そこはその犬の縄張りにはなりません。縄張りにならなければ、散歩で警戒本能と防衛本能が働くこともありません。

リーダーウォークができる犬は散歩で吠えたりしにくくなるということです。

警戒本能と防衛本能を抑えるには、クレートでのハウス飼いとリーダーウォークトレーニングによって、簡単に抑えることが出来るようになるのです。

服従本能が働くと犬はべったりと慕ってくるけど・・・

このように、権勢本能、そして警戒本能と防衛本能を抑えてあげれば、しつけはうまくいくのです。

特に権勢本能を抑えて犬の服従本能を引き出してあげると、犬は本当にべったりと慕ってくるようになります。

これは動画を診てもらえば一目瞭然です。

リーダーウォークトレーニング動画

また、リーダーウォークトレーニングではこのように犬との主従関係を作っていきますが、同時に犬との信頼関係も強化出来るのです。それによって、さらに犬との関係が強く構築されていくことになります。

ただし、特に子犬の場合はどんど成長していきます。成長は体だけではなく、精神面でも成長していきます。

ここでテーマにしている本能的なところは子犬の頃はそれほど強く出ないこともあるでしょう。でも、成長していくにしたがって、その本能が強く出やすくなるようになってきます。

したがって、子犬の場合は成長するにしたがって、どこかでその本能が急に出てこないとも限りません。飼い主がちょっと隙を見せると、犬は自分がリーダーになろうとする権勢本能が働いてしまいます。

特に子犬の場合は、一度出来ても、繰り返し、繰り返し、完全にその犬が心身ともに成長するまでは気を抜かずに接することが重要です。

それは決して難しいことではありません。

実際、リーダーウォークは早ければ20~30分、ほとんどの犬はそれを2~3日やれば出来るようになるのですから。後はその繰り返しを、飼い主となる人間が忍耐強くできるかどうか次第なのです。

でも、それが出来れば、その後の犬との生活は、より楽に、楽しく、豊かになることは間違いありません。

犬と暮らす方が、みんなそんな犬との楽しい毎日を過ごせるようにこれからもお手伝いしていきたいと思います。


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