ジャーマンシェパードやボーダーコリーは毎日に散歩や運動が大変?
よく聞くのが、大型犬やスポーツドッグといわれる犬種は、毎日かなりの運動をさせなければいけない、というものです。ということになると、大型犬やスポーツドッグ系の犬種を飼うのは難しくなってしまいそうですね。
例えば、ジャーマンシェパードやスポーツドッグとして有名なボーダーコリー、僕らの愛犬でもありました。でも、特別な運動をさせたり、毎日必ず長距離長時間の散歩をしたり、ということは全くありません。
なぜなら、僕たちは、ジャーマンシェパードもボーダーコリーも大切なペットとして、家族の一員として迎えたからです。
ジャーマンシェパードだから警察犬にしなければいけない、ドッグショーに出さなければいけない、ということはありません。ボーダーコリーだから、アジリティーやフリスビーなどの協議に出さなければいかない。ということは全くないのです。
ジャーマンシェパードもボーダーコリーも、普通に愛犬として飼うのであれば、普通にしつけをして、普通に散歩をして、普通に一緒に暮らせばよいのです。
もちろんこれは、他の大型犬、スポーツドッグとして使われる犬種でも、まったく同じです。
運動をしないとストレスが溜まる?なんてことも全くありません!
大型犬や、スポーツドッグといわれる犬種は、次のような誤解をされていることが結構あるように思います。
- 普通に散歩するだけでは、運動不足でストレスが溜まってしまう。だから、散歩も1日最低2回、必ず1回の散歩で2時間ぐらいしなければいけない。
- 大型犬やスポーツドッグ系犬種は、できれば走らせたいので、自転車を使って散歩をするのが良い。
- こういった犬種はたくさん運動できるようにしてあげないと、運動不足になってしまう。だから家でも十分運動できるスペースが必要。犬が走れまわれるような広い庭がなければ飼えない。もし、庭のない家やマンションで大型犬を飼ったら、犬は運動が出来なくてストレスが溜まっておかしくなってしまう。
こういったことが、けっこう当たり前のように言われていることがあるようです。でも、これではジャーマンシェパードやボーダーコリーは普通の人は変えないですよね。というと、だから訓練所にみんな預けられているのでしょ、という人もいるでしょうか。
もしそうだとしたら、うちのジャーマンシェパードやボーダーコリーたちは、ストレスの塊になってしまっているでしょう。
でも現実としては、ジャーマンシェパードのサラも虹の橋のたもとへ旅立つ最後まで、人懐っこく、体は大きくてもとても可愛い犬でした。ボーダーコリーのみるきーだって、音字でした。もう老犬と言える年齢になってきたミルキーの子供のマックス、そして片パンダ柄のハイジも毎日ストレスなくのんびりと、そして相変わらず人懐っこく、一緒に暮らしています。
人間だって、スポーツ選手も普通の生活ができるでしょ。犬も同じです。
人間でも、マラソン選手は、毎日の走る距離は、普通の人と比べればはるかに長く、長時間走ってトレーニングをしています。でも、それも、競技会で自分の成績を少しでも伸ばしたい、という目的のために頑張っている、ということでしょう。
マラソン選手だって、競技から離れて普通の生活に戻れば、趣味で走ることはあっても、走らなければ病気になってしまう、なんでことはありませんよね。
スポーツで活躍している方は、もともとその能力が優れているのは確かでしょう。でも、仮にもし、スポーツをしないで普通の生活をしていたとしても、普通に問題なく生きていけます。
犬もそれと同じです。
大型犬やスポーツドッグだからと言って、普通に家庭犬として飼うのであれば、普通の犬と同じような散歩や飼い方で十分なんです。
でも、もしジャーマンシェパードを訓練競技会や展覧会に出して優秀な成績を取らせたい、という目的があれば、普通の犬とは違った特別なトレーニングが必要です。
展覧会に出す場合は、体型が審査の大きなポイントになるため、犬にしっかりと筋肉をつけさせ、見栄えの良い体型を作っていきます。そのために、かなりの走り込みをさせたりする必要がありますからね。
ボーダーコリーもアジリティーやディスクなどの、競技に出す、そこで良い成績を勝ち取るためには、当然かなりのトレーニングが必要となります。もともと、運動能力に優れた犬種とはいえ、さらにトレーニングによって、その能力を磨いていかないと、競技会で良い成績は勝ち取れないのです。
しかし、運動能力が高い犬種だから、毎日かなりの運動をさせなくてはいけない、というのは、全く的を外れています。
高い運動能力を発揮させる潜在能力はあっても、それを絶対に引き出さなければいけないということはないのです。
そして、運動能力の高い犬種だからといって、毎日運動をさせる必要はないのです。
別に普通の犬と同じように育て、普通の犬と同じような散歩の仕方でも、犬にストレスが溜まってしまうようなことは全くありません。
ジャーマンシェパードやボーダーコリーだって、能力はあるけど、それを使わなかったからといって、ストレスが溜まっておかしくなってしまう、ということなどまったくありません。
また、これらの犬種は単に運動能力が高いというだけでなく、訓練性が良い、とても頭の良い犬種です。だから、家庭犬として育て、きちんとしつければ、すばらしい家庭犬となってくれます。
逆に今の日本では、ジャーマンシェパードは警察犬、ボーダーコリーは競技犬というレッテルが貼られて、それが、家庭犬としての普及を妨げているように思います。
ジャーマンシェパードだって、犬が入れるバリケンなどを置くスペースさえあれば、庭のない家でも、マンションでも全く問題なく飼うことはできるのです。
大型犬にしろ、スポーツドッグといわれる犬種にしろ、どういう目的で飼うかによって、育て方が違ってきます。家庭犬として迎える場合は、普通に育てればよいということですね。
ただし、大型犬、スポーツドッグはしっかりとしつけることが鉄則であり、それが、小型の愛玩犬と違うところです。(もちろん、本来は小型の愛玩犬もしっかりとしつけるべきですが)
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