トイプードル

トイプードルがJKCの年度別登録数で10年連続1位を達成!

JKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)、犬を飼っている方はご存知の方も多いと思います。

日本で最も大きな犬籍登録団体、わかりやすく言えば犬の血統書の発行団体です。

そのJKCに2017年1月~12月に登録された犬種別の登録数で、最も多かったのがプードルで、その登録数は、75,149頭です。

プードルということで、この中にはトイプードル、ミニチュアプードル、ミディアムプードル、スタンダートプードルの4種類にプードルが含まれます。

でもその内訳は、トイプードルが 74,158頭、ミニチュアプードルが 149頭、ミディアムプードルが 161頭、スタンダードプードルが 681頭、ということでトイプードル以外は合計しても1,000頭に満たない数で、実質的にほぼトイプードルトイっていいでしょう。

プードルがJKCの登録酢で1位になったのは2008年、それ以来2017年までプードル≒トイプードルが1位をキープ、2017年で10年連続1位となったのです。

その10年間の2位はチワワ、3位はダックスフンドで、これも10年間同じです。

チワワは、2001年~2017年まで毎年2位、つまり17年連続登録数2位という不動の2位です。

2007年まではダックスフンドが長きにわたってダントツの1位でしたが、2003年のピーク以降、毎年登録数が減少しています。それでも現在も第3位をキープしています。

人気3犬種登録数の推移グラフ

*1:JKCプードル内訳 (トイ 74,158、ミニチュア 149、ミディアム 161、スタンダード 681)
*2:JKCダックスフンド内訳 (カニーンヘン 5,754、ミニチュア 19,345、スタンダード 57)


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トイプードルはアイペットの人気犬種でも2017年No.1

アイペット損害保険株式会社でも、2017年1月~12月にアイペットに加入した犬の件数から人気犬種を公表しています。

ここでもトイプードルがNo.1の人気犬種となっています。

まさに現在の日本では不動の人気犬種No.1、それがトイプードルですね。その比率は20%を超えているので、アイペットさんに加入した犬の5頭に1頭はトイプードル、ということになります。

ところが、2位を見て、少しびっくり。

混血、いわゆるミックス犬が第2位、それもその比率は17%を超えていて、トイプードルに迫る勢いです。少し前までは、ミックス犬などとは言われず、小型のかわいいミックス犬でも雑種として扱われて、業者の間では値段は付けられない、付けたとしても格安だったのですが、今は全く違っています。

ペットショップでも、ミックス犬は高価な犬種(?)の一つとなっています。

JKC登録数で2位だったチワワは3位、そして、JKCの登録数では3位だったダックスフンド≒ミニチュアダックスフンドは、アイペットでは5位となっています。

ミニチュアダックスフンドを抑えて4位に入ったのは、JKCでは5位だった柴犬です。柴犬の場合、日本犬保存会という団体から血統書を発行されている犬も多いので、実質的な数では、ミニチュアダックスを上回っているのでしょう。

JKCとアイペット人気犬種ベスト20一覧表

*1:JKCプードル内訳 (トイ 74,158、ミニチュア 149、ミディアム 161、スタンダード 681)
*2:JKCダックスフンド内訳 (カニーンヘン 5,754、ミニチュア 19,345、スタンダード 57)

2017年、犬の数が猫の数に逆転された年でもあります。

犬が猫に逆転されたようだ!」の記事で書いたように、2017年に初めてペットとしての犬の数が、猫の数に逆転されました。

実際、JKCの犬の登録数は、ピークとなった2003年以降右肩下がり、2017年は30万頭を切り、2003年の60万頭近くから約半分になっています。ただし、JKCでの登録は血統書付きの犬になるので、アイペットで人気No.2となったミックス犬はカウントされていません。したがって、実際の減少カーブは下の表よりも緩やかになっているでしょう。

それにしても、猫の数に逆転されたのは事実であるようで、確実に犬を飼う人は少なくなっているようです。ペット・トライアングルとしては残念ですが。

猫は確かに犬に負けずに可愛いです。犬にはない魅力が猫にはあるように感じています。僕も正直なところ、猫を飼ってみたいなと思っていますからね。

でも、犬を飼う人が減っているのは、単にそれだけが理由ではないようにも思います。

某大手ショッピングセンターのペットショップを覗いてみると、可愛い子犬がたくさんいますが、その価格を見てびっくりです。

数年前までは、トイプードルでも20万円前後、30万円を超えるとけっこういい値段だな、という印象でしたが、今は50万円前後、100万円近くの価格が付いている犬もいます。

先日見た時は、170万円のフレンチブルドッグがいました。

ミックス犬でも20万~30万円が今は一般的な価格のようで、今や犬は飼いたくても買えない、という存在になりつつあるようにも思います。

もちろん、安ければいいというものでもありませんが、今の価格は適切な価格とは言えないように思えるのですが・・・。

この子犬の価格の高騰も犬の数が減っている原因ではないでしょうか。

子犬の価格が高くなった要因の一つとして、ブリーダーが減少していることもあるかもしれません。改正された動物愛護法で、子犬の対面販売、現物確認が義務付けられ、今までネットや新聞広告などで直接お客様へ販売していたブリーダーさんが販売できなくなり、それが理由でブリーダーを止めざるを得なかった方もけっこういるようです。

逆にそういったブリーダーの中には、いわゆる犬のオークション市場で子犬を売る方が増え、オークションでの子犬の価格が高くなっているようです。

ブリーダーの数が減っていることから子犬の絶対数も減り、需要と供給のバランスから子犬の価格が上がっているのでしょうかね。

ちなみにあるブリーダーさんから聞いた裏話では、ここ数年で、犬のオークション市場へ来るブリーダーの車がどんどん高級車になっているそうです。なんてことを書いたら怒られちゃうかな。

JKC登録数と犬種数の推移グラフ

人気犬種だからいいとは限らない

人気犬種は目にする機会も多く、飼いたいと思う人もさらに増えていく傾向があるかもしれません。

でも、人気犬種ゆえの問題もあるのです。

人気のある犬種は、売れるのでその犬を繁殖して売ろうというブリーダーが増えます。

そういったブリーダーの中には、性格の悪い犬でも、また近親交配だったとしても、とにかく数を生ませようとして交配する犬も選ばずにどんどん子犬を生ませます。

その結果、性格的に問題があったり、体に問題がある子犬も増えることになります。

実際、本来性格的にいいとされるトイプードルですが、飼われている数も多いので、問題行動を起こす犬も多く、しつけ相談では数の上で最も多くなっています。

チワワやミニチュアダックスフンドも、同じ理由で相談件数が多いのです。

子犬には全く責任はありません。

でも、人気犬種を迎える時は、どんなブリーダーのところで生まれ育ったのか、できればよく確認する方が良いと思います。

ただ、悪賢いブリーダーほど、口がうまい、ということもあり、それでも本当にまじめなブリーダーを見極めるのは大変だと思いますけど。

でも、犬を飼う人はまた増えてほしいですね。そのためにも子犬の価格がもっと誰にでも受け入れやすくなるようになるといいと思います。

人気No.1のトイプードルも登録数は右肩下がりです。でも、ここ2~3年は減少数も減ってきて、横ばいに近くなっています。

その他の犬種も含めて、犬全体がまた右肩上がりになるように、犬の業界は何らかの努力が必要ではないでしょか。

猫も可愛いけど、犬との生活は人間の生活を豊かに楽しくしてくれます。

犬を飼う人が増えてくれることを願います。

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