チワワだったらしつけトレーニングは必要ない?
チワワと言えば、世界で最も小さな犬種として有名ですよね。
もっとも、最近は極小ティーカッププードルや極小ヨーキーなどがいるので、必ずしも一案小さいとは言えないかもしれませんが・・・。
逆にチワワと言えども、けっこう体格のいい子が増えているようにも思います。
体重5㎏を超えているチワワもそう珍しいことではなくなってきました。
それでもチワワは間違いなく、小さな犬の代名詞と言ってもいいでしょう。
そんな小さなチワワだから、しつけなんてする必要はない、しつけトレーニングなんて可哀想、と思っている人も多いのではないでしょうか?
確かにそれも一理あるかもしれません。
小さいので、少しぐらい何かをされても、大きな問題にはなりにくいのは確かでしょうからね。
でも、小さなチワワでも、噛むような犬になってしまうと、けっこうその扱いは大変です。
実際に、幼児がチワワに指を噛まれて、指をかみ切られるという事例もあったようです。
チワワは、もともと強気な性格の犬が多いと言われていますが、小さい分甘やかされて育てられがちなので、よりその傾向が強くなるように思います。
また、チワワは吠えても声が小さいので、あまり気になることはない、とも言われていますが、環境や人によってはけっこううるさく感じるでしょう。
そしてチワワに結構多いのが、散歩でほかの犬に吠える、という犬かもしれません。
そうなると、チワワだからしつけなんて必要ない、なんて言っていられない場合もあるのではないでしょうか。
でも、チワワなんて、しつけなんかろくに入らないんじゃないのか、と思っている方も少なくないようですね。
それでしつけを最初からあきらめている方もいるようです。
しかし、チワワだって他の犬種と同じように、しつけはしっかりと入ります。
もちろんリーダウオークだって、ちゃんと出来るようになるのです。
ということで、チワワだってリーダウオークが出来るようになるという動画を2頭のチワワの例で紹介したいと思います。
チワワ1歳7か月の男の子
チワワ1歳7か月の男の子のしつけトレーニン前の散歩
まずはチワワ1歳7か月の男の子のしつけトレーニングを行う前の散歩の様子と、しつけトレーニングを始めてから3日目の様子をご紹介します。
このチワワの男の子は、散歩で引っ張る、また散歩でほかの犬を見ると吠える、ということでトレーニングを行うこととなった子です。
家では、室内をフリーに飼われていたとのことですが、こちらへ来てからはクレートをハウスとしての生活を基本としています。
3日間はトレーニングは行わずに、こちらの環境に慣れてもらい、トイレ以外はクレートの中で過ごしてもらっていました。
だいぶこちらの環境にも慣れてきて、クレートの中にいることにもなれてきたようなので、まずはトレーニングを行う前に、普通に散歩をしてみました。
その時の動画が下の動画です。
力強くがんがん引っ張るわけではありませんが、リードの持ち手は全く無視してどんどん先に歩いていきます。
また自分が行きたくない時は止まってしまい、行きたい方へと歩きます。
また、歩道脇の草や植木の匂いを嗅いだりしています。
チワワ1歳7か月の男の子のしつけトレーニン3日目
上の散歩の翌日からしつけトレーニングを始めました。
初日、2日目と少し苦労しながらも、まずはリーダーウォークの形になるように、1日20分ほどのトレーニングを行いました。
リーダーウォークは初日からある程度形になってくる犬も多いのですが、このチワワちゃんは少し手ごわく、3日目になって、やっとリーダーウォークの形になってきました。
それが次の動画です。
少し時間がかかったとはいえ、3日目にはこのようにリーダーウォークが出来るようになっています。
そしてリーダーウォークの形になってきたと同時に、アイコンタクトもしっかりと取れるようになってきました。
また、トレーニング前のそっけない態度とは違い、べったりと甘えてくるようになっています。
しつけなんかすると、犬に嫌われる、なんて思っている方もいるようですが、それは全く逆なのです。
しっかりとしつけトレーニングをすることによって、犬はトレーニングをした人間をリーダー格と認識して、信頼するとともに慕うようになってくるのがよくわかると思います。
★このチワワちゃんがリーダーウォークが出来るようになるまでのトレーニングの様子は、「チワワがリーダウオークを出来るようになるまでの3日間」でご覧いただけます。
チワワ生後8か月の男の子
チワワ生後8か月の男の子のしつけトレーニン前の散歩
もう1頭のチワワちゃんは生後8か月の男の子です。
この子は、抱っこして撫でていると、噛んでくるということでトレーニングにきました。
噛むというのは、すでに甘噛みのレベルではなく、けっこう強く噛んでくるようです。
そこで、まずは基本的なトレーニングから入り、その後噛むという問題に対処していくことにしました。
しかし、こちらへ来てからは噛むような気配は全く感じさせずに、トレーニングを始めてからも噛むようなことは全くありませんでした。
このチワワちゃんも、トレーニング前の散歩の様子と、トレーニング3日目の様子を動画でご紹介します。
トレーニング前は、上に紹介した1歳7か月の男の子と同様に、リードの持ち手は全く無視して、自分の生きたい方へとどんどん歩いていきます。
そして歩道の横の方の塀は植木、草むらの臭いを嗅いだりと、まぁ、よく見る普通の犬の散歩状態です。
チワワ生後8か月の男の子のしつけトレーニン3日目
このチワワちゃんも、初日ではリーダーウォークの形まで行きませんでした。
ただ、2日目にはだいぶそれらしい形になってきて、3日目にはほぼリーダーウォークの形になっています。
そして、やはり上のチワワちゃんと同様、アイコンタクトもしっかりと取れるようになり、べったりと甘えてくるようにもなっています。
これは、チワワに限らず、どの犬もほとんどが同じような傾向です。
このような経験から、しつけトレーニングをすることによって、犬は今まで見せなかったような甘えた態度を示すようになり、犬との関係がトレーニング前とは大きく変わる、ということが確認できたのです。
散歩でリードを持つ飼い主さんを無視して歩いているような犬でも、このようにしっかりとしつけトレーニングをすることによって、常に飼い主を意識して、べったりと慕うようになってくるのが動画を見てもわかるかと思います。
だからこそ、多くの人にこのようなしつけトレーニングをしっかりと行ってほしいと思うのです。
より愛犬との絆を強くするために。
★このチワワちゃんがリーダーウォークが出来るようになるまでのトレーニングの様子は、「チワワがリーダウオークを出来るようになるまでの3日間」でご覧いただけます。
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