【犬の口臭】原因と対策

【犬の口臭】原因は何か、対策はあるのか?

愛犬の口臭が気になることはありませんか?

単に臭い、というだけならまだいいのですが、重篤な疾病の場合もあります。

愛犬の口の臭いには、日ごろから注意しておく週間を付けるのも、飼い主さんとして大事なことです。

では、犬の口臭がする場合の原因はなんなのか?

その対策はあるのか?

について、書いていきたいと思います。

犬の口臭の原因

犬の口臭の原因は、大きく分ければ3つあります。

  1. 口の中の状態の悪化
  2. 内臓疾患による口臭
  3. 口の中に腫瘍ができる

口の中の状態の悪化

口の中の状態の悪化とは、主に歯周病です。他にも何か口の中に炎症が出来るなどの場合もありますが、ほとんどの場合は歯周病でしょう。

犬が歯周病になると、腐敗州の臭いがするようになってきます。犬を見ているだけではわからないので、そういう意味からも愛犬の口臭を気にする習慣をつけておくと良いのです。

もし、そういった口臭の異変に気付かずに、歯周病が進行してしまうと、人間と同様に歯がぐらぐらになってきて、そのまま放っておけば、当然歯が抜けてしまいます。

犬の歯周病の原因は、基本的には人間と同じです。

食べ物によって、口の中に歯石が出来たり、歯と歯肉のあいだに食べかすが残ったりしてしまう。それを放置しておくと、細菌が発生したり、その細菌から発生する毒素がいわゆる歯周ポケットに入り込んで、

そして、犬の歯根膜、セメント質、歯槽骨などの歯周周辺の組織が破壊されてしまいます。

そこまで進行してしまうと、治療がすでに出来ない状態にもなりかねません。

だから、なるべく早い段階で、歯周病を食い止めることが大事なんです。

内臓疾患による口臭

犬の内臓、つまり肝臓や腎臓など犬の代謝や排泄に関わる器官、また胃や腸などの食べ物の消化に関わる器官に、何らかの疾患があると、口臭として出てくる場合があるようです。

例えば、肝臓や腎臓に何らかの疾患が出来た場合、本来は体から排泄されるべきものが排泄しきれずに、体の中にたまってしまい、それが老廃物となって、アンモニア臭のような口臭を発生する場合があるのです。

また、胃の中で胃酸が過剰に分泌されるような状態になれば、酸っぱい臭い、腸閉塞などで便がうまく排泄されないようになると、うんちのような臭い臭いが口から出てくる場合もあります。

口の中に腫瘍ができる

腫瘍は人間同様、体のいろいろなところで発生する場合があり、口の中に出来る場合も少なくありません。

主要にも、良性と悪性があり、良性であれば、大きな問題にはならないでしょう。

問題は、悪性腫瘍ができた場合です。

口の中の悪性腫瘍には、メラノーマ、扁平上皮癌、線維肉腫などがあります。

この中で最も多いのがメラノーマです。

特に高齢の犬になるとこの腫瘍ができやすくなるようです。

実際、うちの犬もメラノーマで2頭亡くしました。

実際に発見できるにはある程度進行してからになってしまうので、かなり厳しい疾病です。

獣医さんからは、そうなるのは犬が長生きした証拠だよ、との言葉を頂きました。

口の中の主要の場合、歯の周りだけでなく、顎の骨まで進行してしまいます。したがって、その対処はとても難しくなると言えます。

口臭の対策

上に書いたように、口臭には大きく3つの原因があります。それぞれについて、その対策をブリーダーさんや、獣医さんから聞いた範囲の中で、書いていきたいと思います。

口の中の状態の悪化の対策

これは、ほとんど死守病対策と言っていいでしょう。

基本的には、人間と同様歯磨きです。

ただし、もちろん犬が自分で歯磨きをすることは出来ません。だから、飼い主が愛犬の歯磨きをすることになります。

愛犬の歯周病と歯磨きについては、下のリンクカードのページで書いているので参考にしてほしいと思います。

飼い主さんが犬の歯磨きを定期的にすれば、犬の口の臭い、口臭も定期的に確認することができますね。

また、愛犬の口内を清潔に保つ、綺麗にするためのサプリメントなどもあるので、そういったものを使用するのも有効な方法だと思います。

愛犬の口臭トラブルに【ドクターデンタルワン】

内臓疾患による口臭

内臓疾患による口臭は、飼い主自身で対処するのは難しいので、もし、しっかりと歯磨きをしているのに愛犬の口臭に異変を感じたら、すぐに獣医さんに診てもらうべきでしょう。

場合によっては、点滴や投薬、また手術などが必要な場合があります。

口の中に腫瘍ができる

これも、飼い主さんでの対処は出来ません。

愛犬の口臭から異臭を感じたら、すぐに獣医さんにみてもらうべきです。

腫瘍の場合、異臭を感じた時はすでにかなり進行している場合も多いので、獣医師でも対処が難しい場合があります。

具体的には、外科手術が主な対応策となります。

しかし、この疾患の場合、犬が高齢であることが多く、すでにかなり進行していて、手術となると、顎の骨まで切除しなければならなくなります。

したがって、現実的には対処が難しい場合が多いかと思います。うちの犬もそうでした。

愛犬の口臭に異臭を感じたら、すぐに獣医師にみてもらう

繰り返しになりますが、愛犬の口が臭い、口臭が気になる、という場合、愛犬の命にかかわる場合もあります。

愛犬の口臭は常に気にする習慣を付けましょう。

そのためにも、愛犬の歯磨き、これを定期的に行えば、一石二鳥となります。

そして、もし、愛犬の口臭になにかいつもと違う臭いを感じた時は、すぐに動物病院へ行き、獣医さんに診てもらうようにしたいですね。

ただ単に、うちの犬は口が臭い、というだけで見過ごさないようにしてください。

愛犬の健康を守れる最初の人間は飼い主さんだけです。

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