犬はどうやって人間と生活するようになったのか
人間の生活に入り込んでいる動物、その代表が犬と猫ではないでしょうか。
そして、歴史的に人間の生活の役に立つ動物としては、猫よりも、圧倒的に犬ではないでしょうか。
犬は、大昔、原子の時代から人間とともに狩りをしたりしながら、人間と生活してきたと言われています。
多くの種類がいる動物の中で、どうして犬だけが、人間の役に立つ動物として、人間と一緒に暮らす動物となったのか、それについて、調べて、また考えてみました。
一般的に犬の祖先はオオカミだと言われています。
犬ってどんな動物? と聞かれても、聞かれた方が、何でそんなこと聞くの???、という感じになるぐらい、犬は人間にとって身近な動物であり、まだ会話のできない幼児でさえ、犬を見れば、ワンワンというように、犬がどういう動物か、わ …
オオカミが犬の祖先だという、確たる証拠は今のところないようですが、ここでは、犬の祖先はオオカミだということで進めていきます。
太古の昔、人間もオオカミも、獲物を狩るライバル集団でした。
人間も、オオカミも群れをつくって、チームプレーで獲物を捕らえる、という点については共通点があったのです。
古代の人間が、そんなオオカミを人間の狩りに手伝わせることが出来ないか、と考えたのではないだろうか、という考え方はどうでしょうか。
チーム、すなわち集団で協力して狩りをするという点においては、共通していたから、では一緒にできないか、と。
そこで、人間はオオカミを飼いならす試みを始めました。
もちろん、すべてのオオカミが人間に飼い慣らされたわけではないでしょう。
飼いならせない、野生の本能が強いオオカミは、飼いならすのをあきらめて、再び野生に戻しながら、野生の本能が低く、人間が飼いならせるオオカミだけを人間の手元に残していく。
このようにして、人間に対して攻撃性を持たないオオカミだけを飼育するようにして、そのオオカミを繁殖していきました。
そうすることによって、人間と強調して生活できる性格の個体を増やしていったのです。
もともと集団生活をする本能のあるオオカミだったので、人間の集団に溶け込むことも、そう難しくはなかったのでしょう。
このように、正確を厳選して育て、繁殖されていったオオカミが、現在の犬の祖先となるイエイヌとなっていったのでしょう。
これが、オオカミが犬として人間と一緒に生活するようになった経過ではないでしょうか。
目的に合わせて改良されていったイエイヌがそれぞれ特徴を持ち始めた
こうして人間の生活に入り高形となったイエイヌだが、そのイエイヌも、人間の目的に合わせて、それぞれ形や性格が変化していった。
小型の動物を狩るのに適した体型、大型の獲物を狩るのに適した体型、人間の生活を守るのに適した性格、など人間生活に密着したそれぞれの目的に合った個体のみが、それぞれ残され、繁殖されていくうちに、イエイヌもそれぞれの目的に合わせて外観となる体型、そして、性格もそれぞれ固定さててきた。
さらに、それぞれの目的に合わせるように、人為的に犬の改良がおこなわれるようになり、いろいろな体型、大きさの犬がそれぞれ独立した犬種として、生まれてきたのであろう。
その後、犬は単に人間の役に立つ動物としてだけではなく、人間のパートナーとして、観賞用に改良されたりする中、それぞれの人間の好みに合わせた体型、大きさ、毛色が選ばれ、独立して、今のように各種の犬種が生まれてきたのである。
これは、間違いないだろう。
それに対してオオカミは、基本的には、野生のまま変わらずに進化しながらも、その生活領域を人間に支配されてきたので、かつては世界中に分布していたオオカミが、各地で絶滅に追い込まれていったのではないだろうか。
だから、日本にももともといたニホンオオカミも、今はすでにに絶滅している。
犬は進化したのだろうか、それとも退化?
現在、世界には数百種類以上の犬種が存在するという。
ひとくちに犬と言っても、超大型のグレートデンと小型のチワワが、同じ祖先だというのは、信じがたいところもあります。
しかし、遺伝的には、同じ犬でなのです。
大きさ的に交配は無理だろうけど、人為的に交配種をつくることは出来るようです。
同じ犬といっても、こんなに様々な種類がある動物は他にいません。
猫だって、いろいろな種類はいるけれど、犬のように大きく外観、大きさが違う、というようなことはありませんよね。
やはり、犬は人間生活に特別に密着した、唯一の特別な動物だと言えるのではないでしょうか。
そして、この各種の犬種のすべてが、自然発生的な変化ではなく、人為的に作られた、人間によってつくられた種類なのです。
そう考えると、犬というのは、とても不思議な動物ではないでしょうか。
この人間と一緒に生活を始めて、人間によって、姿大きさ、色、性格を変えられてきた犬。
これは、犬にとって、幸せなことだったのでしょうか。
現在の犬は、人間と一緒でなければ生きていけない、と言ってもいいでしょう。
野良犬になって、野生化すれば、人間によって駆逐されてしまいます。
でも、確かに人間にとって現在の犬は、生活のため、というよりも、人間の心、精神的な支え、癒しの存在となっていることは確かです。
犬によって、人間が癒され、楽しく生活できることは確かです。
人間にとっては、現在の犬はとても大切な存在になっている、特別な動物です。
でもこれは、犬にとっては、進化したといえるのでしょうか、それとも、野生から考えると、退化ともいえるのではないでしょうか。
いずれにしても、そういう考え方の対象にない存在、動物であるのが現在の犬でしょう。
現在、犬は人間の伴侶であるとともに、人間の都合によって捨てられる犬も少なくなく、社会問題となっています。
では、犬はもう繁殖させない方が良いのか?
ペットショップで犬は売らない、という法律が出来ている国もあります。
犬と猫がペットショップで買えなくなる と言っても、これはフランスの話。ここのところのネットニュースでもけっこう取り上げられている。 ただ、僕の中では、すでにフランスなどの主要なヨーロッパの国ではペットショップの店頭での犬 …
今後、犬の存在というのは、どうしていけばいいのでしょうか。
今更犬を野生化させることは出来ないでしょう。
人間と一緒に暮らしていかなければいけないのは確かです。
でも、保護犬、殺処分などの問題をどうやって解決していくのか、それは人間が消えるべき、大きな問題だと思います。
そして、それを解決するのは、簡単ではないでしょう。
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