飼い主さんがいるといないで全く態度を変える犬

ペット・トライアングルのドッグケアショップであるラブドッグ店には、トリミングやペットホテルをご利用頂くたくさんの犬たちに来てもらっています。

そんな犬たちを見ていると、おもしろいなぁ、ということのひとつに、飼い主さんがいる時といない時で、ころっと態度を変える犬がけっこういることです。

また、事前に飼い主さんからお伺いしていた犬の性格とは、違った印象をお店では持つような犬もいます。

人間の子供(大人でもそうかな)も親の前と、親のいないところで態度が全く違う、という場合があると思いますが、同じようなことが犬にもあるのです。

そんな犬の場合、飼い主さんがいないところで見せる犬の態度は、飼い主さんが全くしらない愛犬の態度、顔である場合もあるようです。

そんな実際の犬の例をこのページでは、少し紹介してみたいと思います。

では、どんな例があるかというと、よくあるのが次のようなケースです。

  1. 飼い主さんがいると強気になる犬
  2. 飼い主さんがいなくなると大人しくなる犬
  3. 飼い主さんは臆病でほかの犬が苦手というけど、全くそんなことはない犬
  4. 飼い主さんはとても人懐っこい犬だというけど、けっこう噛む犬

では、それぞれのケースをもう少し具体的に説明していきましょう。

飼い主さんがいると強気になる犬

飼い主さんと一緒にいる時は、トリマーや僕たちに対してとても強気で、唸ったり、噛もうとしたりするそぶりを見せる犬です。

お店に飼い主さんが連れてきた時に飼い主さんから渡されるときは、噛もうとしたり、吠えたり唸ったりして、少し危ない犬なのですが、飼い主さんがお店から出ていくと、全くそういった攻撃的な、強気な態度は見せなくなる犬です。

飼い主さんから受け渡しされる時は、噛まれないようにかなり注意をしながら犬を受け取り、飼い主さんがお店から出ていくまでは、顔も怖いかををして唸ったりしているのですが、飼い主さんがお店から出ていくと、普通の顔になり、噛もうとしたり
唸ったりすることも全くしないようになるのです。

従って、爪を切ったり、ブラッシングをしたり、シャンプーをしたり、カットをしたりするのは、全く問題なく、気を使う必要もなく出来てしまいます。

飼い主さんがいた時のあの犬の態度はなんなんだったのか、というぐらい、コロッと態度が変わるのです。

ところが、また飼い主さんがお迎えに来て、飼い主さんの姿を見たとたんに、またその犬の態度がコロッと変わるのです。

今まで大人しくしていた犬が、飼い主さんの顔を見るなり唸りはじめ、またコロッと態度が変わってしまうのです。

トリミング作業などが終わっていればまだいいのですが、まだトリミングが完了していない時は、一度飼い主さんに外でお待ちしてもらうことになってしまうのです。

飼い主さんがいなくなると大人しくなる犬

このタイプはけっこう多いかもしれません。

上の、「飼い主さんがいると強気になる犬」もこの中に含まれることになりますが、逆に飼い主さんがいると弱気になる犬もいるのです。

弱気という言い方は適切ではないかもしれませんが、要するにこういう犬です。

飼い主さんにお店に連れてこられて、飼い主さんがお店から出て行こうとすると、大騒ぎをして、いかにも「待って、待って、私を置いていかないで!」というような感じで悲しそうな声で泣き叫ぶ犬です。

飼い主さんも、「ごめんね」という感じでお店を出て行かれるのですが、飼い主さんの姿が見えなくなると、その大騒ぎをしていた犬が、またコロッと態度が変わり、何事もなかったかのように大人しくなるのです。

あれだけ騒いでいたのに、飼い主さんの姿が見えなくなったとたんに、吠えるのを止め、普通にお見せの中で歩いているのです。

後は問題なく、お店の中で過ごしたり、トリミングでも問題なくシャンプーやカットが出来てしまいます。

そしてまた飼い主さんがお迎えにお店に姿を現すと、またコロッと態度が変わり、泣き叫ぶように吠え始めてしまうのです。

おそらく、飼い主さんはお店に預けることを犬に対して申し訳なく感じていると思うのですが、実はお店では全く問題なく普通にしているのです。

飼い主さんは臆病でほかの犬が苦手というけど、全くそんなことはない犬

上の2つの例もそうですが、あたかも飼い主さんの前とそうでない時の性格が変わってしまうような犬がけっこういるんですね。

そのもうひとつの例がこの例です。

飼い主さんからは、「うちの犬はほかの犬が苦手で、ほかの犬がいると怖がって避けるようにしてしまうの」というような犬だとお聞きしている犬がいます。

確かにそうだという犬もいるのですが、中にはお店の中では、全くほかの犬がいても平気で、むしろ積極的に匂いを嗅ぎに行ったりする犬もいるのです。

これも飼い主さんの前とそうでないところでの態度が変わってしまう犬の例なのです。

その犬の飼い主さんに、お店の中での様子をお伝えすると、とても驚かれることもあるのです。

飼い主さんはとても人懐っこい犬だというけど、けっこう噛む犬

その反対のような例もあります。

飼い主さんからは、この犬はとても人懐っこ犬で、人にもほかの犬にもとても友好的だとお聞きしている犬の中にも、実際には少し違うのでは、というような犬もいるのです。

どちらかと言うと、とても可愛がられて我儘に育ったようなタイプの犬に多いように思います。

普通にしていれば問題ないのですが、例えばブラッシングをしたり、爪切りをしたりなどで、何かその犬が嫌だと思うようなことをされると、いきなり噛んでくるようなタイプの犬です。

おそらくご自宅では飼い主さんは犬が嫌がるようなことはしないので、そういった姿を見ることはないんだろうな、と思われます。

でも、このタイプは少し気を付ける必要があります。

飼い主さんが、自分の犬が全く噛むような犬ではないと思っていても、実は何か犬が気に食わないようなことがあれば噛む犬です。

こんな犬の場合、飼い主さん以外の人に触らせたりするときには、とても注意が必要なのです。

だから、そんな犬の場合、こういうときは噛もうとするときもある、ということをお伝えして認識してもらうことが必要なのです。が、なかなか理解してもらうのは難しいのですが。

犬は子供と同じですね

こんな感じで、おそらく飼い主さんが見たこともないような顔を、犬は飼い主さんがいないところでは見せることがあるのです。

でも、これって人間の子供と全く同じではないでしょうか。

よく、内弁慶、外弁慶、と言いますが、(最近も言うのかな?)子供も家族の中では勢いがあるけど、外に出ると大人しくなってしまう子供がいたり、逆に、外ではガキ大将だけど、家の中では良い子、というような子供もいます。

子供も、親がいる時といない時では、その態度や行動が全く変わる場合もけっこうあるのではないでしょうか。

そういう意味では、犬はまさに子供とおんなじですね。

もちろん、親のまでもそうでないところでも、全く変わらない子供がいるように、犬も飼い主さんがいようがいまいが、全く変わらない犬もいます。

人間も犬も、個々の人や犬が、それぞれ個性を持っているのですね。

だからおもしろい、とも言えるのでしょう。

いろんな子供がいる、いろんな人間がいる、そして犬にもいろんな犬がいる、それが当たり前のことなのでしょう。

ただし、親や飼い主となる人間は、その方向性が社会のルールに対して大きくずれないようにする義務があるのかもしれません。

それには実際に自分の子供、また犬がどんな性格なのか、自分の前で見せる姿だけでなく、自分がいないところでどんな姿を見せているのかを知る必要があるでしょう。

人間の子供の場合は、そのひとつが学校です。親は学校に毎日付いていきませんが、学校での姿が先生から聞くことが出来ます。(必ずしも、その先生の見方が正しいとは限りませんが・・・。)

でも、犬にはそういう機会は少ないかもしれません。

だから、出来れば愛犬も、定期的なシャンプーやトリミングなどのケアーや、出かける時はペットホテルに預けることを推奨します。

そういうところでは、飼い主さん以外の人に世話をされ、知らない犬と接触することもたくさんあります。

従って、飼い主さんの知らない愛犬の姿を見せてくれやすくなるのです。

そして、お迎えの時に、お店の中での様子、ほかの犬とどんな風に関わっていたか、お店の人に対してはどんな接し方だったのか、などを聞いてみるといいと思います。

もしかしたら、おうちで見せる顔とは違った顔があることに気付けるかもしれませんよ。

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