愛犬の生涯に責任を持つのは飼い主の義務だからこそ

愛犬を飼い始めたら、その愛犬の生涯に責任を持たなければいけない、これは犬の飼い主として当たり前のこと。

と、ほとんどの人は思っているはずである。

でも、現実的にはそうは思っていない、というよりもそんなことは全く考えずに犬を飼い始める人もいる。

だから、保護犬の問題が起きている、と言ってもいいだろう。

それはそれで大きな問題である。が、そこはここでは横に置いておきたいと思う。

今まで、「犬の生涯に責任を持つ=犬が永眠するまで飼ってあげる」というイメージがなんとなく、自分にはあった。また、そういうイメージを持たれている方も多いのではないだろうか。

もちろん、それは間違っていないと思うし、本来はそうすべきものだと思う。

でも、最近、犬の生涯に責任を持つ、ということが、必ずしも自分で飼い続けることではない、ということがあることにも気が付いた。

高齢者が子犬を飼い始めることに、議論がある。自分の年齢と、犬の寿命を考えると、その議論はあって当然だと思う。

でも、年齢的な問題がない人が犬を飼い始めた場合にも、突然のように同じような問題が生じることがあるのだ。

突然余命宣告されたとき、愛犬をどうするか

突然、ということはないかもしれないけど、思いもよらず大変な病に襲われてしまう、ということは、決して珍しくないだろう。

代表的なのは、やはり癌だろうか。

以前に比べれば、治る確率ははるかに上がっているようだが、それでも100%治るわけではない。

若くして癌にかかるほど、その進行は早いという。

癌の種類、発見時期によっては、進行を止められない、という場合もあるだろう。

そして、最悪の場合、わずかな余命を宣告されることも・・・。

そんなことになった場合、本人のショックは計り知れないだろう。

そして、その家族も、もしかしたらそれと尾内くらい、あるいはそれ以上のショックを受ける場合もあるかもしれない。

そしてもし、自分の余命よりも寿命のある愛犬がいたら・・・。

もちろん、ご家族がれば、ご家族に愛犬のその後を託せる場合が多いかもしれない。

でも、事情によってはそれが難しい場合もあるだろう。

また愛犬を託せる家族がいない、ということもあるかもしれない。

そんな場合、残されることになる愛犬のことが心配でどうしよう、という方もいるのではないだろうか。

実は、実際にそんな状況になってしまった飼い主さんがいらっしゃる。

その飼い主さんの選択は、愛犬の里親を自分の命がある間に、しっかりと探そうということである。

このことを知り、僕の考えていた「犬の生涯に責任を持つ=犬が永眠するまで飼ってあげる」というイメージが、必ずしもそうではなかった、ということに気づかされたのである。

犬の仕事をしているのに、今頃そんなことに気付いたのか、と言われそうである。

そう言われたら、その通りなので、きちんと反省したいと思う。

でも、今頃であっても、そう言うことに気づけて良かったと思う。

愛する犬だからこそ、自分がいなくなる前に、自分がいるうちに、その後の世話をしっかりとしてくれる新たな飼い主さんを探す、里親に出す、という選択もある、ということを。

犬の里親という制度は、必要不可欠な制度である

里親を必要とする犬がいなくなることが理想であることは間違いない。

でも、人間に変われている以上、それは不可能である、ということも改めて気づくことになった。

問題は、その犬が里親を探さなければならなくなった経緯と理由である。

飼い主の勝手な都合、ブリーダーやペット販売業者の犠牲になる形で里親を探さなければならないような犬をなくす努力をしていくことは絶対に必要なことは間違いない。

現実的には不可能に近いかもしれないが、世の中の人間がみんな同じ方向を向いてくれれば、決して不可能ではない。

でも、前述したような思わぬ病気で愛犬の生涯を見届けることが出来なくなる場合もある。

そんなケースでは、里親を探す制度、システムはやはり不可欠である。

また、余命宣告などなく、突然愛犬の世話を出来なくなることもある。

不慮の事故や事件で、突然命を落とす人のニュースは毎日のように流れている。

そんな人たちの愛犬はどうなるのだろう。

ついさっきまで元気でいた人が、突然命を落とす。

これは全ての人に起こり得ることである。

事件、事故だけではない。

地震や豪雨台風、がけ崩れなど、自然災害がいつどこでやってくるかわからない。

愛犬家のみならず、すべての人の寿命はいつどうなるかわからないのである。

余命がたとえ短くても、愛犬のその後をどうするか準備する手段としての里親探しは、愛犬を愛するがゆえの選択だと思う。

でも、それさえも出来ずに愛犬を残してしまう人もいる。

そのためにも、やはりそんな犬をどうするのか、単なる保護犬とは別の扱いとして、救済するシステムが出来ないものだろうか。

これは人間の子供もある意味では同じなのかもしれない。というと語弊がある、失礼かもしれないが・・・。

犬を人間と同等に扱うことは出来ないかもしれない。

でも、犬の存在はある意味、人間の家族とは異次元の価値があり、力を与えてくれるものである。

大好きな飼い主さんを突然失い、行き場のなくなった犬が、その後も安心して暮らせる国に日本がなることを祈りたい。

なんていうと、言うだけで何もしないのか、と言われそうだが・・・。何かしたいが、何ができるだろうか。

実際に行動している人は、世の中にたくさんいると思うが・・・。

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