【高齢になれば犬も足腰が弱る】でも心は元気だから

高齢になれば犬も人間も足腰が弱ってくる

うちにいる3頭の高齢犬、2頭のボーダーコリーと、トイプードルが1頭、3頭とも15歳前後です。

ボーダーコリーの1頭は、すでに足腰が弱り、まともに歩くことが出来なくなっています。

その兆候が見え始めたのは、まだ1年もたっていないころです。

散歩で歩くスピードが遅くなり、途中で止まってしまう、そんな感じから始まって、今では、布施をしている状態から立つのも一苦労、歩くのは、2~3mで座り込む、というか倒れこんでしまう時もあるのです。

今年の5月で15歳になるので、中型犬のボーダーコリーとしては、もうかなりの高齢犬と言えるでしょう。

1年といっても、人間にとっての1年は、中型犬にとっては人間の数年と同じでなのです。

だから、まだ1年もたたないのに、といってもそれは人間の感覚で、犬にとっては1年はとても長いのです。

高齢犬も、足腰は弱ってきても、まだまだ心は元気

足腰が弱くなったからと言っても、犬の心はまだまだ元気そうなのが、まだいいかもしれません。

まともに動けなくても、食欲はあり、フードはきれいに食べ、人間が何かを食べていると、近寄ろうと頑張っているのがわかります。

私たちの言葉や動きにも、敏感に反応しているので、頭はまだボケていないようです。

でも、それがかえってかわいそうな気もします。

頭では、こうしたいと思っても、犬は自分の体を思うように動かせないのですから。

これは、人間も同じかもしれませんね。

頭はボケてなくても、高齢で自由に動けない、そんな人は多いと思います。

自分も、まだそれほどではありませんが、そんな時は、なんか自分がじれったいとか、やんなっちゃいますからね。

きっと、犬もそうでしょう。

犬の足腰が弱って大変なのは、トイレ

犬の足腰が弱って、思うように動けない、歩けない、というようになってきたときに、いろいろと大変なことはありますが、一番大変なのは、トイレではないでしょうか。

うちの足腰が弱ってまともに歩けないボーダーコリーも、つい1週間前ぐらいまでは、自分でトイレまでなんとか歩いて行って、そこでおしっこをしていました。

でも、ここ数日は、そこまで歩けずに、途中でしてしまう、さらには、寝た状態のまましてしまう、という感じになってきました。

でも、うちの犬の場合は、室内で排泄することが習慣になっているのでまだいいのかっもしれません。

散歩でのトイレが習慣になっていたら、その都度、犬を外に連れ出して、支えながら排泄させる。

でも、それも出来なくなったら、犬は室内で寝た状態のままおしっこやうんちをしてしまうでしょう。

室内でのトイレの習慣のない犬の場合は、そこで排泄をしてしまうこと自体に強いストレスを感じてしまうでしょう。

そういう意味からも、愛犬には、室内でのトイレ週間を付けさせてあげさせたいですね。

その方が、飼い主さんはもちろん、愛犬自身も楽なんですから。

犬の足腰が弱ってトイレもできない。だから、犬のオムツを使うことになる。でもオスのオムツは難しい。

犬が動けないまま排泄をしてしまうと、床が汚れてしまい、その始末が大変であることはもちろんです。そして、なにより犬自身がおしっこで汚れてしまいます。

そこで必要になるのが、犬のオムツです。

でも、メスの場合は比較的楽ですが、オスの場合、うまく合うオムツはなかなかないのが現状です。

特に中型、大型犬のオスのオムツは大変なんです。

一般に市販されているものの中で、うまく機能してくれるものは今のところ見つかっていません。

そこで、人間の高齢者用のオムツをつかって、今は対応しています。

しっぽの部分に穴をあけて、さらに九州シートも使ってます。

これで、比較的おしっこの対応はなんとかできそうです。

この犬のオス用おむつについては、うまくいったら、また別途、ご紹介していきたいと思います。

歩けなくなった犬の介護はそれなりに大変です。

でも、今まで私たちを癒してくれた、恩返しのつもりでも、世話をできてうれしいと思ってます。

こんな状態でもなんとか、頑張ってもらいたいと思ってます。

ただ、もう1頭のボーダーコリーが。

2~3日前までは、普通に歩いていたのですが、今日の朝は歩けませんでした。立つことはできるのですが、そこから歩かないんです。というか歩けないようなんです。

このもう1頭のボーダーコリーの場合は足腰が弱った、というより、別ページで書いた黒色メラノーマが急激に進行しているようなんです。

昨日ぐらいから、あまり歩かなくなり、今日はもう寝たきり状態です。

今日、1月15日がちょうどこのボーダーコリーの15歳の誕生日です。

今は、この黒色メラノーマのボーダーコリーの方が心配な状況になってしまいました。

獣医さんからは、ボーダーコリーで15歳はすごい、と言われ、長生きした証の病気だ、と言われました。そして、治療は難しいと。

でも、そうはいわれてもやはり・・・。何とか頑張ってほしい、でも、犬のことを考えると、つらい状況を長引かせるのが良いのか悪いのか。