愛犬の老化に備える飼い主さんの心構え
愛犬が少しでも長く元気でいられるように、高齢化になる前からできることはたくさんあると思います。
でも、どんなに頑張っても、愛犬の老化は避けられません。
老化が進めば、介護が必要になってしまうこともあるでしょう。
そんなときに、その犬の飼い主さんが絶対に保たなくてはいけないことがあります。
それは、明るく、前向きな気持ちで、明るく犬に接してあげることです。
そのためにも、愛犬が老犬になる以前から、飼い主さんが、老犬になったらどうなるのか、ということを考えておくことが重要です。
その時にどう対応すればよいのか、など老犬に関する知識を身に付けておくことが、とても重要になるのです。
老犬に関する知識をあらかじめ身に付けておけば、愛犬の老化の兆候を早く見つけることができます。
そして、それに驚いたり、うろたえることなく、適切に対処することができます。
したがって、飼い主さんは、前向きな姿勢で、老犬と向かい合っていけることができるはずです。
犬は一生の、そして唯一のパートナーとなる飼い主さんの気持ちをとても鋭く読み取ります。
なぜなら、犬にとっては飼い主さんがすべてだからです。
犬が高齢になり、介護は必要になっても常に明るく犬と接する
飼い主さんが怒っていたり、喜んでいるのはもちろん、いらいらしていたり、神経質になっていたり、などの飼い主さんの感情を、愛犬はすぐに察してしまいます。
愛犬の介護をすることになってしまい、とても沈んだ気持ちになってしまったり、暗い表情をしていれば、世話をされる犬も、同じように沈んだ気持ちになり、暗い表情になってしまいます。
そして、こんな状態になり、飼い主さんさんに申し訳ない、と犬が感じるようになってしまうかもしれません。
でも、飼い主さんさんが明るく、前向きな気持ちで犬に接していれば、犬も気持ちは明るく、頑張ろうと、きっと、思うことでしょう。
そして飼い主さんさんがそういう気持ちを保つためには、あらかじめ、高齢化した犬に対する知識がある程度身に付けていた方が良いと思います。
犬も、高齢化したら、こうなる、そのときはこうしてあげなくては・・・、とあらかじめ考えておけば、そうなったときに、動揺したり、不安になったりする気持ちを抑えることができると思います。
明るく、元気な気持ちで愛犬の介護をすることが出来ると思います。
老犬介護士は飼い主さんを助けるための存在でもある
そのことを、多くの飼い主さんに周知していくことと、そのための知識を教えたり、アドバイスできるのが老犬介護士です。
そして、実際に介護することになった場合に、飼い主さんだけで、介護に無理をしないこと。
無理をして飼い主さんさんの具合が悪くなってしまったら、愛犬の介護自体ができなくなってしまいます。
飼い主さんが元気でいてあげることは、もっとも大事な愛犬介護の基本です。
飼い主さんの無理な介護を防ぐことができるのも、老犬介護士です。
できるだけ、事前に老犬介護士の存在を多くの飼い主さんに周知して、いざ介護が必要という時に、飼い主さんからその存在を思い出していただけるような努力も、必要かと思います。
老犬介護の主役はあくまでも、飼い主さんです。
飼い主さんが、今まで通り、明るく楽しく、元気に犬に接してあげることは、犬にとっても、飼い主さんにとっても、とても重要なことす。
そして、その手助けをできる存在が老犬介護士だ、ということを、老齢期の犬の飼い主さんだけでなく、維持期の犬の飼い主さん、そしてできれば成長期の犬の飼い主さんにも、知って頂く努力をしていくことも、多くの犬が、長く快適に飼い主さんと生活できるようになる大きな助けになると思います。