長崎発【ペットの衝動買いやめて】動物愛護団体からのメッセージ
犬の保護犬に関して、またこんな記事を見た。(FNNプライムオンラインのサイトより)
「ペットの衝動買いやめて」深刻化する飼育放棄 不幸な犬を減らしたい…保護し譲渡後も見届ける【長崎発】
家族の一員として可愛がられるペットがいる一方、人間の身勝手な都合で捨てられる犬や猫も後を絶たない。長崎市の動物愛護ボランティア団体は「安易な気持ちでペットをプレゼントしないで」と呼びかけている。2021年の師走の街で道行く人たちに呼びかけるのは、動物愛護ボランティア団体「長崎ライフオブアニマル」。長崎ライフオブアニマル・木村愛子代表:クリスマスやお正月を控えているということで、ペットをプレゼントされる人もいると思う。慎重に考えて贈るのはいいが、ペットを贈ることを安易に考えて、可愛いから、寂しい…
この記事による、長崎県では犬の殺処分は2014年度からゼロとのことです。(だし、猫は年々減少はしているが、2020年度の殺処分467匹いるとのこと。やはり、猫は野良猫もまだまだいて、難しいようだ。
ただ、犬に関しては、ここ6年は殺処分ゼロとのことで、頑張っている人たちがいるということでしね。
この記事で紹介されている、長崎ライフオブアニマルが運営する保護施設の「ティアハイム」もそのひとつなのだと思います。
犬の殺処分がゼロだからといって、不幸な犬がいないわけではないのです。
そして、それは今でも続いているのです。
まず、犬を飼う立場の人間については、犬を飼う人の中に、「命を迎える」覚悟のない人がいる、ということが指摘されています。
このサイトでも、繰り返し言っていますが、犬は命ある動物です。犬を飼うということはその命の生涯に責任を持つことです。
だから、ちょっと見て可愛いから、というような衝動買いをする対象ではないのです。
しかし、現実として、そういう人がまだ少なからず、いる、ということです。
犬をプレゼントで衝動買い?
この記事では、犬をプレゼントする人がいる、ということが紹介されています。
でも、犬はもともとプレゼントの対象になるようなものだはないでしょう。
犬は、この記事にもあるようにまず、「命を迎える」覚悟のある人、が迎えなければいけません。
場合によっては、プレゼントされる人に、その覚悟がある、とわかっているから、という場合もあるかもしれません。その場合だったら、犬をプレゼントすることも問題ないでしょう。
でも、単にプレゼントする側だけの感情で、あげてはいけないものです。
犬を迎える人間に、犬を迎える覚悟がある、ということが大前提なのです。
プレゼントではなくても、犬を衝動買いする人はいるでしょう。
別のページでも書きましたが、新型コロナ騒ぎで、在宅時間が長くなったからペットを飼おうという人が増えたことも問題になっています。
また、年末年始でいろいろなものがセールで販売されていますが、犬や猫もセールされている、それに違和感を感じている、という意見もあります。
【ペットショップの「お年玉セール」に違和感】同感です NEWSポストセブンさんのサイトの記事に目が留まった。 ”ペットショップの「お年玉セール」に違和感 命が叩き売られていいのか”というタイトルだ。 ちょっと長い記事だっ …
ペットショップにいる子犬や子猫がみんな可愛いのは確かです。
見ているだけでも可愛いと思いますが、抱っこしたりさせてくれれば、その可愛さに負けて衝動買い、なんてことになってしまう人もいるのでしょう。
そういった、子犬も、1年すれば成犬になります。そして、その1年の間の子犬の世話は、簡単にできるものではないのです。
子犬の時の可愛さは、子犬の時だけなのです。
そういった、衝動買いをなくすためにも、やはり、ペットショップでの犬や猫の販売禁止、ということが日本でも行われるべきなのではないでしょうか。
犬と猫がペットショップで買えなくなる と言っても、これはフランスの話。ここのところのネットニュースでもけっこう取り上げられている。 ただ、僕の中では、すでにフランスなどの主要なヨーロッパの国ではペットショップの店頭での犬 …
まだまだ犬の悪徳ブリーダーは存在する
僕たちが悪徳ブリーダーに騙されたこともこのサイトでは紹介しています。
実際に悪徳ブリーダーに騙されてしまいました。 恥ずかしながら、どうやってブリーダーに騙されたのか、ご紹介します。 その出来事が起きたのは2004年の1月、古い話です。でも、2020年代になっても、相変わらずこういった犬の …
私たちの例とは違いますが、まだまだ悪徳ブリーダーはいるようです。
虐待に近いような状態で繁殖犬として扱われている犬について、最初に紹介した記事では書かれています。
こういうブリーダーがいる、ということは、人間を騙すブリーダーも、まだまだ存在する可能性は否定できないでしょう。
ただ、人間は、そのブリーダーが悪徳なのかどうなのか、判断できるチャンスはあるかもしれません。
でも、犬は、そんなことは出来ません。
そんなブリーダーのところに生まれた犬は、自分ではどうしようも出来ないのです。
だから、動物愛護の団体などが救済するしかないのです。
でも、なぜそんな扱いをされる繁殖犬が存在してしまうのか?
これも、ネットでのペットの仲介販売が実質的に禁止され、ペットショップがほぼ独占的に子犬や子猫を販売されるような法律になったことが大きな原因ではないでしょうか。
もちろん、まじめにブリーダー直販をしているブリーダーもいるでしょう。でも今は、子犬の価格がネットでの子犬販売が実質禁止になってからは上がる一方で、子犬のオークションでの取引価格が高くなっていることもこういった悪徳ブリーダーを生んでいる原因ではないでしょうか。
ブリーダー直販はいいと思いますが、ペットショップで子犬を買う場合、その子犬がどんなブリーダーのもとで育ったのか、見ることは出来ません。もしかしたら、ブリーダーについては良い言葉を並べられているかもしれません。それでも実際にどうだったのか、買う人間にはわかりません。
ネットでの子犬の仲介販売であれば、お客様が希望すれば、ブリーダーのところへ犬舎の見学をすることも出来たのです。
ペットショップでは、それが出来ないから、オークションで子犬を取引するブリーダーは、とにかく子犬をたくさん産ませさえすれば、お金がどんどん入ってくる、という状況です。
だから、最初のところの記事でも書かれていたような悲惨な状態で繁殖犬として存在してしまう犬が出来てしまうのです。
結局、ペットショップでの犬や猫の販売禁止、ということを法制化しなければこれは解決しない問題でしょう。
このサイトでも、何度もそれを書いていますが、現実の日本は、政治の力でそれとは逆の方向に進んでいるのです。
日本はペット後進国、まさにその通りです。
日本各所の動物愛護団体の努力で、殺処分数は減っているかもしれません。でも、ペットショップで子犬や子猫が売られている限り、この問題は解決しないでしょう。
いつになったら、日本もペット先進国になれるのでしょうか。
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