トイプードル

トイプードルは人気No.1犬種!

JKC(ジャパンケネルクラブ)は日本でもっとも大きな犬種の血統書を発行する団体です。そのJKCで、2008年以降10年を軽く超えて、登録犬種としてNo.1の座を保っているのが、プードルです。プードルは大きなスタンダードプードルなど大きさによって4種類の分類があるのですが、プードルとしての登録犬種のうち、98%以上がトイプードルです。つまり事実上、日本で最も人気のある犬種がトイプードルなのです。
*JKCの2020年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数

この人気のトイプードル、もちろん犬を飼いたい人にはお勧めの犬種です。が、あえて、まずはそんな人気のトイプードルだからこそ、あえてこんな人にはお勧めできない、ということから書いていきたいと思います。

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トイプードルがお勧めできない人もいる?

トイプードルには、この後ご紹介するようにトイプードル独自のお勧めポイントがある犬種です。でも、その見た目の可愛さだけを見て飼い始める人も少なからずいるように思います。そうなると、飼われたトイプードルも不幸になる場合があるのも事実です。そこで、こんな人にはトイプードルをお勧めしない、飼わないでほしい、ということを始めに書いておきます。

こんな人にはトイプードルをお勧めしません!

下のリストにひとつでも該当するような方には、トイプードルを飼うのはやめてほしい、あるいは考え方を改めてほしいということを書いていきます。

  • 可愛いから、と衝動買いしてしまう人
  • どんなトイプードルもみんな飼いやすい犬だと思っている人
  • トイプードルはしつけをする必要がないと思っている人
  • 吠える犬は嫌だと思っている人
  • 犬は飼いたいけど、犬の手入れはしたくない人
  • 犬にお金をかけたくない人
  • 室内で犬を飼いたくない人
  • 犬のおしっこやウンチの片づけをするのは嫌だと思っている人

では、それぞれについて一言二言付け加えていきたいと思います。

可愛いから、と衝動買いしてしまう人

どんな犬でも命を持っています。衝動買いの対象にすべきではありません。トイプードルの子犬は特に、ぬいぐるみのように可愛いので気を付けるべきです。もちろん、飼ってしっかりと世話をする心構えを持ち、実行するなら良いですが。

どんなトイプードルもみんな飼いやすい犬だと思っている人

だいたいどこのサイトでも、トイプードルは飼いやすい、と言うようなことが書いてあります。もちろんそれは事実かもしれません。でも十頭十色、トイプードルにもいろいろな性格の子がいます。とてもシャイな子もいれば、人見知りの子もいます。また稀にですが、攻撃性の高いトイプードルだっているのです。

トイプードルはしつけをする必要がないと思っている人

トイプードルは訓練性が高く、しつけをすれば簡単に入ります。でも何のしつけもしなければ、吠える、噛むなど、扱い難い性格に育ってしまうことだってあるのです。

吠える犬は嫌だと思っている人

トイプードルは一般的には元気で明るく活発な犬です。おとなしく吠えないトイプードルもいるかもしれませんが、それは少数派でしょう。吠えるという問題行動で相談にくる飼い主さんが多い犬種でもあるのです。

犬は飼いたいけど、犬の手入れはしたくない人

どんな犬でもお手入れをしてあげるのは絶対的に必要です。特にトイプードルは爪切り、耳掃除などの一般的なお手入れだけでなく、カットをしなければ、悲惨な状態になってしまいます。

犬にお金をかけたくない人

犬を飼うということは、どんな犬でもフードやトイレシートなどなどそれなりにコストがかかります。特にトイプードルは定期的なトリミングが必須の犬種です。したがってランニングコストは決して安くありません。飼い主さん自身でやることも出来なくはないと思いますが、結構大変で、その労力もひとつのコストです。

室内で犬を飼いたくない人

ペット・トライアングルは大きさにかかわらず犬は全て室内で家族として一緒に暮らすべきだと考えています。特にトイプードルは、外で飼うなんてことは考えられません。

犬のおしっこやウンチの片づけをするのは嫌だと思っている人

犬は生きています。だから、毎日人間と同じようにおしっこもウンチもします。その世話をするのは必須なのです。

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トイプードルのお勧めポイント

と、上に書いたような人以外の人には、トイプードルはとてもお勧めな犬種です。綺麗にトリミングされたトイプードルはとても綺麗で可愛い、というのが多くの方の意見ではないでしょうか。でも、綺麗とか可愛いというのは人によっても違うと思うので、ペットとしてのトイプードルのお勧めポイントをあげてみたいと思います。

  1. トイプードルは抜け毛が極めて少ない犬種だということ。
  2. トイプードルは訓練性が高く、飼いやすいということ。
  3. トイプードルのとても豊かな表情。
  4. トイプードルのファッション性の豊富さ。

では、それぞれのポイントについてもう少し説明を加えていきましょう。

トイプードルは極めて抜け毛が少ない

トイプードルのお勧めポイントはもちろんいろいろありますが、一番のポイントは抜け毛の少なさです。

トイプードルの抜け毛の少なさは他の犬種では見られないくらい、本当に少ないです。普通に生活している中では、抜け毛がない、といっても良いくらいです。これは他の犬種と比べた場合、室内犬としては、とても大きなメリットとなります。

私も個人的にトイプードルを飼っていて、室内にいさせたり、車に乗せたりすることもありますが、室内でも、車の中でも、トイプードルの抜け毛を見つけることはまずありません。

一緒にいるパピヨンはかなり抜け毛がある時期もあり、またボーダーコリーやシェパードの抜け毛が目立つから、トイプードルの抜け毛が目立たない、という程度ではありません。基本的に、全くトイプードルの抜け毛を見ることはないのです。

これは、本当の大きなメリットだと思い、これがトイプードルの最も大きなお勧めポイントだと思っています。家の中でももちろんメリットは大きいのですが、車に良く乗せる方には、大きなメリットとなるでしょう。車のファブリックシートは、通常は犬を乗せるとすぐに毛だらけになってしまいますが、トイプードルだけは、全く問題ありません。

この抜け毛の少なさは、他にもメリットがあります。

例えば、犬に対するアレルギー等が心配な方が、抜け毛の少なさからトイプードルを選ぶということもあるようです。つまり犬アレルギーの方にも、トイプードルはアレルゲンとはなりにくいのです。

そのメリットによって作られたのがラブラドゥードルやゴールデンドゥードルです。

盲導犬のラブラドールレトリバーも、犬アレルギーのある方は使うことが出来ません。そこでアレルゲンになりにくいプードルの血を入れることによって、犬アレルギーの方でも問題なく使える盲導犬を作ることを目的に作られたのがラブラドゥードルなのです。

トイプードルとの掛け合わせにより作られるミックス犬、いわゆるプードルミックスと言われるミックス犬の多くはプードルの可愛さを目的に交配され人気も高いのですが、抜け毛の少なさ=アレルゲンになりにくい、という目的でプードルの良さを他の犬種にも持たせようという試みもされているくらいなのです。

そういう意味でも、トイプードルは、誰にでもお勧めの犬種なのです。

また犬アレルギーは別にしても、犬の抜け毛が気になる方は多いと思うので、抜け毛がほとんどないのは他の犬種ではないトイプードル独自の強みなのです。

トイプードルのしつけやすさ、飼いやすさ

トイプードルは、一般的に言えば、賢く運動能力も優れているのでとても訓練性の高い犬種です。したがって、基本的なしつけ(オスワリ、マテ、オイデ、ハウス、リーダーウォーク)も適切に教えれば、すぐに出来るようになります。

もちろん、なんのしつけをしなくても問題なく飼いやすいトイプードルもたくさん実際にいるでしょう。でも、この基本的なしつけをしておけば、多少問題のある性格のトイプードルでも飼いやすく、あたもともと問題ない性格のトイプードルはより飼いやすくなるでしょう。

ただし、賢い犬は、賢いだけに、我儘に育ててしまうと、ズル賢い犬、自分が家族のリーダーだと勘違いしてしまう犬、など扱い難い犬になってしまう可能性もあります。

ただ、トイプードルは何のしつけをしなくても問題なく飼える場合がほとんどだと思いますが。(しつけをしなくても良い、ということではありません。あくまでも結果的に、ということです)

トイプードルの表情の豊かさ

トイプードルはとても表情が豊かな犬種です。一緒に生活していると、お腹が空いている、水が飲みたい、このドアを開けてほしい、抱っこしてほしい、などなど、その表情でだいたいわかってくるようになります。

もちろん、他の犬種でもそうなのですが、トイプードルの場合は特にわかりやすしのです。

ただし、それだけにトイプードルに、これをやってくれ、と命令されているような感じがしないでもない、ということもありますが・・・。

トイプードルのファッション性の高さ、外観は変幻自在

トイプードルの他の犬では出来ない魅力のひとつが、そのファッション性の高さです。

犬のトリミングの基本は、プードルなのです。そして、トイプードルのカットの種類は、他の犬種に比べると、はるかにたくさんの種類があるのです。

もともとは水場での猟のために、機能的な目的で行われたカットでした。しかし、そのカットがフランスではファッション性を高めるために、より強調されていくことになりました。それによってフランス貴族のあいだで人気になったのがトイプードルなのです。

現在では、カットのバリエーションもより豊富になり、ファッション性という面では、他の犬種の追随を全く許さないといってよいのではないでしょか。

同じトイプードルでも、カットの仕方を変えるだけで、全く違う犬のようになってしまうのも、他の犬種ではなかなかできないことでしょう。

きれいにトリミングされたトイプードルとお散歩すること自体が、とてもファッショナブルなことだと思います。

さらに、洋服を着せても様になるのがトイプードルです。いろいろな服を用意することもトイプードルでは楽しみの一つになるかもしれませんね。

ファッション性の高さは、トイプードルの他の犬種ではできないような、お勧めポイントです。

さて、トイプードルとこのページでもズーっと書いてきましたが、実はトイプードルは、JKCでの区分においては、プードルの4つの区分の中のひとつで、一番小さいサイズのプードルのことなんです。そのあたりのところも、一応書いておきたいと思います。

トイプードルのサイズの区分と登録数

JKCでは、前記の4種類(トイ、ミディアム、ミニチュア、スタンダード)を公認していますが、それぞれのサイズは次のように規定されています。【】内は2020年の登録数です。

  • スタンダード・プードル:体高 45㎝ ~ 60cm【1,115頭】
  • ミディアム・プードル:体高 38㎝ ~ 45cm【196頭】
  • ミニチュア・プードル:体高 28㎝ ~ 38cm【198頭】
  • トイ・プードル:体高 28㎝ 以下【77,957頭】

参考までに犬の体高とは、犬の肩、具体的には首の付け根ぐらいの位置になるかと思いますが、地面からそこまでの高さのことで、首から上、頭までの部分は含まれません。

ちなみに犬の体長と言った場合は、やはり頭の部分は含まれず、胸からお尻までの長さです。

ただ、正式には上のような区分はあるものの、一般には、ミニチュア、ミディアムを使うことはほとんどなく、小型のプードルはトイプードル、大型のプードルはスタンダードプードルというぐらいの分け方ではないでしょうか。

プードルとしての2020年の登録数は79,466頭ですが、そのほとんどがトイプードルということです。参考までに2位はチワワで52,446頭、3位はダックスフンドで26,819頭。この順位はここ数年以上全く変わっていません。

トイプードルの性格

もひとつ、トイプードルの性格について、毛色で性格が違う、ということが言われているようです。トイプードルの一般的な性格、そしてトイプードルは毛色で性格が違うのか、という点にも触れておきたいと思います。

トイプードルの一般的な性格

  • 明るくて活発な性格
  • 人懐っこい性格

明るくて活発、人懐っこい性格、これがトイプードルの性格と言ってほぼ間違いないかもしれません。だからこそ、これだけの人気があるのです。

ただし、トイプードルすべてがそうだとも限らない、というのも事実です。真面目と言われる日本人にもいろいろな性格の人がいるように、トイプードルも10頭いれば10の性格、十頭十色なのです。

実際に、ペット・トライアングルのドッグケアサービス店でのしつけ相談やしつけトレーニングで最も多いのもトイプードルなのです。明るくて人懐っこい性格のトイプードルがほとんどだということは間違いないかもしれません。でも、絶対的な登録数、つまり飼われているトイプードルの数も他犬種に比べてダントツに多いので、問題のある性格のトイプードルの数もトイプードルの中での比率は少なくても、絶対数としては多い、ということになるわけです。

トイプードルは毛色で性格が違う?

ネットではトイプードルは毛色で性格が違う、ということが書かれているようなサイトがチラチラと見られます。しかし、これに対しては、はっきりと「NO!」と言えます。ナンバーワンではありません。「ノー=違う」です。

トイプードルに毛色による性格の違いはありません!

よく書かれているのが毛色による次のような性格です。

  • ブラックとホワイトのトイプードルは、人になつきやすく、しつけや訓練も入りやすい。
  • レッドやブラウン、シルバーなどのトイプードルは我儘でしつけや訓練が入りにくい。

毛色による性格の違いの理由として言われているのが、ブラックとホワイトは、元々のプードルの持っていた毛色である。それに対してレッドやブラウン、シルバーなどは後から作り出された毛色だから。ということです。

確かに、新しい毛色を作るということは、他の犬種の血を入れているはずなので性格に影響が出る場合もあるかもしれません。でも、現在トイプードルは年間数万頭以上が生まれている犬種です。前述のようにトイプードルも同じ色でも十頭十色です。少なくとも現在においては、トイプードルの毛色による性格の違いなんて全くありません。これは、たくさんのトイプードルの子犬をブリーダーから送り出した経験、そしてドッグトレーナーとして犬のしつけ相談やしつけトレーニングをしてきた経験から断言できることなのです。

しつけ相談、しつけトレーニングの経験的には、むしろホワイトとかブラックの毛色の方がトイプードルの中では神経質、吠える、噛む、と言ったトイプードルが多い印象さえあるのです。

ということで、トイプードルを飼おうという時に、毛色による性格の違いなんて、全く気にする必要はないのです。

毛色にかかわらず、いろいろな性格のトイプードルがいるのです。性格的に問題あるトイプードルの比率は少ないとは思いますが、多少先天的な性格に問題がある場合は、しつけをしっかりとすれば必ず扱いやすい性格にすることも出来るのです。

逆に、先天的な性格に問題がなくても、飼い方、しつけ方など飼い主さんの扱い方によっては、問題行動を起こすような性格に育ってしまうトイプードルもいるでしょう。

トイプードルはお勧めの犬種です。家族の一員として迎えてもらえれば!

最初にトイプードルをお勧めしない、飼わないでほしい、などと偉そうなことを書いてしまいましたが、これは犬にかかわる人間としての本心です。

また前述したトイプードルのお勧めポイント、特に抜け毛がほとんどない、というのは他の犬種との大きな違いです。一般的に言えば、トイプードルは誰にでもお勧めの犬種である、と思っています。

ただし、トイプードルに限らず、犬を飼うということは、次のようなことが前提となります。書いてこのページを締めたいと思います。(これはトイプードルに限りませんが)

  • 犬を家族の一員として迎える覚悟があること。
  • 人間の子供と同じように、手間もかかれば、お金もかかるということ。
  • どんなに犬が年老いても、最後の時、虹の橋へ送り出すときまで、愛情をもって世話をしてあげること。

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  1. しつけだけではない、犬を飼うに際して必要なことなど、全ての犬の飼い主さんに見てほしい⇒「イヌバーシティ」
  2. 早く確実にしつけをしたい方には、「ダメ犬しつけ王選手権全種目1位」の⇒「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」
  3. 愛犬の、「噛む」、「うなる」、「吠える」、でお困りの方には⇒噛み犬のしつけに重点的に取り組んできたカリスマトレーナーのしつけ法

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