犬は人間の言葉はわからない?
犬は人間の言葉はわかりません。と言っても厳密に言えば、少し違うのかもしれません。
「オスワリ」「マテ」と言えば、ちゃんと座るし、待つこともできるようになります。
散歩に行くときに、毎日犬に「散歩に行くよ」と声をかけていれば、「散歩」という言葉で、犬は散歩に行く気になってしまいます。
これらは、言葉の意味は理解できないけど、その言葉と次に行われる行動が、繰り返し同じパターンで行われることによって、ある意味では人間の言葉を覚える、と言ってもいいのかもしれません。
そういう意味では、犬は人間の言葉はわからない、という言い方は、必ずしも適切ではないかもしれません。
でも、ここではあえて、犬は人間の言葉はわからない、と言っておきます。
例えば、英語が分からない、という人でも、犬が英語でドッグ(dog)ということを知っている人は多いと思います。でも、ドッグが犬のことだと知っているだけでは、英語がわかるとは言えませんからね。
少し、無理な例えかもしれませんが、要するに犬に言葉で何かを伝えようとしても、言葉で犬に言いたいことを伝えることは出来ない、ということを言いたいのです。
でも、これにも反論があるかもしれません。
例えば、悲しいときに犬に悲しいことを伝えると、犬も悲しそうな顔をしてくれる、楽しく犬に話しかけると、犬も楽しそうにしてくれる、などなど。
確かにその通りだと思います。
でもこの場合、犬は言葉を理解しているのではなく、飼い主さんの気持ちを察している、僕はそう思っています。
一応お断りしておきますが、これは何ら科学的根拠に基づく考えではありません。毎日のように犬と接している中で感じ、信じていること、ということをお断りしておきます。
犬には人間の気持ちを理解する能力がある!
飼い主となる人間が、愛犬に癒されることはよくあると思います。
そのひとつの理由として、愛犬が飼い主となる人間の気持ちを察することが出来るからではないか、と思っています。
飼い主さんが悲しい気持ちでいるときは、犬はその気持ちを感じ取り、飼い主さんと同じように悲しくなる、そして飼い主さんに寄り添うような行動をする。
飼い主さんが楽しいときは、犬にもその気持ちが伝わり、犬も楽しそうにしてくれる。
これらは、今自分は悲しいんだ、楽しいんだ、ということを犬に言葉で伝えても伝わらない、でも何も言わなくても犬には伝わる、だから、、本当は悲しいのに笑いながら「私は全然悲しくないよ」と犬に強がって言葉に出しても、犬にはちゃんと本当は悲しいということが伝わってしまいます。
毎日のように一緒にコミュニケーションを取っている飼い主さんと愛犬であれば、愛犬はより飼い主さんの気持ちをテレパシーのように感じ取ってしまうでしょう。
でも、犬は初めて会う人間の気持ちもわかってしまいます。
その人が何も言わなくても、その人が自分(犬)に対してどんな気持ちを持っているのか、会った瞬間に気持ちを読み取ってしまうのです。
よく言われることで、犬が嫌いな人は犬も好意的ではない、犬が好きな人には犬も好意的に近寄る、と。
まぁ、全ての犬がそういう態度を取るわけではありませんが、大方間違ってはいないのではないでしょうか。
この考え方を裏付けるような記事もありました。
「犬を怖がっている人ほど犬は噛み付くと判明」らしいのです。
ヤフーニュースで見つけたものですが、元はGIZMODEというサイトからの記事のようです。
これを見て、自分が考えていたことは間違ってないんだな、と少し自信を持ったのですが・・・。
犬が人間の気持ちを見抜くのは、間違いない、僕はそう信じています。
犬と接するときは自信を持って接しなければいけません
ただし、犬が人間の気持ちを察する能力があるということは、いいことだけではありません。
前述の記事のように、犬は人間が自分を恐れている、怖がっているという気持ちを察すれば、強気の行動に出る場合もあるからです。
犬が嫌いな人は、犬に嫌がられる=攻撃的な行動を取らせる確率が高くなるのも、このためです。
これは、愛犬であっても同じなのです。
愛犬は、自分が家族の中で大事にされていることを理解します。
犬によっては、またその家族の行動によっては、その気持ちがわかることによって、犬は従順になってくれることもあるでしょう。
でも、犬への接し方があまりにも犬優先であれば、また犬は自分がこの家族の中で強い立場にいると自覚してしまします。
強気な犬であれば、その立場を自覚することによって、その行動も強気になり、家族であっても攻撃的な行動を取るようにもなりかねません。
同時に、自分が率いる家族を守る意識も強くなり、家族に近づく人や犬に対しても、攻撃的になる犬もいるでしょう。
これは、たとえ小型の愛玩犬であってもそういうことは実際に起こります。
また、しつけトレーニングをする時の教える人間の気持ちも大切です。
自分にできるかな、というような不安な気持ち、あるいは自信のなさは犬にすぐに伝わってしまいます。
そうなると、犬はその人に対しての服従心を持ちにくくなり、しつけの成功確率はかなり低くなってしまうでしょう。
しつけトレーニングをする時は、一度始めたからには、絶対に愛犬を誰からも愛される犬にする、という強い目的意識をもって、絶対にできるという自信を持って犬のしつけトレーニングを行ってください。
それだけでも、犬のしつけトレーニングが成功する確率は大きく上昇するでしょう。
犬は、たとえ人間の言葉は理解できなくても、気持ちは簡単に読み取ってしまう、だからこそ、犬に接するときは、言葉よりも、気持ちが大切である、と僕は確信しています。
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