リードでのショックは犬に嫌われる？ - ペット・トライアングル

リードでのショックなんかしたら犬から嫌われてしまうのでは？

いいえ、全く逆です！

ペット・トライアングルや、森田誠さんが行っているリードでのショックを利用した犬のしつけ方法について、そんなことをしたら、犬に嫌われてしまうのではないか、と心配される方もいらっしゃるかもしれません。

また、犬のしつけDVDの紹介でも、フードを使ったしつけ方法の紹介では、リードでのショックなど犬に痛みを与えるしつけ方法は犬に嫌われるようなことを書いてあるものもあります。

しかし、実際のところは全く逆なのです。

実際にこのトレーニングを行っていると、ほとんどの犬は、リードでのショックをかけられると、そのリードの持ち手の方へ謙るように近寄ってきます。

さらに、私たちの方法では、リードでショックをかけるだけでなく、その後、いやというほどしつこく、リードでのショックの直後に、優しく声をかけながら、体をしっかりと撫で上げて、リードでのショックによるストレスをその場ですぐに解消します。これは、森田誠さんのDVDを参考にして、私たちのトレーニングでも今まで以上に入念に行うようにしたのですが、これによって、犬との関係は、さらに短時間で確実に構築していくことが出来るようになっています。

これによって犬は、リードでのショックでやってはいけないことを体感で覚え、その後のしっかりとした入念なフォローで、その犬は飼い主に対する服従心と信頼感を高めていきます。

従って、このトレーニングがしっかりと出来れば、トレーニング前以上に、犬は飼い主に対してべったりと甘え、かつ指示にしっかりと従うようになってきます。

人間の教育で考えると、こういった方法は適当ではないでしょう。しかし、犬は人間ではありません。

もちろん、家族の一員として迎え、家族同様に愛して、子供のように大事に育てていくことは、間違いありません。

しかし、犬は人間ではありません。長く人間のパートナーとして最も人間に近い位置にある動物であることは間違いありませんが、それでもやはり犬は動物です。

人間とは違う、動物としての本能を持っているのです。

家庭犬のしつけとしては、出来る限り、その本能的な部分が出ないようにしつけ、育てていくことになりますが、しのための手段としては、ある意味では、その本能的な部分を利用していくことが、犬に対しては合理的で、成功する確率の高いしつけ方法と考えます。

そういう意味では、私たちが否定している食べ物をご褒美として利用する方法も、動物的な獲物を取るという本能を利用しています。従って、ある程度簡単にしつけることができると言えるでしょう。

しかし、私たちが利用する動物的な本能は、犬の持っている強いものに従うという、仲間の中での順位付けの本能です。

オオカミに群れでは、強いものが仲間の中での順位付けが高く、最も高いのがボスとなります。

そして、基本的には、強い順に序列が出来ていきます。

しかし、強いオオカミは、単に力が強いだけではないでしょう。

仲間を外敵から守る強さとともに、仲間、家族を大事に思う気持ちも他のオオカミよりも強いのではないでしょうか。

だからこそ、その下のオオカミは、ボスに従い、さらにボスを信頼してボスのもとにいれば安心して生活が出来ると感じ、規律のある行動をとって、生活出来るのでしょう。

私たちの家庭犬しつけ方法は、このもともと持っている犬の本能を良い面で利用していると考えています。

同じように本能を利用している食べ物をご褒美に与える方法では、犬の持っている犬の獲物を捕らえるという本能、あるいは逃走本能を刺激してしまいますが、私たちの方法では、犬の持っている、強く信頼できるものに対しての服従性を利用しています。

従って、たとえリードでのショックを利用していても、その直後のしっかりとしたフォローとのペアによって、犬に嫌われることなど全くなく、逆により信頼される、慕われるようになってくるのです。

実査しにこのトレーニングを行ってみると、それが実感としてわかると思います。

では、逆にフードやおやつなどの食べ物をご褒美に与えると、犬はそれを与える人を信頼して、慕ってくれるのでしょうか？

食べ物を与える人は犬に慕われるのか？
https://pet-triangle.jp/food_shitawarerunoka
食べ物を与える人は犬から慕われるのでしょうか？答えは、Noです！ただし、嫌われるということもないでしょうけど。では、なんなんだ、ということになりますが、食べ物を与える人は、犬にとっては自分に給仕してくれる役目の存在 …