トイプードルの毛色による性格の違いはない!
トイプードルにはよく毛色によって、性格が違う、というような内容の記事をネットでは見かけます。でも、僕が知っている限りのトイプードルたちには、全くそんな違いは感じていません。(参考:トイプードルはお勧め?Yes!or No?)
というようなことをこのサイトでも時々書いていますし、実際のトレーニングの動画も後悔しています。
今回、新たにレッドのトイプードルの4歳の男の子の動画を公開したいと思います。
とても元気でやんちゃなレッドのトイプードルの男の子です。
散歩前の動画を見るだけだと、やっぱりレッドのトイプードルはしつけなんかは入りにくいんじゃないの、と言われそうです。
実際、こちらに来た時は唸ったり、僕たちを威嚇したり、またケージの中に入っていても、ほかの犬が近づくと吠えたりしていました。
が、実際下の動画を見てもらえばわかる通り、トレーニング初日の最初は少し手こずったものの、1週間後には従順なトイプードルになっています。
レッドのトイプードルだからと言って、決してしつけが入りにくいなんてことはありません。
うちのトイプードルはレッドだからしつけが入りにくいから・・・、なんていうのを言い訳にしないようにして下さいね。
もし、そんな状態のレッドの飼い主さんがいらっしゃったら、下の動画を参考にしてもらいたいと思います。
トイプードル4歳男の子のトレーニング前の散歩と1週間後
では、まずはこのトイプードル4歳男の子のトレーニング前の散歩からご覧ください。
しつけトレーニング前の散歩
トイプードルにしては、けっこうぐいぐいと引っ張ってくれます。そして、リードの持ち手は無視して自分の好きな方に行こうとします。これが、トレーニング前の散歩の様子です。
しつけトレーニング8日目の様子
その後の1週間、1日1回25分程度のトレーニングで、リーダーウォークはほぼ出来るようになり、マテもだいぶ長くしっかりと出来るようになりました。また6日目から教えたフセも少し出来るようになってきましたが、この時点ではまだオスワリと若干混同しているようですが、これも時間の問題です。
また、この日はロングリードも使い、ノーリードに近い状態でのトレーニングも行っていますが、ほぼ問題なく出来るようになっています。あとは、ひたすらリーダーウォークトレーニングを繰り返し行い、定着させていくだけです。
では、どのようにこのレッドのトイプードル4歳の男の子が、このようになっていったのか、しつけトレーニングのスタートからの経過の動画を以下にご紹介します。
トイプードル4歳男の子は短期間でどのようにリーダーウォークが出来るようになったのか
では、このトイプードルがどのように変わっていくか、以下の動画でご覧になってください。
トレーニングの様子をフルに撮影しているので、けっこう長い動画です。特に最初の方は撫でているところがほとんどなので、適当に飛ばして見た方がいいかもしれません。でも、実際のトレーニングの時間のかけ方なども知ってほしいと思うので、あえてはしょらずに掲載しています。
しつけトレーニング初日 犬が離れないようにする~リーダーウォークへ
しつけトレーニングのスタートはまずリードの持ち手から離れないようにすることです。離れようとしたらリードのショックで驚かして止める、止まったら引き寄せて優しく声をかけ続けながら犬の体を撫で続け、犬が受けたストレスをその場で解消してあげるようにする。これを2~3回繰り返すとだいたい犬は離れなくなります。
今回のレッドのトイプードルの男の子は、リードで驚かせた時の反応が、今まで行った中でも、1、2を争うようなオーバーな反応でした。そこだけ見ると、まるで虐待しているかのようですが、この子のリアクションは稀に見る反応だったのです。
こんなことをしたら、犬に嫌われてしまうだろう、と思うかもしれませんが、後半から2日目、3日目の動画を見てもらえばわかる通り、逆にべったりと慕ってくるようになるのです。その理由は、それまで優位だった権勢本能が抑えられ、服従本能が働き始めたからです。(参考:犬の本能としつけトレーニング)
トレーニングを行う前も唸ったり攻撃的な行動を見せることもありましたが、最初にリードで驚かせた時も本気紙ではないものの、噛んで抵抗しようとしながら大暴れしていました。
しかし、噛ませないように体を撫で続けていると次第に落ち着いてきます。普段はリードのショックの後のストレス解消に5分程度の時間をかけるのですが、この子の場合は10分ほど時間をかけてストレスを解消していきました。
落ち着いたところでまた自由に動けるようにすると、また離れようとしたので、同じように、でも今度は少し軽めにリードで驚かせると一瞬大騒ぎしたものの、その後はすぐにおとなしくなってきました。この2回目に驚かせたことによるストレス解消では5~6分ぐらいの時間でほぼ落ち着いてきたので、オスワリをさせてみると、この段階でほぼ離れなくなってきました。
ここまでが、最も大変なところで、ここまでくれば、あとはリーダーウォークの形になるように、離れて近づかせえる、と繰り返してリーダーウォークの形にしていくだけです。
ただし、シャイな犬だと離れなくなってから、今度は動かなくなることがあるので、2~3日ぐらい動くまでに時間がかかる場合がありますが、このレッドのトイプードル君はすぐに動いてくれました。この子の場合、ここまでで結構時間がかかってしまったので、1回のトレーニングの限度としている30分ぐらいまでの時点では、まだリーダーウォークの形までには至りませんでした。
このトイプードル君はすでにオスワリは出来るので、そういう意味ではこの後は楽になります。ただし、フリーな環境の中でオスワリ、マテなどはフードを使って教えられているので、オスワリ、マテも少しは出来るものの、人に対して強気な意識を持つようになり、さらに攻撃的な行動をとるようになっているようです。つまり今までの飼育環境としつけ方が本来抑えるべき権勢本能を逆に強くしてしまっていたようで、それが最初のリードでのショックの時の激しい抵抗として現れたようです。
しかし、この時点で権勢本能はかなり抑えられてきて、逆に服従本能が働き始めています。したがって、この動画の後半部分では、あの激しい抵抗が嘘のように顔を舐めに来たりしてべったりと体をくっつけてくるようになっています。
つまり権勢本能をこんなに強く出してしまった犬でも、トレーニングによって、ほんの15分~20分程度でそれを抑えて、逆に服従本能を引き出すことが出来るのです。
ここまでくれば、リーダウォークトレーニングはほぼ成功、ということになり、あとはひたすらトレーニングをするだけです。(稀にそのあと歩くようになるのにかなり時間のかかる犬もいますが・・・。)
では、その後の様子をお時間があれば、ご覧ください。2日目、3日目ではほぼリーダーウォークの形になってきています。
しつけトレーニング2日目 リーダーウォークトレーニング
しつけトレーニング3日目 リーダウォークトレーニング
次の4日目は天気が悪くて外でのトレーニングが出来ませんでした。そこで室内でのトレーニングを行っていますが、それは別途ご紹介したいと思います。ということで、次に5日目から7日目の動画も下にご紹介しています。
しつけトレーニング5日目 リーダウォークトレーニング
しつけトレーニング6日目 リーダウォークトレーニング
この日は外がかなり寒かったので、外でのトレーニングは早めに切り上げて、その後室内でトレーニングを行っています。(室内での様子は別ページでご紹介します)
しつけトレーニング7日目 リーダウォークトレーニング+フセ
6日目の室内でのトレーニングから教え始めたフセをこの日は外で行っています。最初はまだ抵抗していましたが、最後の方では抵抗も弱まり、少しづつ出来るようになってきました。
このしつけ方法が現時点ではベストなしつけ方法だと僕は思っています
と、このような経過で上の8日目に至っているのです。
このしつけ方法、特に初日の最初を見ると、抵抗を感じる、また異論を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方がいるということも承知の上で、僕は現時点ではこのしつけ方法が、最もいろいろな犬を、最も多くの飼い主さんが、最も高い確率で、最も短期間で、成功させることが出来るしつけ方法だと思っています。
この方法で、チワワからジャーマンシェパードまで同じようにしつけることが出来ます。
また、子犬から年齢が高い子まで、同様に同じようにしつけることが出来ます。
特に初日の最初は犬に大きなストレスがかかりますが、それをその場ですぐに解消してあげることによって、主従関係と同時に信頼関係も作っていくことが出来ます。
結果としてほぼ1週間のトレーニングでリーダーウォークはほぼ問題なく出来るようになり、この後のトレーニングはひたすらこれを繰り返すだけです。
それによって、飼い主となる人間は犬に今まで以上に慕われるようになり、犬をコントロールすることが出来るようになります。
飼い主にとっても、そして犬にとっても、その後の生活がとても楽になるのです。
いろいろと考え方はあると思いますが、僕は現時点では、このしつけ方法を推奨します。
参考までに、このレッドのトイプードル4歳の男の子の室内でのしつけトレーニングの様子も別途ご紹介しようと思っています。
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