ミニチュアダックスフンドの飼い方・躾け方

ミニチュアダックスフンドと言っても特別な飼い方・しつけ方はありません

基本的には、ミニチュアダックスフンドだからといって、特別な飼い方・しつけ方はありません。

犬の飼い方・しつけ方のところをご参考にして頂ければ問題ないかと思います。

ミニチュアダックスフンドはしつけ相談でもトイプードルと同様飼われている数が多いので、相談件数の多い犬種です。

特に多いのが、吠える、噛むという相談です。

独特の体型でかわいい犬種ですが、しつけトレーニングをすることによって、問題行動も起こしずらく、また格段に飼い易くなるのです。

ミニチュアダックスフンドには猟犬の血が残っている

今でこそ愛玩犬として不動の地位を誇るミニチュアダックスフンドも、もともとは猟犬として改良を重ねられてきた犬種だということは、忘れないでください。

その体には、やはり猟犬としての血と遺伝子が残っています。

だから、犬種としては吠えやすい傾向にあること、また攻撃的な面を見せる固体もいるということを覚えておいていただきたいと思います。

それをことを認識していただくと、やはり、適切な飼い方、そしてしつけ方が重要である、ということがご理解いただきやすいと思います。

もちろん、特別なしつけをしなくても、何の問題もないミニチュアダックスフンドもいるでしょう。

もともと持っている先天的性格が穏やかだったり、飼い主さんが何もしていないようで、自然に犬との主従関係を作るような扱い方をしている場合です。

でも、全てのミニチュアダックスフンドがそうではありません。

猟犬の血を引くミニチュアダックスフンドは、そうではない場合が多いと思っていただいた方が良いでしょう。

また先天的な性格に問題なくても、飼い方・しつけ方によってはその後の性格(後天的性格)を扱い難いものにしてしまうこともあります。

例えば、室内を自由にさせて、散歩でも自由に歩かせていたら、多くのミニチュアダックスフンドは、家に近づく人や犬に吠えたり、チャイムに吠えたり、また散歩で会う犬や人に吠えるようになるでしょう。

ミニチュアダックスフンドに限らずどの犬種でも、それは当然のことですが、猟犬の遺伝子を持つミニチュアダックスフンドは本能的により吠えやすい傾向にあるのです。

逆に猟犬の血があるからこそ、飼い主に対する服従心を持たせれば、普通の犬種以上にその服従心は強く、また訓練性も良い犬種です。

どんなミニチュアダックスフンドに育つかは、飼い方・しつけ方次第です。

子犬を迎えたその日がしつけのスタート

ミニチュアダックスフンドに限りませんが、一般的に子犬を迎えるタイミングとしては、生後2~3ヶ月ぐらいが多いのではないでしょうか。

胴長短足の独特の体系が魅力のミニチュアダックスフンドは成長してもユーモラスでかわいいですが、生後2~3ヶ月ぐらいだと、子犬独特の可愛らしさがあり、しつけのことなんて、全く頭から離れてしまうかもしれません。

でも、たとえ生後2~3ヶ月のミニチュアダックスフンドとはいえ、迎えたその瞬間から、というより、迎える前の準備段階から、しつけは始まります。

生後2ヶ月の子犬にしつけなんて・・・、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、飼育環境を整えること、また毎回の排泄をさせること(トイレトレーニング)、子犬の扱い方、また抱っこしながらも主従関係を教えていくことができます。

また、外の環境、家の中の環境に慣らしていくとともに、人間や他の犬が怖いものではないと言うことを教えていくのも、しつけの重要なポイントです。

特にこれらの点については、生後2~3ヶ月ぐらいに教えるのが、最も効果的です。

もちろん、その後でもできますが、吠え癖、そして特に噛み癖がついてしまうと、その修正にはかなり時間がかかるようになってきます。

また、持って生まれた先天的な性格に多少問題がある場合でも、この時期から適切な飼い方・しつけ方をしていけば、それを十分修正していくことが出来るのです。

この時期からしっかりとしつけを意識した扱い方、育て方をしていくと、吠えることも少なくなり、攻撃的な面も抑えられて1年後にはとても楽しくミニチュアダックスフンドと過ごせるようになるでしょう。

子犬の可愛さに負けずに、しっかりと飼育環境を整え、しつけを行うことが、誰からも愛されるミニチュアダックスフンドにさせるための必要条件です。

アマ噛みは絶対にさせない

ミニチュアダックスフンドのしつけトレーニングでは、咬むという問題行動でいらっしゃる方もいます。

猟犬としての血は、吠えることと、こういった攻撃的な面で出る場合もあります。

咬むということが問題になる犬の場合、ほぼ全てのケースで、子犬の頃からアマ噛みをさせ放題にしています。

犬は、生後3ヶ月~6jヶ月ぐらいで乳歯から永久歯に生え変わります。

その生え変わるときに歯の辺りがかゆくなるので、この時期のアマ噛みは仕方がないと思っている方もいらっしゃるようですが、それは全くの間違いです。

アマ噛みを始めるようになったら、すぐに止めさせて、絶対にアマ噛みはさせないようにしていくことが、その犬の将来に咬むという問題を起こさせないための、基本的なしつけとなります。

アマ噛みをしない子犬は、絶対に咬むという問題を起こさないとは言い切れませんが、少なくとも、咬むという問題を起こす確立は極めて少なくなるでしょう。

また、フードを食べているときに、手を近づけると、唸ってくるようになる犬もいます。

もちろん、ミニチュアダックスフンドでもそういう子は少なからずいます。

これも、主従関係と信頼関係を築くトレーニングをしていることを前提として、子犬の頃から意思的に食事中に手を出したり、食器を触ったり、取ったりすることでそうはならないように育てていくことが重要です。

咬むということで、より強い立場になれるということを一度でも覚えてしまうと、その修正は簡単ではなく、かなりの時間と労力がかかることになります。

特に、ミニチュアダックスフンドにはもともと猟犬としての血が流れているので、その本能を呼び起こしてしまうと、修正は難しくなります。

何をしても、アマ噛みも含めて、咬むという行動を取らせないように育てていくことがとても重要です。

ダックスフンドは訓練性の良い犬種です

猟犬としての遺伝子は、悪いことばかりではありません。

飼い主がリーダーとして認識されれば、強い服従心で飼い主の指示に従う犬になれるという面ももっています。

実際、ペット・トライアングルのドッグケアの実店舗であるLOVEDOG店に家庭犬トレーニングで来るミニチュアダックスフンドのほとんどは、トレーニング前がどんなにやんちゃでも、リーダーウォークは始めたその日からできるようになります。

つまり、意識を変えてやると、それに対する反応も早いのがミニチュアダックスフンドです。

逆に言えば、飼い主がリーダーであるという認識を持たせないと、ミニチュアダックスフンド自身のリーダー意識が強くなり、自分のテリトリー(家や散歩コース)や自分が率いる仲間(人間の家族)を守るために、必死の吠えたり、威嚇したりするようになってしまうのです。

ミニチュアダックスフンドという犬をよく理解したうえで、その良さをしっかりと引き出してあげるのが、ミニチュアダックスフンドの飼い主の務め、ではないでしょうか。

ミニチュアダックスフンドは、それにしっかりと応えてくれるはずです。

また、ミニチュアダックスフンドの場合、その独特の体型ゆえの注意点などもありますので、「ミニチュアダックスフンドの注意点」もご覧ください。

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