子犬のネット購入は規制ではなく推進されるべき

子犬は生きている、それがネット販売の是か非かのポイント

インターネットのペットショップは、現在、改正されてきた動物愛護法によって、実質的に規制されてきています。子犬の現物確認、対面販売など、明らかにネットでの子犬販売が標的なのは言うまでもないでしょう。

ネットで子犬の販売なんて規制されて当たり前、という考えの方も多いとは思います。ネットで生きている子犬を買うなんて子犬が可哀想、と思う方もいるかもしれません。

でも、その「子犬は生きている」ということが、ネット販売が是か非かを考えるポイントだと思っています。

ペット・トライアングルでは現在子犬のネット販売はしていません。しかし、今でも子犬のためを考えたら、ネットでの子犬販売の規制をもっと緩めるべき、推進すべきだと考えています。

Amazonでも楽天市場でも生きた子犬は売ってない

子犬は生きています。物ではありません。それをインターネットでパソコンやスマホで買うなんて、とんでもない話だ、と思われるのは自然なことかもしれません。

生きている子犬を簡単に、クリックひとつで買うなんて常識外れだ、と。

それに、ネットで子犬を購入した人のトラブルの事例も紹介されたりしています。

子犬は、ペットショップで実際に子犬を見て、抱っこして買うのが当然、だから子犬の現物確認や対面販売は当たり前、と思われそうです。

「だからAmazonでの楽天市場でも、生きた子犬の販売はしていないでしょ。」

なんて言われそうですね。

でも、Amazonや楽天市場で生きた子犬を売っていないのは、そんな簡単なことではないと思います。生きている子犬をネットで販売するのは、子犬を迎えようとする方との入念なやり取りが必要なのです。だから、単に、ポチっと買えるものではないのです。ネットだから、メールだから、今だったらSNSだからこそ、その入念なやり取りができると思います。

ネットでの子犬販売という子犬に最も優しい販売方法は選択肢として残すべきではないのか

ネットでの子犬の販売は、ほとんどの場合、ブリーダーからほぼ直接子犬を送り出す形の販売方法です。

つまり、子犬にとっては店頭陳列を全くされずストレスを受けない、とても理想的な、子犬に最も優しい販売方法なのです。

子犬をネットで販売するネットペットショップでも、クリックひとつで子犬を買う、カートに入れる、なんて売り方をしているところはまずないでしょう。もしあったら、それはとんでもない話です。

普通は、掲載されている子犬、あるいはこんな子犬がほしい、と思っている方が、問合せフォームや、e-mail、また電話などでネットペットショップへ問合せします。

そして、写真や動画、またいろいろな子犬に関する情報のやり取りをした上で、購入したい人が買うことを決めます。そして、子犬のお引渡しは、もう15年以上前から、生後2か月を過ぎてからです。つまりまともなネットの世界では、子犬はズーっと以前からすでに8週齢規制を満たしているのです。それも、子犬は新しい飼い主さんに迎えられる直前までブリーダーさんのところで過ごせるのです。

本年2021年6月までにやっと本来の8週齢規制が施行されるということですが、すでにそれは、ネットの子犬販売では以前から当たり前のことなのです。

でもやっと本来の8週齢規制【子犬の8週齢規制に見る日本のペット後進国性】が施行されると思ったら、天然記念物の日本犬は例外とする?、なんて附則がつくかもしれない?【子犬の現物確認と対面販売の義務化は必要なのか】いまだに日本がペット後進国だということを痛感させられます。

欧米では、日本のペットショップで販売されているような子犬を法律で販売出来ないようにしているところさえあるのです。そういったところでは、ペットショップで購入できるのは、保護犬等だけなのです。【ペットショップで販売出来るのは保護犬だけ!?を参照

日本ではの一般的な子犬の購入方法は、家の近くのペットショップを探して、そのお店に行って、陳列されている子犬を見て、目的の犬種、または気にいった犬、かわいい犬を探して、そのお店で購入する、というのが一般的でしょうか。

そして、そのペットショップには、少し前までは、というか2021年2月現在は今でも、生後8週齢に満たない子犬がショーケースの中に陳列されていることもまれではないかもしれません。

日本以外の先進国では、こういった子犬の販売方法が規制されてきているのに、です。

生まれた子犬は、兄弟姉妹犬と一緒に母犬に育てられながら、犬としての社会化期を過ごします。本来であれば、生後8週間は兄弟姉妹犬と一緒に過ごすべきということで、欧米では8週齢規制という、生後8週間はブリーダーのところから子犬を移動させない、という法律が以前から運用されています。かつ、前述の通り、その子犬もペットショップで店頭販売をしてはいけない、という国もあるのです。

ただ、日本でも最近のペットショップでは、大き目のショーケースに複数の子犬を入れて犬としての社会化期も経験させる努力をしたり、しっかりとペットショップの店員さんが手をかけて世話をすることによって、人間社会に向かえれれるための社会化もしているペットショップさんが増えているように感じ、それはとてもいい傾向だと感じています。だから、今のペットショップを完全に否定するつもりはありません。でも、ネットでの子犬販売という子犬に最も優しいシステムは規制するのではなく、推進するべきではないでしょうか。

生きている子犬だから、感情のある生き物だから、お店に陳列されることなく、生後8週間まではブリーダーさんの元で暮らせることが、子犬のネット販売の大きな特徴であり、最も子犬にとっても、お客様にとっても理想的な販売、購入方法ではないのか、と僕たちは考えています。

ネットで子犬販売、という言葉の響きは確かに良いイメージを描きづらいかもしれません。しかし、実際は、このように子犬にとっては、最も優しい販売方法なのです。

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