ジャーマンシェパードと暮らす心構え

ジャーマンシェパードは、賢く従順でも、大きな体です!

ジャーマンシェパードはとても賢く、従順です。でも、体の大きな犬種です。ジャーマンシェパードに限りませんが、大型犬は、その体の大きさゆえに、飼うに際しては、しっかりとした心構えが絶対に必要です。

どんなに性格の良い、絶対に人に危害を加えるようなことをしないジャーマンシェパードでも、よろこんで尻尾を振っていれば、それだけで、尻尾が当たって、何かを壊してしまうかもしれません。

また、ジャーマンシェパードはただ遊んでほしいだけでも、もし飛びかかられたら、それを受け止めるには、相当な力が必要です。

お手を教えられたジャーマンシェパードが、小さな子供にお手をしたら、小さな子供にとっては、パンチになってしまうかもしれません。

散歩に連れて行って、ジャーマンシェパードに悪気はなくても、何かに驚いて急にリードを引っ張れば、リードを持っている飼い主さんは、引っ張られて転んでしまいます。

実際に、そのために転んで骨折をしてしまった方もいらっしゃいますし、うちの子供たちもみんな、愛犬ジャーマンシェパードのサラと遊んでいる時に、引きずられてけがをした経験があるのです。

体が大きいだけに、食べる量も、小型犬に比べればかなり多く、また当然排泄物の量も大量になります。

飼育をバリケンで行うにしても、大きなバリケンを置くためのスペースが必要です。

性格的な問題が犬になかったとしても、このようなことが起こるのですから、ましてや、性格的な問題、または、躾が不十分な場合には、もっと、深刻な問題に発展しかねません。

特に、生後2~3か月ぐらいの小さいうちから飼い始めると、迎えた時の小さくてかわいい姿から、つい甘やかしてしまい、わがままに育ってしまったり、自分が飼い主よりも上の立場にいると、勘違いさせてしまったりする場合があります。

この場合、生後1年近くなり、大きさ的にはかなり成犬に近くなってきたものの、精神的にはまだまだ子供、という時期にはとても手に負えない状態にもなりかねません。

大型犬の場合には、特に、小さいうちから、メリハリの効いたしっかりとした躾をしていく必要があります。どんなにかわいくても、ペットですから、飼い主さんやそのご家族より、犬の方が上という意識を持たせてはいけません。

厳しくするところは、徹底して厳しくすることも必要になってきます。そして、それが結果として、その後の長い付き合いの中で、ワンちゃんと飼い主さんそしてその家族の関係をとても良い関係につくっていくことにもなるのです。

大型犬のしつけは飼い主の義務です!

大型犬の場合、肉体的にも精神的にも成犬になるのに、3年はかかります。その間の躾がとても重要になるのです。

この躾は、必ずしも訓練士さんに預けなければできない、というものではありません。飼い主さん自身でも十分できるものだと思います。

ただし、訓練士についたとしても、フードやおやつを使用するトレーニングを行うと、その方法によっては逆に扱いにくい犬になる可能性があるので、気をつける必要があります。

以上のようなことは、最初にも書いたように、ジャーマンシェパードだから、ということではありません。人気のあるラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなども含めて、大型犬全てに共通することです。

これらのことをしっかりと認識して、必ずそれに対しての対処をしっかりとしていくという心構えが絶対に必要なのです。

それがない人が大型犬を飼ってしまうと、悪気のない愛犬を咬みつき事件の犯人にさせてしまったり、その犬種全体の世間の評価を悪いものにしてしまう可能性があるのです。

愛犬と長く生活していくためには、どうしたらよいのか、何が本当に愛犬にとってかわいそうなのか、ということを大型犬を飼う方には、真剣に考えてほしいと思います。

ただ、たまにあるのが、ジャーマンシェパードをよく知らないと思われる獣医さんや、家庭犬としてのジャーマンシェパードを知らない訓練士からジャーマンシェパードに関して、飼い主さんが不適切な知識を入れられてしまうことです。

私自身も、まだまだ勉強してジャーマンシェパードに対することを吸収する必要があると思っていますが、それでも、、経験豊かなブリーダーさんや訓練士さんとお話をして、また、お客様にお渡ししたジャーマンシェパードの数だけ、形成外科専門の獣医さんや、心臓を得意とする獣医さんとお会いして、いろいろなケースの問題などを教えて頂いた経験などから、ジャーマンシェパードに関してはかなり自信を持って対応できるようになりました。

ジャーマンシェパード、そして迎えて頂くご家族がたのためにも、しっかりとした情報提供をしていきたいと思っています。

▼ジャーマンシェパードについて メニュー

  1. ジャーマンシェパードはこんな犬
  2. ジャーマンシェパードには2つのタイプ
  3. ジャーマンシェパードの性格
  4. ジャーマンシェパードは股関節に注意
  5. ジャーマンシェパードと暮らす心構え
  6. ジャーマンシェパード成長期の体重管理
  7. ジャーマンシェパード成長期の運動管理
  8. ジャーマンシェパードのしつけ
  9. ジャーマンシェパードは大きな癒し犬
  10. ジャーマンシェパードの歴史

▼ドッグトレーナーが選んだ目的別犬のしつけ教材ベスト3!

  1. しつけだけではない、犬を飼うに際して必要なことなど、全ての犬の飼い主さんに見てほしい⇒「イヌバーシティ」
  2. 早く確実にしつけをしたい方には、「ダメ犬しつけ王選手権全種目1位」の⇒「森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法」
  3. 愛犬の、「噛む」、「うなる」、「吠える」、でお困りの方には⇒噛み犬のしつけに重点的に取り組んできたカリスマトレーナーのしつけ法

amazonの売れ筋ランキング
犬用品ドッグフードトイレシートお出かけ用品

[PR]☆ワンちゃんがとけちゃうドッグマッサージ最新副業支援ツールtop10

▼サイトコンテンツ