アイリッシュ・ウルフハウンド、その名の通りアイルランドの狼狩りの猟犬
アイリッシュ・ウルフハウンド、その名の通り、アイルランドで狼から家畜や人々を守っていた、世界でも最も体高の高いと言われる犬種のひとつです。
元となる犬は、紀元前からギリシャに存在していたと言われ、その頃にはすでに、ギリシャからアイルランドへと渡っていたとも考えられているようです。
そして、特にアイルランドの農家では、古くから、家畜や住人への狼による被害を防ぐために、狼に対抗できる番犬、すなわちウルフハウンドが欠かせない存在であり、猟師にとっても良きパードナーとなっていました。
アイリッシュ・ウルフハウンドは、まさにそんなアイルランドの人々には絶対に欠かせない存在であり、アイルランドの人々にとっては、狼に対抗できる強いからだを持ちながらも、人々には従順な、愛すべき犬種だったようです。
そして、今でも当時のアイリッシュ・ウルフハウンドに関しての武勇伝、忠犬物語がアイルランドでは語り継がれているとのことで、アイルランドの国犬ともなっているようです。
さて、そんなアイルランドでも、狼の駆除が進み、やがて1800年代になると、アイルランドの狼も絶滅してしまいます。
それにともなって、アイリッシュ・ウルフハウンドの存在意義も薄れ、アイリッシュ・ウルフハウンド自体の数も減少していきました。
それに加えて、1800年代半ばにはアイルランドでも飢饉が発生して、アイリッシュ・ウルフハウンドも絶滅の危機を迎えてしまったとのことです。
しかしその後、1800年代後半になって、G.A.グラハム大尉という人が、当時わずかに残っていたアイリッシュ・ウルフハウンドを確保しながら、他の犬種、例えばスコティッシュ・ディアーハウンドやグレート・デーン、ボルゾイなどとの交配などで数を増やしながら、アイリッシュ・ウルフハウンドの血を残し、現在のアイリッシュ・ウルフハウンドが独立した犬種として確立されてきたとのことです。
とにかく大きな体の犬です
アイリッシュ・ウルフハウンド、実際に見るとやはりその大きさに圧倒されます。
私がアイリッシュ・ウルフハウンドを実際位間近で見たのは2頭だけですが、やはりその体高の高さがとても印象的でした。
1頭は、股関節の検査でよく訪れていた動物病院の獣医さんのひとりが飼っていたアイリッシュ・ウルフハウンドです。
その日は、たまたまその獣医さんが愛犬のアイリッシュ・ウルフハウンドを連れてきていたのですが、その獣医さんは、とにかくアイリッシュ・ウルフハウンドが好きで、実際にパートナー犬として飼うことにしたとのことでした。
子犬から飼い始めたとのことですが、5歳までその犬の体高は伸び続けたそうです。
体は大きいけど、性格はいたっておとなしく、人間に対してもとても従順とのことで、実際にその大きさには驚きながらも、私がそばに寄っても、そのアイリッシュ・ウルフハウンドはまったく気にすることもなく、私も安心して接することが出来ました。
もう1頭のアイリッシュ・ウルフハウンドと間近に接したのは、老犬介護の実習で、ある老犬ホームにお世話になった時です。
預けられている犬の中に、大きな犬がいて、それがアイリッシュ・ウルフハウンドでした。
やはり体は大きく、3畳ほどの広さの物置のような小屋がそのアイリッシュ・ウルフハウンドのハウスとして使用されていました。
7~8歳の老犬でしたが、まだ足腰はしっかりとしていて、歩くことはできるので、私もそのアイリッシュ・ウルフハウンドの散歩も何回か行いました。
前述の獣医さんのアイリッシュ・ウルフハウンドと同様、とてもおとなしく、散歩自体は楽な物でした。
従順ですが簡単に飼える犬種では
私が接したのは、この2頭だけで、全てのアイリッシュ・ウルフハウンドがこの2頭と同じとは限らないかもしれませんが、一般的には、アイリッシュ・ウルフハウンドの性格は、人間や他の犬に対しても攻撃的なところはなく、とても従順だと言われています。
ただし、もちろんその気になれば、狼を撃退できる体力と力を持っています
その点はやはり、頭に入れておく必要はあるでしょう。
性格には個体差もあり、また相手の犬の態度次第では、反応してしまうことも絶対にないとは言えませんからね。
何しろその大きさは、並の大型犬とは比較になりません。
でも、実際に接すると、その大きさもこの犬の大きな魅力であり、またその従順な性格から、この犬と暮らしたくなるのも、よくわかります。
と言っても、アイリッシュ・ウルフハウンドが、普通の人にとって簡単に飼える犬種ではないことも、また確かです。
いくら性格的におとなしいからと言っても、その大きさは半端ではありません。
動かなくても、それなりのスペースは必要です。
また、食べる量も大きさなりの量が必要です。
そして、一緒に暮らすパートナーとして、日ごろのお手入れも必要です。
それも、爪切り、ブラッシング、シャンプーとなればかなり大がかりな作業となります。
この大きさの犬を問題なく受け入れられるトリミングショップやペットホテルもそう多くはないでしょう。
それでも、もしも、この犬を余裕で飼うスペースがあり、経済的にも問題なく、そして、この大きさの犬でもしっかりとした覚悟と行動で、飼育・しつけができるのであれば、たまらなく魅力的な犬種がアイリッシュ・ウルフハウンドかもしれません。
もし、そのような条件をクリアできる方がいれば、パートナー犬として迎えることを真剣に検討してみる価値のある犬種、それがアイリッシュ・ウルフハウンドだと、私は思います。
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