現在のトイプードルに毛色での性格の違いは全くない!

ユミカ

トイプードルは毛色によって性格が違うって話をネットで見たけど本当なの?


マコト

はっきり言って、トイプードルの毛色での性格の違いは全くない、というのが、今までいろいろなトイプードルをトレーニングしたり、触れ合ってきた経験からの結論だね。

毎日のように、トリミングやペットホテルに来るトイプードルを見て、接している実感として、そしてドッグトレーナーとしていろいろなトイプードルのしつけトレーニングを行った経験からトイプードルの性格について書きたいと思います。

ほとんどのトイプードルの性格は、明るく、人懐っこく、活発である、と言って、間違いないと思います。

従って、飼い易い犬種は、と聞かれれば、まず思い浮かぶのがトイプードルです。

でも、そうは言っても実際のトイプードルの性格は十頭十色、人間と同じでそれぞれのトイプードルが個性を持った性格をしていて、とてもおもしろいんです。

最近よくトイプードルの性格が毛色で違う、という記事をネットで見かけます。でも、これにはちょっと違うな、と思っています。

犬の性格が毛色で違う、と言うこと自体は犬種を作っていく中で他の犬種の血を入れているのであり得ることだと思います。実際にラブラドールレトリバーではものすごくそれを感じています。

でも、トイプードルに関しては毎日のようにお店にいろいろなトイプードルが来ますが、毛色での性格の違いは全く感じたことはありません。

もちろん、最初に書いた通り、トイプードルが10頭いれば、その性格も10通りです。

個々のトイプードルの性格は全く違っていろいろです。

でもそれは、同じ毛色のトイプードルでも、性格はいろいろなんです。レッドのトイプードルはこういう性格、ブラックのトイプードルは・・・、みたいに毛色での性格の特徴みたいなものは全く感じたことはありません。

少なくとも、日本にいるトイプードルには毛色による性格の違いは全くない、と断言します。

過去のトイプードルには毛色による性格の違いはあったかもしれない

ただし、最初にも少し書いたように、同じ犬種でも毛色によって性格が違うという可能性は否定はしません。もしかしたら、もっと昔のトイプードルには、そういった毛色による性格の違いがあったことは十分考えられます。

トイプードルのもととなるプードルは、もともと黒と白であったと言われています。

現在のようなレッドやブラウンなどの毛色を出すためには、他の犬種の血を必ず入れているはずです。

ましてや、最近時々見るパーティカラーのトイプードルは、純血のトイプードル同士の交配では絶対に出ないでしょうからね。

従って、その時に使った他の犬種の性格的な特徴が、レッドのトイプードルなどに出てくる可能性が遺伝的にも十分あるでしょう。

しかし、トイプードルの場合は、特に日本では圧倒的な人気犬種ゆえに、ピンからキリまでのブリーダーがトイプードルを繁殖しています。

トイプードルであれば何でもかんでも繁殖させてしまう的な、乱繁殖などの影響もあると思います。

元々はトイプードルも毛色による性格の違いがあったかもしれませんが、現実的に、現在その差は平均化され、実質的な毛色による性格の違いは全く見られなくなっているということだと思われます。

逆に言えば、本来はトイプードルには毛色による違いがあるべきだったのかもしれません。

それが感じられなくなってしまったこと自体、もしかしたら問題なのかもしれませんね。

一般的に言われているトイプードルの毛色による性格の違い

現在のトイプードルには毛色による性格の違いは全くない、これは断言できます。

でも、一応、一般的に言われているトイプードルの毛色による違いを紹介しながら、それに対する反論的な事実を書いてみたいと思います。

黒や白のトイプードルの性格と言われているもの

トイプードル

昔からいる黒や白のプードルは比較的性格が安定していて、人になつきやすく、しつけや訓練も入りやすい、と言われているようです。

実際にしつけ相談、トレーニングをしたトイプードルの中で、最も噛み癖の付いていたのが白いトイプードルでした。他にも噛み癖があるからと言われてトレーニングをしたトイプードルは黒いトイプードルでした。

ペット・トライアングルにも、性格が安定しているという白と黒のトイプードルがいます。

白と黒のトイプードルの性格は全く違い、白のトイプードルは少し神経質なところがあり、黒のトイプードルは本当にまったり、のんびりしています。

白のトイプードルは3頭の子犬を生みました。

白のトイプードルからは父親も白だったためか、やはり3頭の白いトイプードルの子犬たちが生まれました。

それぞれみんな、体形、大きさが違い、性格も全く違います。

白や黒のトイプードルは性格が安定している、とはとても思えないのです。

レッドやブラウン、シルバーなどのトイプードルの性格と言われているもの

トイプードル

比較的歴史の浅い毛色のトイプードルは我儘でしつけや訓練が入りにくい、と言われています。

実際にしつけトレーニングを行ったトイプードルにはレッドの子ももちろんいます。でも、しつけが入りにくいということは全くありません。レッドのトイプードルも問題なくしつけは簡単に入ります。

要するに毛色による性格の違いはないのです。しつけが簡単に入らなかったのは、前述の強い噛み癖がついてしまっていた白いトイプードルだけす。それ以外のトイプードルは、トイプードルらしく簡単にしつけは入りました。

レッドやブラウンだからしつけが入りにくいなんてことは全くなく、性格もとても陽気な子からシャイな子まで、いろいろです。

もし、期待した性格と違ったということがあっても、それは毛色による違いではなく、個々のトイプードルの元々の性格の違いということです。

ほかに要因があるとすれば、ブリーダーの繁殖の問題、あとは飼い方・しつけ方の問題ということになるでしょう。

参考までにレッドのトイプードル1歳半の男の子と3歳の女の子の2週間のしつけトレーニングの動画を掲載していますので、ご覧になってみてください。

▼トイプードル レッド 2週間のしつけトレーニング動画

ブリーダーから聞いたトイプードルの毛色による違い

今までいろいろなトイプードルのブリーダーさんとも会い、話をしました。しかし、トイプードルが毛色で性格が違うという話は一度も聞いたことはありませんでした。

でも、あるブリーダーさんからは、性格ではありませんが、トイプードルは毛色で匂いが違う、という話は聞いたことがあります。

そのブリーダーさんによると、レッドのトイプードルは独特の匂いがするそうで、部屋にレッドのトイプードルがいると匂いですぐにわかる、というのです。

まぁ、僕たちには全くわかりませんでしたけどね。

それを除いては、私が知っている限りのブリーダーからもトイプードルの毛色による性格の違いなんて、全く聞いたことはないのです。

ユミカ

もしトイプードルが毛色で性格が違うんなら、トイプードルの選び方も変わってきそうだけど、そんな心配する必要はないってことね。


マコト

その通り!

トイプードルの一般論としての性格

さて、毛色による性格の違いはないという大前提のもとに、トイプードルの性格について改めてご紹介したいと思います。

トイプードルの性格については、だいたいどのサイトや本を見ても、まず悪いことを書いてあることはないようです。

トイプードルは頭もよくて、人によくなつき、攻撃性もなく、ペットとして飼うには、とても飼いやすい性格、というような感じで。

これについてはペット・トライアングルのトイプードルの性格に関する意見も、基本的には全く同じです。

例えば、「犬を始めて飼うのだけど、どの犬種が飼いやすいですか?」と聞かれたら、迷わず、まず名前が出てくるのがトイプードルです。

トイプードルは大きさに多少のばらつきはあるものの、ほとんどが扱いやすい大きさで、だいたいが人懐っこい子が多いと思います。

また、介助犬にも使われるように、訓練性が高いため、しつけも入りやすく、基本的なしつけをしておけば、ほとんど手のかかることはない、という子が多いのです。

トイプードルの性格は、基本的には明るく元気で、しつけもしやすく、始めて犬を飼う方にも、最もお勧めできる犬種だと思っています。

実際に、ペット・トライアングルのドッグケアの実店舗であるLOVEDOG店でもご来店する中では最も多い犬種ですが、トリミングやお泊りに来るトイプードルもほとんどが、そんな性格のいいトイプードルです。

自分から明るく尻尾を振りながら積極的に近づいてくるような人懐っこい性格が、トイプードルの性格を代表していると感じています。

でも、トイプードルの全てが、そんな性格だとも限らないのもまた事実なのです。

比率としては少なくても、やはりトイプードルは数が多いだけに、問題のある子の数は、絶対数としては最も多い犬種です。

中には、警戒心がとても強く、咬むという行動をとりやすいトイプードル、つまり本来言われているトイプードルの性格とは少し違うトイプードルもいるのです。

実際に、しつけ相談で、吠える、噛むという相談が数として多いのは、トイプードルなのです。

ただし、これは前述の通り、トイプードルの人気が高く、飼っている人が多い、つまりトイプードルが最も日本で人気のある犬種、そして数の多い犬種だというのが理由だと思われます。

噛むと言われて相談、トレーニングに来るトイプードルでも、本当に噛み癖がすごかったのは、最初の方で紹介した小さな白いトイプードル1頭だけでした。

その他の噛むと言われたトイプードルは、トレーニングを始めたら素直でまったく噛む気配を見せませんでした。

基本的には、犬種として見た場合のトイプードルの性格は、家族として迎える犬としては、最もふさわしいものと言って間違いではないと思います。

ただし、注意するのはどういったブリーダーのところでブリーディングされたか、ということなのです。

交配させる犬、つまり親犬となるトイプードルの性格などは全く考慮しない、生まれた子犬は犬任せにしている、近親交配をしている。

こういったブリーダーからはトイプードルであったとしても先天的な性格に問題があり、攻撃的な気質を持っているトイプードルも生まれる確率は高くなるでしょう。

また、飼い方・しつけ方によっても、成長後のトイプードルの性格は変わってきます。(後天的性格)

先天的に問題のある性格のトイプードルは飼い方・しつけ方によってはその性格がより強められてしまうこともあるでしょう。

また先天的な性格に問題のないトイプードルでも、そのトイプードルを家の中でのリーダー的な存在にしていまうと、性格的に、さらに行動として問題を起こすようになることもあります。

賢いトイプードルでも、というよりトイプードルは賢いからこそ、しっかりとした飼い方・しつけ方は重要なのです。

もちろん、あまりしつけをしていない、とうトイプードルでも性格的にまったく問題ない、問題行動がほとんどない子がたくさんいるのも事実ですが。

トイプードルだから大丈夫、とは限りません。

トイプードル

前章で書いたように、一般論としてはトイプードルは性格も良く飼いやすい犬種だけど、全てのトイプードルが性格がよく、絶対に飼いやすい犬になるとは限りません。

従って、トイプードルを迎えるときに、トイプードルの性格だからだいじょうぶ、とは思わないようにしてください。

しつけなんかしなくてもトイプードルだったら飼うのに困らない、確かにほとんどの場合はそうかもしれません。

でも、もともとの性格に問題あるトイプードルだったら、けっこう大変なことになりかねませんからね。

それにもともと問題ない性格のトイプードルでも、その良さを引き出すためには、やはり、それなりの飼育環境と育て方(しつけ)が必要です。

特にトイプードルの場合は賢いだけに、飼い主の接し方によっては、その賢さがしつけを難しくさせることもある犬種といえるかもしれません。

もちろん、「うちのトイプードルは、特にしつけなんかしてないけど、いい子で、全然問題ないよ」という方も多いでしょう。

なんたって、トイプードルですから。

ただ、問題なのは、”問題なく育っている”という、その”問題ない”というレベルにあることもあります。

これも、個々の人間の感じ方なので、その人には問題なくても、それを問題だと思う人もいるかもしれません。

ただし、その程度であればまだ大きな問題はないと言えるでしょう。

でも実際には、前述の通り家庭犬トレーニングのしつけ相談で、トイプードルの問題行動でご相談にいらっしゃる飼い主さんは最も多いというのも事実としてある、ということを覚えておいてください。

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トイプードルもそれぞれ個性を持っています

基本的にはとても良い性格、これは、あくまでもトイプードルと言う犬種についての一般的なことです。

そして、確かにほとんどのトイプードルが該当することは間違いないかと思います。

でもこれは、”日本人はまじめだ”ということと同じような意味だと思って頂くとわかりやすいかと思います。

世界の中では、日本人はまじめな人種だと言われているようです。

これは客観的、相対的にはそれほど間違っていないのではないかと思います。

しかし、日本人の中にもいろいろな人がいます。

すべての日本人がまじめだとは、誰も思っていないでしょう。(まじめとは何か、という議論はあるかと思いますが)

逆に、例えば、ヨーロッパ人でも、アメリカ人でも、日本以外のアジアの人でも、アフリカの人でも、日本人以上にまじめだと思えるような人はたくさんいます。

ひとくちにトイプードルといっても、全くこれと同じです。

トイプードルも、それぞれのトイプードルは、それぞれ違った性格を持っています。

人間と同じで、十人十色ならぬ、十頭十色です。

元気いっぱいの子もいれば、シャイで臆病なトイプードルもいます。

トリミングやペットホテル、そしてトレーニングでもたくさんのトイプードルと接していますが、それぞれ個性があり、違った性格を持っています。

こわがりで、隅のほうに隠れてしまう子もいれば、誰かがお店に入ってくるたびにけたたましく吠える子もいます。

おとなしいけど、人懐っこい子もいれば、シャイで、なかなか近づいてこない子もいます。

そして、なかには噛み癖が強く、口輪をしないとトリミングができないような子も少なからずいるのです。

ひとくちにトイプードルと言っても、それぞれの犬は、それぞれの個性を持っているのです。

それは、人間と全く同じなのです。

しつけなんかしなくても全く問題ないトイプードルもたくさんいます。

でも、もともと少し問題のある性格のトイプードルでも、飼い方、そしてしつけ方によって、問題のない性格にすることができます。

性格の悪さは”しつけ”で修正できる
トイプードル

先天的、あるいは後天的な性格に起因する問題行動は、ほとんどの場合、成犬になってからでも修正はできると思います。

では、問題行動を起こすように成長してしまったトイプードルはどのように修正するのでしょうか。

例えば、子犬の時から、王子様、お姫様のように育てられたトイプードルは、成犬になると、自分が人間家族を従えるリーダーとしての自覚を持ってしまいました。

犬はその本能から、リーダーとしての自覚を持つと、自分の仲間、家族を守るために、そして自分のテリトリーを守るために、例え、小さなトイプードルでも精一杯がんばります。

自分の家族を守るために、またテリトリーである自分たち家族の家や、いつもの散歩コースを守るために、そこにに近づく、あるいは出会う人や犬を吠えて威嚇したり、攻撃的な態度で自分の家族やテリトリーを守ろうとがんばります。

同時に、家族の中では、自分のリーダーとしての地位を守らなければいけません。

子犬の頃に、”甘噛みをすれば人間たちは手を引いて触るのを辞める” と覚えた犬は、成長するにつれて、嫌なことをされたり、手を出されたりすると、甘噛みが本気咬みに変わって、咬むことで自分を守り、リーダーとしての地位を維持しようとしていくようになります。

特に頭の良いトイプードルはリーダーとしての行動を取るために、また家族の中でのリーダーとしての立場を守るために考えて行動します。

もともとその犬が持っている先天的な性格によっては、その本能が強く現れ、結果として吠えたり、咬んだりという問題行動となってしまう場合があるのです。

でも賢いトイプードルであれば、逆転している主従関係を、再度、さらに逆転させることができます

もちろんそれには飼い主となる人間が、犬に対する接し方と心構えを大きく変えるとともに、飼育環境、飼い方・しつけ方を変えていく必要があります

それができれば、しっかりと人間が主となる主従関係と信頼関係を再度構築しなおして、犬が従う立場だということを教えれば、トイプードルはその立場をすぐに理解して、リーダーとしての立場を明け渡し、同時に、飼い主を自分のリーダーとして慕い、従うようになります。

その上で、トイプードルにやらせたくないことを人間が忍耐強く教えていけば、ほとんどの場合、問題行動は修正することが可能となります。

トイプードルであれば、1歳でも、3歳でも、5歳でも、ほとんどの場合、修正は可能です。

犬の年齢や本来持っている先天的な性格によって修正に必要な時間は変わるかもしれませんが。

特に、咬むということを日常的に覚えた場合は、修正にはかなり時間がかかるでしょう。

強い咬み癖の修正には、程度にもよりますが、数ヶ月以上の単位を必要とすると思ったほうが良いと思います。

トイプードルに限りませんが、子犬の時の甘噛みは、すぐに止めさせる、絶対にさせないようにする、というのが咬まない犬にさせるための一番の基本となる鉄則です。

性格の良し悪しにかかわらず、子犬として迎え入れたときからの飼育環境と育て方(しつけ)は、とても重要なのです。

誰もが言うようにトイプードルは基本的な性格はとても良いのです。

もし、トイプードルの性格が悪い方向に向かってしまった時は早めに修正してあげてください。

ユミカ

性格に問題ないトイプードルにも、きちんとしつけをした方がいいようね。


マコト

もちろんさ。そうすれば、トイプードルとの毎日が格段に楽しくなるんだよ。

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