パピーミルとは?

パピーミルという言葉、最近聞いたことありませんか?

福井県で最近ニュースにも取り上げられたので、聞いた記憶のある人も多いと思います。(福井新聞での記事

パピーミル、知らない人が聞くと子犬のご飯?なんて思う人もいそうですが、実はこのパピーミルというのは日本語でやくされているのは子犬工場という言葉なのです。

子犬工場、すなわち犬を単なる商売道具として扱い、機械的にどんどん大量に子犬を生ませるブリーダー、繁殖業者のことなのです。

少し前に、シリアスブリーダーというのを記事にしましたが、そのシリアスブリーダーの対局にあるのがパピーミルなのです。

内部を撮影した動画もいくつか後悔されていますが、犬を普通に飼っている人であれば、つい目をそむけたくなる、そんな光景が映っています。

この福井のパピーミルは、けっこう規模が大きいパピーミルだと思いますが、おそらくこのようなパピーミルは全国を見渡すと他にもあるのではないでしょうか。

また、ここまでの頭数はいなくても、小規模で同じような状態で犬の繁殖を行っているブリーダーは少なくないのではないでしょうか。

こんな方法で犬を繁殖するのであれば、数十頭規模ならそれほどのスペースは必要ないでしょうから。

でも、たとえ小規模でもこんな方法で犬の飼育を行う、繁殖を行うことは、犬の虐待以外の何物ではない、と考えるのがごく普通ではないでしょうか。

パピーミル、子犬工場というものが日本にも存在すること自体、日本人としてとても残念であり、恥ずかしいと思います。


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合法なら虐待ではないのか?

この福井のパピーミルに関してのその後の記事を見て、また驚きました。(福井のパピーミルに関するその後の記事

床も見えないくらいにぎゅうぎゅう詰めにされている犬たちを見て、これを虐待だと思うのが、ごく普通の人の感想ではないでしょうか。あれが、犬への虐待以外のなんなんだ、と憤るのが、たとえ犬を飼っているか否かにかかわらず、普通ではないでしょうか。

でも、ブリーダーを管理する立場の県の見解は、「虐待とはみなせない」ということのようです。なぜか?

県の指導によって、当初は1人で400頭の世話をしていたのが、その後、3人で400頭、さらに3人で250頭と改善されているから、かつ、もともと動物愛護法では一人で世話をする頭数の制限、規定頭数がないから違法というわけではない、という見解らしい。

なるほど、法律に違反していない、つまり合法であれば、虐待ではないということなのか。

確かに、合法であれば、その行為を罰することは出来ないのかもしれない。でも、それでいいのだろうか?

合法ならなんでもしていいのか?これはこの問題に限らず、時々疑問に思うことです。

この問題に関していえば、一人当たりの飼育頭数の制限規定なないので違法ではない=合法である。だからこれは犬を虐待しているとはみなせない。法律的に見ればそれに対して反論できないのかもしれない。でも、改善されているからこの問題はもういいんじゃないの、と思う人はどのくらいいるのでしょうか?

普通の常識的な人であれば、決してこれをいいとは思わないのではないでしょうか。

これは、法律の問題ではなく、モラルの問題ではないでしょうか。

もともと人間社会は、法律でしばられるものではなく、その社会のモラルで規律が保たれてきたのではないでしょうか。でもそれがいつのまにか、法律ですべてが管理され、決められる世の中になっている。でも、その法律が果たして公平にモラルに基づいて作られているだろうか。そんな疑問を感じる人も多いのではないかとおもうのですが・・・。

現在の動物愛護法についてもそうです。犬のことを本当に考えるのであれば、子犬は店頭販売されるべきではなく、ブリーダー、それもシリアスブリーダーと言われるようなブリーダーと呼ばれるようなブリーダーから直接迎えられるべきです。(ここで言うシリアスブリーダーとは犬種にこだわったブリーダーという意味ではなく、犬を大事に扱うブリーダーのこと)

しかし、現在の動物愛護法はそれに逆行する内容になっている。地方のまじめなブリーダーが犬を販売しにくくなった対面販売や現物確認の義務化、そしてせっかく導入された子犬の8週冷規制の骨抜き化など、子犬の店頭販売業者に有利になるような内容となっている。これは、公平ではなく、ある力に偏ったものではないのか、と思わざるを得ないのです。

そして、一度出来てしまった法律は、その使い方によってはその法律に違反さえしなければ、モラルに反した人間の盾として使われてしまうことにもなっている、とも感じるのですが。

今回の福井のパピーミルは誰が見ても明らかに犬の虐待です。役人の人たちも立場上そうは言えなくても、きっと心の中ではそう思っているのではないでしょうか。


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子犬に罪はないけれど・・・

こんなパピーミルで生まれた子犬も、生きている子犬であることには間違いない。どこで生まれようと子犬に全く罪はあるなせん。

罪があるのは、こういった環境で生ませた人間です。でも、誰もが罪だと思っても、法律上罪でなければ罰せられることはありません。

だからこういったパピーミルと呼ばれるような子犬工場を作るブリーダーがなくならないのでしょう。

ではどうすればいいのか?

ひとつの方法としては、こういったパピーミルで生まれた子犬を販売業者が扱わない、消費者が買わないようにする、ということだと思います。

ただしその場合、ではそこで売れ残った子犬はどうなるのか、という本末転倒にもなりかねない問題が発生してしまう可能性があります。それも問題でしょう。

今のままでは大規模なパピーミルはともかく、零細工場的なパピーミルは絶対になくならないのではないでしょか。

また、一見環境整備されているようなブリーダーでも、心の中では犬をたんなる商売道具としか思わないブリーダーも少なからずいます。でも現実問題としてそ見極めるのは簡単でありません。

少なくとも、劣悪な環境で犬を飼育するブリーダーは早期になくせるような何らかの対策が必要ではないでしょうか。

パピーミルを根絶するには大きな変革が必要

こういったパピーミルの存在をなくすには、いろいろな意味で根本的な改革が必要だと思います。

まず必要なのは、根本的な法改正

今の世の中、前述の通り、法律にさえ違反しなければ何をしてもいい世の中になっています。

だから、福井のパピーミルのように明らかな虐待でも、役人はそれを虐待とは言えないのです。合法だから。

そうであれば、犬のような繁殖業者と販売業者を一緒くたにした法律ではなく、それぞれにきめ細かい規定を設けた法律に改正するべきではないでしょうか。

今回問題になっている一人当たりが世話をする犬の頭数の制限、繁殖する犬に子犬を生ませる頻度、飼育面積に応じた飼育頭数の制限などなど。

そして本来最も規制すべきであるのが、犬の店頭陳列販売でしょう。つまり犬や猫の店頭販売を禁止すること、です。これは現状ではすぐには難しいと思いますが、原発問題と同様、将来的にゼロにするビジョンを持ってそれに向かってのロードマップを作ることが必要ではないでしょうか。

そのためにも、せっかく導入した8週冷規制の厳格な施行、そして細かい規定を設けた繁殖業者への規制が厳格に守られているかの、自治体の現場確認などの管理を徹底、かつ登録する際の審査基準の厳格化などを全て具体的な法律として整備することをまず始めるべきではないでしょうか。

本来法律は、世の中の常識、モラルと一致しているべきです。一致していないのであれば、すぐにでも改正するのが政治家の務めではないだとおもうのですが・・・。

買い手の意識変革も必要では

もうひとつは子犬の買い手となる人間の意識の大きな変革です。

これは単に消費者だけでなく犬の販売業者も含めての意識変革です。

本来は前述の通り、子犬の店頭販売は禁止にすべきだと思いますが、現実的にすぐには難しいでしょう。したがって、まずは子犬の販売業者が、仕入れる子犬の素性、そのブリーダーが犬を大事にするような環境と飼育方法、繁殖を行っているのか、しっかりと見極めて、子犬を仕入れることが必要ではないでしょうか。

つまり法律の規制でパピーミルを作らせないような規制を作るとともに、もしパピーミル的なブリーダーがいたとしてもそのブリーダーとは取引をしない、それを厳格にすることによってパピーミルの存在理由をなくしていくのです。ただし、その際の子犬の扱いについてもあらかじめ子犬が不幸にならないような対策を決めておくことが必要です。

そして犬を迎えようという人も、やはりしっかりとした心構えと、生きている犬を飼うという自覚はもちろんですが、その子犬がどんなブリーダーのところで生まれ育ったのか、実際に見て確かめる、あるいは遠方のブリーダーであれば、それを証明するようなシステムを作ることも必要だと思います。

単に、現物確認、対面販売を禁止するだけでは、地方のまじめなブリーダーを失っていくだけです。

と思うのです。

いずれにしても、パピーミルのようなブリーダーの根絶は現代社会のひとつのテーマであると思います。


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