成犬になってもしつけはやり直せる

犬のしつけトレーニング、本来は子犬の時に、されに言えば、生後2か月で迎えたその日から気持ちの上ではスタート、その1週間後から実際に始めるのが理想的です。

そして、それがその後の犬との生活が一番楽になるでしょう。

でも、子犬の時にしつけをあまりしなかった、したけとうまくいかなかった、といううちに、成犬になり問題行動をかかえながらも、3歳、5歳となってしまった。という場合でも、そこからしつけをやり直すことは決して難しいことではありません。

成犬になったから、もウ3歳だから、5歳だから、といって犬のしつけをあきらめる必要はない、というよりぜひやってほしいのです。

犬の寿命は今は10年以上は当たり前の時代になっています。

たとえ5歳でも、しつけをやり直すことによって、その後の犬との生活は、それまでとは良い意味で全く違うものになっていくでしょう。

犬は、原則的には何歳になってもしつけトレーニングをやり直すことは出来るのです。

そこに必要なのは、飼い主さんのやる気なのです。

ただし、すべての犬が、というとそうではありません。しつけのやり直しが難しい犬もいます。

それについては、後述します。

ではまず、論より証拠ということで、3歳のラブラドルレトリバーと5歳のトイプードルの例をご紹介しておきます。

ラブラドールレトリバー3歳女の子 しつけトレーニング前後の動画

しつけ前の散歩

しつけトレーニング7日後の散歩

トイプードル5歳の男の子 しつけトレーニング前後の動画

しつけ前の散歩

しつけトレーニング10日後の散歩

その他のトレーニング前後の動画は下のリンクからご覧いただけます。

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しつけトレーニングが難しい犬と出来る犬

しつけトレーニングが難しい犬

以下のような犬はしつけトレーニングをやり直すのは難しい、あるいは出来ません。

  1. 強い噛み癖の付いた犬
  2. 極端にシャイな犬
  3. 足腰の弱っている犬
  4. 何らかの疾病、疾患のある犬
  5. 大型犬で7歳ぐらい、小型犬では9歳ぐらい以上の高齢犬

強い噛み癖の付いた犬

強い噛み癖のある犬は、まず噛み癖から治す必要があります。しかし、強い噛み癖を治すのは、簡単には出来ません。NHKスペシャルで紹介されていた中村訓練士でさえ、その修正には数か月以上の期間を要しています。(噛み癖のついた犬を治すにはを参照ください)僕クラスの訓練士では、仮にやったとしてももっと時間がかかるでしょう。ましてや飼い主さんがそれを行うのは、不可能とは言いませんが、非常に難しいでしょう。特に柴犬やコーギーはそうなったらその修正は極めて難しくなります。

ただし、程度の軽いものであれば、時間はかかりますが修正することは出来ると思います。

極端にシャイな犬

噛み癖が付いた犬と並んで難しいのが、シャイな犬です。極端にシャイでなくても、少しシャイな犬は普通にしつけトレーニングを行う場合も、例えば1週間、2週間でのトレーニングの進捗は遅くなりがちです。これが、極端にシャイな犬になると、動いてくれないのでトレーニングのやりようがないのです。まずは犬が慣れてくれるところからスタートするので、実際にしつけトレーニングを始めるまでにかなりの時間が必要となり、トレーニングを始めてからの進捗も時間がかかることになります。したがって、通常2週間で出来ることが、数か月単位をかける覚悟が必要になるでしょう。

足腰の弱っている犬

足腰の弱っている犬の場合、トレーニングの中でなんらかの原因でさらにその足腰を痛めてしまうリスクがどうしてもあるので、あえてしつけトレーニングをやり直すことはしない方が無難だと思います。

何らかの疾病、疾患のある犬

何らかの疾病、疾患のある犬の場合も同様で、トレーニングの中でなんらかの原因でさらに症状を悪化させてしまうリスクがあるので、あえてしつけトレーニングをやり直すことはしない方が無難だと思います。ただし、5歳以下ぐらいで、獣医師が問題ないと判断した場合は別です。

大型犬で7歳ぐらい、小型犬では9歳ぐらい以上の高齢犬

いわゆる高齢兼、老犬は大型犬で6歳ぐらいから、小型犬でも8歳ぐらいからその生きに入ってきます。したがって、それを過ぎた大型犬で7歳、小型犬では9歳ぐらいを過ぎた犬は、しつけトレーニングでなんらかのリスクがないとも限らないので、あえて行うことはないと思います。ただし、トイレトレーニングだけであれば出来る犬は多いと思います。

柴犬7歳のトイレトレーニングの例

高齢になってから散歩でしかトイレのできない犬は飼い主さんも、犬自身も大変です。でも、そんな犬でも室内でトイレが出来るようにトレーニングすることは出来ます。トイレトレーニングであれば、高齢犬でも可能なのです。

しつけトレーニングが出来る犬

上記の「しつけトレーニングが難しい犬」以外の犬であれば、成犬でも問題なくしつけトレーニングが出来ます。期間も成犬だからと言って、特別長くかかるわけではありません。リーダーウォーク、オスワリ、マテ、ハウスと言って基本的なしつけの形は2週間あればだいたい出来ると思います。ただし、それを定着させていくためには、その後、数か月は気を抜かずに繰り返しトレーニングを行っていくことは必要ですが、やること自体はいたって簡単です。必要なのは飼い主さん忍耐力と継続力だけです。

ただし、上の「しつけトレーニングが難しい犬」でも出てきた、噛み癖やシャイな犬が強いまではいかなくても少しでもその傾向がある場合は、少し時間がかかると思います。それでも、時間をかければ修正はできる可能性は高いと思います。


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成犬のしつけトレーニングで必要なこと

成犬のトレーニング、しかも一度失敗していたり、また今までしつけなんてしたことがない、という場合であっても、特別難しいわけではありません。しつけトレーニングのやり方は、子犬と全く同じです。やることは、決して難しいことではありません。犬は教えればしっかりとそれに応えてくれます。必要な要素はすべて、教える人間、つまり飼い主さん側にすべてあるのです。では、それはなんなのか。

  1. 絶対に愛犬のために頑張るという強いモチベーション
  2. 単純なしつけトレーニングを忍耐強く、継続的に続ける力
  3. 犬の飼育環境、飼い方の見直し

つまり、教える側の人間の、愛犬を問題行動のない周りの誰からも愛される犬にしてあげようという強い気持ちと、そのためにしつけトレーニングを行っていく忍耐力、継続力です。

そして「犬の飼育環境、飼い方の見直し」、これもしつけトレーニングを成功させるためには重要な要素です。しつけトレーニングを行っている間は、基本ケージで犬を飼うことが必要になります。しつけトレーニングをした後に室内で自由にさせたり、普通に散歩に行ってしまえば、しつけトレーニングは全く身に付きません。しつけトレーニングを行うときは、トレーニングの時、トイレの時、以外は基本としてハウスで犬を過ごさせることになります。それによって、犬にしつけの最も基本となるリーダーウォークを短期間で教え、早期に定着させることが出来るのです。

そして、しつけトレーニングで重要なことをもうひとつだけ付け加えておきます。それは、

フードやおやつなどの食べ物を絶対に使わないこと

です。単なる芸を教えるのであれば、食べ物をご褒美にして教えてもいいでしょう。しかし、しつけとして教えるのであれば食べ物は絶対に使うべきではありません。フードやおやつを使ったしつけでは、決して犬との人間が主となる主従関係と犬との信頼関係は築くことは出来ません。犬は単に食べ物を得る方法を教えられるだけになってしまい、むしろ主従関係の逆転、扱いにくい犬になってしまう可能性があります。そこだけも、子犬と同様、注意が必要です。

では、どうするのか、具体的なしつけ方法と飼い方について、また実際にしつけトレーニングを行っている動画を掲載していますので、下のリンクからご覧ください。

犬の飼い方しつけ方
実際にトレーニングをしている動画のリストページ


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