問題は不良ペットショップ?子犬の衝動買い?

子犬は生きているから・・・

犬は生きています。それゆえの、売買に関するトラブルは2020年代の今でも、おそらくはあるでしょう。購入した子犬が病気だった、すぐに死んでしまったなどのトラブルもあるかもしれません。でも、おそらくは、そういった、不良ペットショップ、悪徳ブリーダーが、以前に比べれば激減していることを祈りたいと思います。でも、これもおそらくは、ですが、少なからず、存在しているかもしれないな、とも思ってしまうのですが。

店頭のペットショップでは、子犬を直接、見て、触れるだけに、そのかわいさが、ほかの悪いところをすべて隠してしまいます。

その結果が、子犬の衝動買い・・・です。

以前はその子犬の衝動買いの結果として、次のような記事になるトラブルが発生してしました。

少し(かなり?)古い内容になりますが、ご参考までに掲載しています。

[なんでも特捜班]見えてますか?ペットの涙 空前ブームの陰で悲痛“泣き声”

空前のペットブームの中、ペットショップと購入者の間でトラブルが続出している。社団法人「日本動物福祉協会」に寄せられる電話相談も昨秋から急増しており、そのほとんどがテレビCMなどの影響もあって人気を呼んでいるチワワやミニチュアダックスフントなどの小型犬だ。一方、衝動買いをして、飽きると簡単に捨ててしまう無責任な飼い主も多い。ブームの陰でいったい何が起きているのか、探った――。(西山紘平)

◇過剰需要…平気で近親交配、次から次へと奇形に疾患…
耳穴のない黒パグ、買った次の日に感染症で死んだチワワ。
東京都葛飾区の自営業女性(48)は今年5月、都内のペットショップで生後2カ月の雄の黒パグを約21万円で購入した。家に連れて帰ったところ、せきが止まらない。風邪をこじらせていたようで、すぐに店に問い合わせると「大丈夫」との返事。しかし、症状は一向に改善せず、獣医のもとで完治するまでに約1カ月も費やした。その間の治療費約3万円もすべて女性が負担した。買った時にすでに、病気だったわけだから、店側に治療費の負担を求めたが、すげなく断られたという。
さらに購入時、左目の上にあった傷も「成長すれば小さくなる」と言われていたが逆に大きくなった。さらにその後の獣医の診断で、右耳の奥が膜でふさがっていることも分かった。
女性は「もう情も移っているし、いまさら手放せない」としながらも「最初から分かっていれば購入しなかった。店の人は“そちらが購入してからふさがった”とまったく取り合おうともしない」と嘆く。
店側が、病気や障害があることを知っていたのにもかかわらず、客に売り付けていた疑いも持たれる。
都内のあるペットショップの店長は「生き物を扱っている以上、100%のものしか販売しない。ブームだからと無理やり売るようなことは絶対にない」と否定するが、ほかにも、買って帰ってきたら箱の中が血尿だらけだった、高熱や激しい下痢を起こすパルボ感染症にかかっていて購入翌日に死んだ――などのトラブルが相次いでいる。
背景には、ブームによる過剰需要に追いつこうと、ブリーダーが無理な繁殖を繰り返していることがある。同協会の山口千津子さんは「発情が来るたびに繁殖させるから母体はどんどんボロボロになるし、生まれてくる子供も弱い。疾患を持っていても親兄弟でも構わず交配させるから、奇形や疾患を持った子供が産まれる可能性も高まる」と指摘。生後間もない時期はこうした疾患も外見では分かりづらく、何の説明もせずに売る店も多いという。
「本当の悲劇はブームが過ぎ去ってから」とも。これまでにもシベリアンハスキー、ゴールデンレトリバーなどがブームになったが「一段落すると、どこの保健所もハスキーだらけになった。そのほとんどが殺処分され、今はゴールデンであふれかえっている。チワワなど小型犬も同じ道を歩むことになる」と“くぅーちゃんブーム”の末路にも警鐘を鳴らした。

◇しつけもせず「気性が悪い」
飼う側にも問題はある。相談のほとんどはブームに乗っかった人たちから。店前を通り掛かって衝動買いしたが、自宅はペット禁止のマンションだった。インターネットで調べただけで実物も見ずに電話で購入、送られてきたらノミだらけでやせ細っていた、など。山口さんは「きちんとしつけもせずに、“ほえたりかんだり気性が悪い”“思ったより大きかった”など勝手な理由を付け、結局は“もういらない”となる」とあきれ顔で話す。
欧米諸国では免許制の動物取扱業だが日本では届出制のため、小遣い稼ぎで繁殖に手を出す人も多いという。山口さんは「売る側も買う側も知識や能力のある人がするべき。本当の被害者は動物たちです」と表情を曇らせた。・・・<以下省略>

スポーツニッポン新聞 2003年7月6日 24ページより

*”くぅーちゃん”とは、当時テレビのCMで人気のあったチワワちゃんです。

このような問題は、人間としての、”根本的な道徳意識” の問題ではないでしょうか。

2020年代の今、もうこんなことはあまりないと信じたいとは思います。しかし、新型コロナ感染症による自粛によって、ペットを飼う人が増えたものの、同時にすぐに手放されるペットも急増した、というようなニュースを見ると、まだまだ、過去の話ではないのかな、とも思ってしまいます。

迎えたペットは、犬に限らず、その命ある限り、しっかりと世話をしてあげる。それがペットを迎えた人間の義務ではないでしょうか。

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