ペットのクローンは特別なことではない?

ヤフーニュースを見ていたら「ペットのクローン、今や一般家庭でも」なる記事があった。

すでにご存じの方も多いと思うが、ここで言うクローンとは、ペットの細胞からそのペットと同じ遺伝子を持つ別の個体を作り出すことである。簡単に言えば、そのペットのコピーを作ることである。

1996年にクローン羊のドリーが誕生して以来、世界各国でクローン動物の研究が進められているようである。

そして現在、そのクローン技術を使い、ペットのクローンを作ることがビジネスのひとつとして確率されつつあるようだ。

ただし、クローンに関しては、倫理的な観点からその是非が議論となっている。

コピーという形で、生命を人間の手によって作り出すことが、許されるのかどうか?

しかし、現実としてすでに多くのペットのクローンが作られているようである。1頭のクローンを作る費用は、数百万円~1千万円単位になるようだが、お金さえあれば、ペットのクローン、つまり今飼っているペットと同じ遺伝子を持つ、つまり姿形がそっくりなもう1頭のペットを手に入れることが出来るのである。

それによって、癒されている人も確かにいるようだけど、それでいいのか、個人的には疑問を感じてしまう。

iPS細胞などによる、部分的な再生技術は人間にとって有益だと思うが、クローン技術のように命を人為的に生み出すことはやるべきではない、と思う。

本当に愛犬とそっくりな犬がいればペットロスは解消できるのだろうか?

クローンとして作られた犬は、その元となる犬の遺伝子と同じ遺伝子を持つので、見た目は全く同じような犬になるようだ。

しかし、性格まで同じになるとは限らないようでもある。

当然、元の犬の記憶もコピーすることは出来ない。

でも、少なくとも姿形が全く同じであれば、たとえ元の犬が永眠したとしてもその犬があたかもまた生まれてきたように感じるのかもしれない。

それによって、愛犬が死んだことによるペットロスが解消される、気持ちが癒される、ということなのだろうか。

正直なところ、僕には理解できない。

例え、姿形だけでなく、性格も同じ、もし記憶さえもコピーできた、本当に心身ともに全く同じ犬が出来たとしても、それは、やっぱり元の愛犬ではない。

逆に、そんな犬が出来てしまって、その犬に気持ちが入れ込んでしまったら、元々の犬に対する気持ちが消え失せてしまうのではないだろうか。

僕は決してそうはならないと思うけど、癒される人はそう感じているように思ってしまう。それがいいか、悪いかはわからないが。

犬を何頭飼っていても、それぞれの犬は唯一無二の存在である。

何頭かいる愛犬の1頭が亡くなって、ほかの犬がいるからいいや、ということにはならないだろう。

他に何頭かの愛犬がいたとしても、亡くなってしまった1頭に代わる犬はいないのである。

例え、同じ形の犬を与えられても、それでその悲しみを埋めることは僕には絶対にできないように思う。

むしろ、そんな犬はほしくない、思う。

確かに、愛する犬が亡くなってしまえば、もう一度会いたい、また一緒に遊びたい、と思う。でも、それはその犬そのものでなければいけない。

例え同じ遺伝子を持っているとしてもそれは、全く別の犬である。

技術の進歩は必ずしも人間の生活を豊かにしない

動物で出来る、ということは人間でもクローンが作れる可能性は高いのだろう。もしかしたらすでに作れるのかもしれない。

でも、クローンというのは、犬でも人間でも、生まれてきた命ではない。人間によって作られた命である。

もちろん、生まれてきた命そのものに何の責任はない。

それを作り出すこと自体が問題なのである。

もし、愛する家族が亡くなったとして、そのクローンを作りたいと思うであろうか。

仮に家族のクローンが出来たとして、そのクローンを元の家族と同じように愛せるだろうか。

もし、愛せたとしたら、元の家族への愛情、気持ちはどうなってしまうのだろうか。

僕は、そんなクローン人間が作られる、ということを考えるだけでもなんか、とても恐ろしく感じてしまう。

愛犬だって家族の一員だ。

その愛犬のクローンが出来ること自体、それもやっぱり恐ろしく感じる。

でも、現実としてペットのクリーンを作り出すことが普通に行われ、ビジネスとして成立しているようである。

なんと恐ろしい世の中になったものだ、と思うのは年のせいだろうか。

ただし、このビジネスが世の中に普通に受け入れられるとは思わない。

単に、動物愛護とかそういう問題ではなく、この問題に対して抵抗感を持つ人は多いと思う。

どこかで、絶対に歯止めがかかると信じている。

そうでなければ、人間に未来はないのではないだろうか?

技術の進歩は必ずしも、人間を豊かに幸福にするとは限らない。

現在かなり実用化されてきたAI技術も、もしかしたら将来人間を滅ぼす技術になるかもしれない。

人間が勝手に命を作る、命をコントロールできるような技術を作り上げると同時に、機械にも命を与える技術が進む。

その結果、命を持った機会に、人間が滅ぼされるのはたやすいことになるのでないだろうか。

今はエンターテイメントとして楽しんでみているSF映画の世界が現実にやってくる日も来るかもしれない。

人間の未来は、技術の進歩によって豊かに楽しくなるものではなく、むしろ逆行するのではないだろうか。

昔の生活に戻った方が、1日の生活は楽しく、人間の心身を健康にしてくれるのではないだろうか。

人間の生活を豊かに楽しくしてくれひとつの方法が、犬との生活である。

そして、その犬は決して代わりになるものはない、唯一無二の存在である。

その犬が亡くなれば、悲しいけど、大事な思い出になるはずである。

そして、また新しい思い出を、全く別の犬と作っていけばいいのである。

一緒に生活した1頭1頭の犬との思い出を大切にしながら。

単なる個人的な思いを書いてしまいました。

今日は、ペットのクローンという記事から、個人的な思い、気持ちを書いただけになってしまいました。

犬に関して、何の役にも立たない内容となってしまいました。

また、ペットのクローンを歓迎する人もいるでしょう。

僕なんかにはわからない、そう思う背景もあるかもしれません。

ここで書いたのは単なる、個人的なものだということをお断りし、お許し願いたいと思います。

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