たまに犬をノーリードで散歩させている人をみかけます。

ただ、そのほとんどが飼い主の横、または後ろをリーダーウォークで歩いているのではなく、犬は飼い主を見ようともせずに、飼い主の先、または周りをうろうろと歩いていることが多いように思います。

もちろん、たとえリーダーウォークがきちんと出来るようにしつけられた犬であっても、公道や公園など、他の人や犬と接する場所で、ノーリードで散歩するのはしてはいけないことです。

ある程度はしつけられていて、飼い主のそばから離れず、呼べばすぐに飼い主のもとへ来るのかもしれませんが、それでも、ふらふらと匂いを嗅いだりしながら歩く犬は、何か突発的な状況になった時に、何をするかわかりません。

そして、犬を飼っている人への偏見を持たれてしまう可能性もあるでしょう。

また、ほとんどの自治体では、条令等によって、犬をノーリード状態で散歩することや禁止されているので、法令違反となるはずです。

しかし、それ以上に、愛犬が大切であれば、公道、あるいは公園でも、犬に危険があるということを考えるべきだと思います。

犬に悪気はなくても、他の人や犬に危害を加えることもないとは言えません。

また、実際には危害を加えていなくても、たとえ犬は好意を持って人に近づいていったとしても、もし、その人が犬嫌いであれば、近づかれただけで、襲ってきたと言われかねません。

ましてや、犬に触れられれば、舐めただけでも、噛んだとも言われかねません。

そうなったら、悪気の全くない愛犬が悪者にされ冤罪を追わさ得てしまうかもしれません。

また車が通るようなところに隣接しているところでは、犬が交通事故にあう可能性もあります。

これは意外に多いようで、故意にノーリードにしたわけではなく、ちょっとした飼い主さんの不注意で犬が家から飛び出してしまい、交通事故に会うということもあります。

基本的なしつけが出来ていれば、そんな時でも犬を離れないように出来るのですが、そうでない場合は気を付けなければいけません。

いずれにせよ、どんなにしつけの出来た犬でも、ドッグランや完全に囲われた庭等以外では、絶対にノーリードはしないことが、社会のため、そして何よりも愛犬のためです。