お子さんなど一人での犬のしつけトレーニングが難しい場合

このページでは、お子様など年齢的な理由でひとりで犬のトレーニングができない場合はどうするか、ということについて書いています。
1.少なくとも一人は自分でトレーニングを出来る方が必要
この場合は、まず条件として、ご家族の中に少なくともお一人は、自分でトレーニングを行なうことが出来る方がいらっしゃる、という必要があります。
もし、トレーニングが出来る、という方が、ご家族の中に一人もいらっしゃらない場合は、大型犬を飼うのは考え直してほしいと考えます。
例えそれがラブラドールやゴールデンレトリバーのような、一見愛玩犬的な犬種でも、しつけトレーニングは飼い主の義務だと考えます。
実際には、ラブラドールやゴールデンレトリバーもしっかりとしつけトレーニングをしないと、とても扱いにくく、また危険な犬になる場合が、人気犬種だけに多いのです。
また、中型犬でも難しい場合があります。特にボーダーコリーなどの賢く運動能力の高い犬種は、やはり飼うのは考え直すべきでしょう。
もちろん、小型の愛玩犬でもしつけトレーニングをしないと、というか飼い方によっては、とんでもなく、扱いにくく、危険な犬になることもありえます。
と、いきなりマイナス思考の話となり、申し訳ございません。
しかし、現実問題としては、それで失敗、つまり犬を飼ったことで生活に苦労が耐えなくなる方が、多いのです。
さて、話をもとに戻すと、少なくとも一人は自分でトレーニングが出来る方がいらっしゃることが必要と言うことです。
2.トレーニングを始める時期
トレーニング自体は、咬む、唸るなどの攻撃的な行動のない健康な犬であれば、基本的に何歳でも行えます。
しかし、トレーニングを行なうのが難しい方が行うことを考えた場合は、出来れば子犬のうちの早い段階から行うのが良いでしょう。
理想的には、子犬が生後3ヶ月になり、お散歩デビューするタイミングで、普通にお散歩を始めないで、リーダーウォークトレーニングからはじめるのが、もっとも良いタイミングです。
この段階では、まだお散歩をしたことがないので、最初から散歩は人に従って歩くということを犬に教えることによって、犬は勝手に歩くことを覚える前に、人に付いて歩くことが普通のことだ、という認識を持ってくれます。
従って、この段階から教えると、犬によってはピタッと脚にへばりついて歩いてくれるようになってくれます。
出来るのであれば、生後3ヶ月の子犬のお散歩デビューのタイミングでトレーニングを始めてください。
ただし、この時期に始めても、トレーニングの終了時期が早くなるわけではありません。
早くトレーニングを始めれば、早く犬との主従関係と信頼関係ができて、リーダーウォークなども早くできるようになります。
しかし、子犬は心身共にどんどん成長していきます。
特に成犬に近づくに連れて、本来犬が持っている本能的な部分が強く行動にも出てくるようになります。
基本的に犬は階級社会の動物ですから、成長と共に上に立とうとする本能が強くなってきます。
犬によっては、飼い主さんの隙あらば、自分が上に立とうとするような行動を取りかねません。
従って、犬が心身ともに成長する、小型犬であれば、生後1年ぐらい、また大型犬であれば生後3年ぐらいまでは、常に気を抜かずに犬に接することが必要です。
ただし、子犬からトレーニングを始めて、それを地道に継続していれば、それが犬と接する普通の日常的な行動となるので、自然な形で犬との接し方が身についてきて、特に意識しなくても、毎日、犬と接することが自然にトレーニングとなっていきます。
トレーニングは、出来るようになってから地道に継続していくことがもっとも重要であり、最終的にしつけの成否を決めることになります。
では、すでに3歳、5歳になっているような犬は出来ないのか、というとそんなことはありません。
攻撃的な行動などの問題行動がなければ、問題なくできます。
ただし、それまでの犬の生活とは全く違う飼育環境、飼い主さんとの関係となるので、犬にストレスがかかりやすくなることはあるでしょう。
でも、成犬の場合は、子犬のやんちゃな部分がないので、教えやすい場合もあります。
また、特にぐいぐいリードを引っ張って歩く元気な犬は、比較的簡単にトレーニングが入ります。
しかし、トレーニングを自分で行ないにくい方が行うには、やはり子犬の早い段階、できれば生後3ヶ月の子犬のお散歩デビューのタイミングがもっともやりやすい、ということになるのです。
3.犬のトレーニングに自信がある人がいて、かつ犬に全く攻撃性がない場合
ある程度経験もあり、トレーニングに自信があり、また、犬に全く攻撃性がない場合は、トレーニングが出来ない方と出来る方が一緒にトレーニングを始めても良いでしょう。
犬の攻撃性がない、というのは、稀に、トレーニングの最初に行なう強いリードでのショックをかけた時に、反撃してくる犬がいるからです。
その場合、咬んでくることもあるので、2人で行うとよりどちらかが咬まれるリスクが高くなり、対応も難しくなります。
稀ですが、普段から唸ったりすることがある犬は要注意です。
ということで、そのような犬でなければ、一緒にはじめてみても良いでしょう。
基本は、トレーニングが出来る方が「犬のしつけ方3 犬のリーダーになる 犬のリーダーになるための具体的な方法」で書かれている方法で、まずはリーダーウォークが出来るようにトレーニングを進めます。
初めてリードでのショックをかけるときは、特に強いショックが必要なので、リードでのショックをかける動作で腕や体などがぶつかるなどの危険がないように、一緒に行う方は、少し離れて安全な場所で見ています。
リードでのショックをかけて、犬が反撃することなく、行動が止まったら、その後のフォロー、すなわち優しく声をかけ続けながら、しっかりと犬の身体をなで上げてあげるのは、二人で行います。
つまり、リードでのショックはトレーニングが出来る方が行い、その後のフォローは二人で行うのです。
そして、犬が勝手に動こうとしなくなったら、トレーニングを主体に行なう方が、そのままリーダーウォークになるように犬を促していきますが、一緒に行う方も常に主体となる方と並んで一緒に行動して、リードでのショックの後のフォロー、そして出来たときに褒めてあげる(フォローと全く同じことをする)も一緒に必ず、はっきりと声が犬に聞こえるように行います。
リーダーウォークがある程度形になってきたら、トレーニングを主体に行なう人と、一緒に行う方が、それぞれ単独で行い、それぞれの方がひとりでもリーダーウォークを出来るようにしていきます。
このとき、もし主体ではないほうの方が行うとうまくいかない場合は、少し長めのリードをもう1本用意して、2本のリードをチェーンカラーに付け、主体でない方が犬の横に立って、声をかけながらリーダーウォークを行いながら、主体となる方は後ろから無言で長めのリードを持って付いていきます。
そして、犬が勝手な行動=地面などの匂いを嗅ごうとしたり、勝手に動こうとしたら、後ろの方が無言で犬にリードでのショックをかけ、その行動を止め、止まったら即座に横についている方がしっかりとフォローします。
このような形で、どちらの方でも、しっかりとリーダーウォークが出来るようにトレーニングを行っていきます。
4.ご家族の全員が、犬のトレーニングが始めての場合
今迄、犬のしっかりとしたしつけ・トレーニングを行なったことがある方がご家族にいらっしゃらない場合は、まずご家族で一番やる気のある、または自信のある方が、トレーニングを行ない、リーダーウォーク、スワレ、マテ、そしてハウスの指示に、犬が迅速に従うようにトレーニングを行ないます。
それによって、犬とトレーニングをした方との主従関係と信頼関係がある程度は出来上がってきます。
その関係は、基本的には犬とトレーニングをした方との間に出来るものですが、犬の人間全般に対する服従心のレベルも上がった状態になっています。
特にトレーニングで、リーダーウォークやスワレなどの上記の指示に対して犬が迅速に従うようになり始めた時期が、人間一般に対する服従心のレベルがもっとも高くなってきます。
まずは、ご家族の中のどなたかが、一人でトレーニングを行ない、犬がこのレベルになってきたら、こんどは、トレーニングに自信のない方、自分で初めから行うのは難しい方と、一緒に、もう一度、リーダーウォークトレーニングに戻って、今度は交互に行います。
この時点では、それほど強くないショックでも、犬は敏感に反応するようになっているので、例えば、お子さんなどがリードでショックをかけても、犬に「それは行ってはいけない」、ということが伝わりやすくなっています。
従って、鋭くショックがかけられなくても、犬はその行動(例えば、勝手に先に行こうとする、地面の臭いを嗅ぐなど)をやめるでしょう。
リードでのショックで、犬のやってほしくない行動が止まったら、即座に優しく声をかけ続けながら、犬の体をしっかりとなで上げるようにフォローをする、という流れは同じです。
もし、人が変わってうまく犬の行動をとめられない場合は、最初にトレーニングを行なった方がすぐに変わって、リーダーウォークを行います。
それに対しては、犬は従って歩くはずですから、それを数往復繰り返し、すぐに新たにトレーニングを行なう方に変わり、同じようにトレーニングをしてもらいます。
そうすれば、その方にも犬は従って歩きやすくなります。
もしそれでも、人が変わったことによって犬が勝手な行動を取るようであれば、少し長めのリードを用意して、チェーンカラーにリードを2本つけて、新たにトレーニングを行なう方が犬の横に、すでにトレーニングができている方が、犬の後ろから長めのリードを持って、無言で後ろから付いていく形で、トレーニングを行ない、犬が勝手な行動を取りそうになったら、後ろの方が無言でリードでのショックをかけて犬の行動を止めて、犬の横にいる方が、優しく声をしっかりとかけながらフォローする、という形でトレーニングを行なってみてください。
このように、新たにトレーニングを行なう方も、しっかりとリーダーウォークができるように、最初に行った方と交互に、トレーニングを繰り返していきます。
リーダーウォークができるようになったら、スワレ、マテ、を行っていきますが、一度出来ている犬は、この時点では人が変わっても、ほとんどの場合、すぐにできるようになります。
5.ケースバイケースで調整が必要な場合もある
以上、基本的な考え方を書いてきましたが、全てのケースで上記の通りとなるわけではありません。
同じ犬種でもいろいろな性格の犬がいます。
攻撃的な問題行動をもつ犬はもちろんですが、シャイな犬の場合も、その程度によっては、トレーニングの実施が大変難しくなります。
また、同じことをやろうとしても、人によって微妙なやり方が変わってきます。
だから、ここでご紹介した方法で行ったら、誰でも、どんな犬でも、しつけトレーニングが必ず入る、という訳ではない、ということをご理解ください。
特にリードでのショックのかけ方、またその後のフォローの仕方などは、人によって伝わり方が変わる可能性があります。
特に最初の頃のリードでのショックは、しっかりと犬が驚くぐらいに伝わらないと、逆効果になる場合があります。
また、その時々の犬の状態、反応によりショックのかけ方、フォローの仕方も微妙に変える場合もあります。
そこは、言葉や映像では伝えにくい部分もあります。
上記を含め、このサイトでご紹介している方法は、あくまでも基本的な方法で、より多くの犬に、またより多くの飼い主さんがしつけに成功する確率の高い方法であり、ケースバイケースで、微妙な調整が必要な場合があるかもしれません。
ただ、私たちは、現時点でこのしつけトレーニングの方法がもっとも良いと考えています。
従って、自分でトレーニングができない方がご家族にいらっしゃる場合は、上記の方法をご参考に、ご家族全員でトレーニングを行なってみてください。
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