愛犬がドッグフードを食べない!?
愛犬がドッグフードを食べない、となるとなんとなく心配になりますよね。
どこか具合が悪いのか、食べないと体に悪いのではないか、などなど飼い主としては心配してしまう気持ちもわかります。
確かに、いつもはドッグフードが与えられるなりガツガツと食べている犬が、ある日突然ほとんど食べなくなれば、心配ですよね。
そんな時は、犬の様子、状態、またウンチの状態などもよく注意して確認するとともに、少しでも元気がない、いつもと様子が違う、と感じた場合は、すぐに信頼できる動物病院に連れていって診察してもらうのが良いでしょう。
でも、普段から食が細い、ドッグフードをあげてもすぐには食べない、という犬もいます。
そんな犬の場合でも、同様に元気がない、ウンチが緩くなっている、など、何らかの異変を感じたら、やはり信頼できる動物病院へ連れて行って診察してもらうのが無難でしょう。
ただし、普段から食の細い犬やすぐに食べない犬の場合、いう事態の様子が普段と変わらないようであれば、通常はそれほど心配することはないでしょう。
もちろん、念のため動物病院で診察してもらう、というのも選択肢として考えていいと思います。
ただし、動物病院へ行く場合は、「信頼できる」というところが重要なポイントになるのですが、ここではとりあえずそこは置いておきます。
愛犬が、特に具合が悪いわけでもないのに、ドッグフードを食べない、そんな場合どうすればいいのか、また逆にそんな時にやってはいけないこと、について僕たちの経験や経験豊かなブリーダーさんたちからの話をもとに書いていきたいと思います。
そんな時ブリーダーはどうしているのか
以前、子犬のブリーダー直譲販売をしていたころ、お客様からよくこの問題をお聞きしていたので、いろいろな経験豊かなブリーダーさんに、犬がドッグフードを食べない時はどうしたらいいのか、ということを聞いたことがあります。
ほとんどの回答は、犬がフードを食べなくても、心配する必要はない、と言うことでした。もちろん、犬の様子や状態に何らかの異変があれば別ですが、そうでなければ全く心配する必要はない、というのが経験豊かなブリーダーさんたちの意見です。
犬は、水は毎日飲むことが必要ですが、2~3日食べなくても、問題にはならない、1週間ぐらい食べなくても大丈夫、ということをおっしゃるブリーダーさんもいました。
まぁ、人間でも2~3日のプチ断食、また1週間ぐらいのん断食みたいなことをやっている人はいるようで、それによって体がおかしくなるというようなことは聞かないような。
むしろ、ダイエット効果など健康面での断食の有効性の方がよく言われるぐらいで、最近はファスティングとも言うのでしょうか、逆に健康法のひとつになっているくらいですからね。
では、経験豊かなブリーダーは、犬がフードを食べない時はどうするのか、回答はごく単純です。
何もしない、ということです。
犬がフードを食べないからと言って、特になにもしないのです。
何もしなくても、犬はお腹がすけば必ずフードを食べる、からです。
犬が食べたくないのに、無理食べさせる必要はないし、食べさせることもできない、もし無理に食べさせれば逆にお腹の調子をおかしくさせることにもなりかねない。
お腹がすけば必ず犬はフードを食べる、だから何もしないのです。
これは、ペットとして家庭で飼われている犬も同じです。
ドッグフードを食べなくても、いつもと様子は変わらず元気である、健康上の問題はない、という場合でも、基本は何もしない、ということです。
何もしない、とはあえて、犬にフードを食べさせるような努力をする必要はない、ということです。
食べなければ、そのままにしておくか、食器ごと下げてしまい残っているフードは廃棄して、次の食事の時間にまたいつも通り、フードを与えてあげればいいのです。
犬がフードを食べない時についやってしまいがちなNGなこと
そうは言ってもやはり心配、と愛犬が可愛くて可愛くて仕方ない、という飼い主さんは思う人もいるかもしれません。
そこでやってしまうのが、これですね。
犬が食べてくれるものを探して与える
これは絶対にNGです。
これこそ、愛犬の健康を脅かす元凶にもなりかねず、逆に愛犬を苦しめることになってしまうのです。
そんなことはわかっている、という飼い主さんも多いと思うのですが、現実としてこれをやってしまっている飼い主さんはけっこう多いのです。
犬が大好きな食べ物、犬が好んで食べるもの=犬にとって良い食べ物、ではありません。むしろ、多くの場合は犬にとって悪い食べ物なのではないでしょうか。
特に、人間の食事をそのまま与えるのは厳禁です。いろいろな調味料が入っていると同時に、人間にとっては問題ない食べ物でも犬にとっては命取りになる食べ物がいくつかありますからね。
犬に玉ねぎは問題ない?いいえ大ありです。 ひと昔、ふた昔前は、人間の食べるものは何でも犬にあげてた時代もありましたね。実は僕の家でもチロという家の前に迷い込んできた雑種の犬を飼っていた時には、ご飯に残ったお味噌汁をかけて …
でもさすがにひと昔前ならともかく、今は人間の食事をそのまま犬に与える人は少ないかもしれません。
でも、ドッグフードを食べないから、とりあえずお肉であげましょうか、ということで犬用にお肉を与える、などということはあるのではないでしょうか。
もちろん、犬にお肉なら悪くありません。でも、例えばパンなどを与えることもあるかもしれません。意外にパンが大好きな犬は多いようです。
でも、人間用のパンはいろいろな添加物が入っていたりするので、決して犬に良い食べ物ではありません。犬にとってはアレルギーの元にもなりやすい食材です
また、何とか犬に何かを食べさせようと試行錯誤する場合もあるようで、その場合は犬が手ベてくれさえすればいい、という気持ちが強くなり、その結果人間が食べるものに近いような豪華なフードを与えることになってしまうこともあるようです。
でも、調味料や添加物など、結果としてそういった犬の健康を害しかねない成分も一緒にとらせるてしまうリスクもどんどん高くなってきます。
そして、一度その味を覚えた犬は、なおさらドッグフードなんて見向きもしなくなってしまうでしょう。
その食べてくれたものも、また次第に食べなくなり、また次の犬が食べてくれるものを探す、という悪循環に陥ってしまうこともあります。
その結果、愛犬は食べ物に対して極端な好き嫌いが出来てしまい、いつまでも食事で苦労することになってしまいます。
またその選んだ食材が健康に影響を及ぼすものがなくても、結果的にカロリーの高い食事になり、犬の肥満、場合によっては糖尿病など人間並みの生活習慣病にもなりかねません。
そうなれば、犬は喜んでも、結果としてその犬の寿命を縮めることになってしまいます。
愛する愛犬のために一生懸命したことが、愛犬との別れを早くしてしまいかねないのです。
だから、犬がフードを食べなくても、何もしない、これがもっとも犬のための対策なのです。
それでも何とかしたいときは
それでもやっぱり犬には喜んで食事をしてほしい、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
その時は、次の2つの選択肢があります。
- ドッグフードにトッピングする。
- ドッグフードの種類を変えてみる
ドッグフードにトッピングする
犬がドッグフードを食べない時は、そのドッグフードに何かトッピングしてみる、というのが一つの方法です。
例えば、刻んだ野菜などをトッピングしてみる、などです。
その場合でも、あくまでも主食はドッグフードですから、ごく少量をトッピングするか、ドッグフードと混ぜるようにして与えても良いでしょう。
この場合でもトッピングしたものだけを食べて、ドッグフードを残すようであれば、すぐに止めます。
トッピングはあくまでもドッグフードを食べるための道具的なものです。
トッピングは、材料によっては犬の健康面でも役立つ場合もありますので、よく材料を吟味して与えてみると良いでしょう。
うちではドッグフードは水かけで与えていますが、パピヨンは、たまに水かけドッグフードだけでは食べない時もあります。でもたまに焼き芋をほんのひとつまみドッグフードと混ぜてあげると、ドッグフードもすぐに食べてしまいます。
ただし、毎回ではありません。焼き芋がないときはすぐに食べない時もありますが、放っておくとあきらめてドッグフードだけ食べます。お腹がすけば、多少不満があってもドッグフードを食べるのです。
こんな感じでトッピングをするのも良いと思います。
ドッグフードの種類を変えてみる
もうひとつの方法は、ドッグフードを変えてみる、という方法です。
この場合、あえて高価なドッグフードに変える必要はありません。
アレルギーがある、というような場合は成分をよく確認することが必要ですが、そういった問題がなければ、単に同じような価格帯で違ったブランドのドッグフードを与えてみればいいだけです。
同じブランドの違う種類にするという方法もあります。ドッグフードも減量が変われば味も変わります。
血が立種類にしてみる、違うブランドのドッグフードの変えてみるだけで、犬はよく食べるようになる、ということもあります。
ただし、犬によってははっきりとしたアレルギーがなくても、何らかの成分が合わないドッグフードがある場合もあります。
これは、ほとんどの犬には問題なくても、ある特定の犬にだけ問題があるという場合です。
従って、ドッグフードを変えた時は、しばらくは犬の様子、特にウンチの状態は良く確認しないといけないでしょう。
本来、たとえ問題なく犬がよく食べるドッグフードでも、同じドッグフードを長年与え続けるのはよくないのかもしれません。
数か月ごとに違った減量のもの、例えば肉でもビーフからポーク、マトンやそれ以外のいわゆるジビエというような肉もあります。この種類を変えてみたり、あるいは肉の代わりに魚を原料としているドッグフードもあります。
アレルギーがなければ、あえてグレインフリーにこだわる必要もないので、いろいろな選択肢が選べます。
食欲に問題のある犬だけでなく、普段の食事に待ったウ問題がなくても、ドッグフードをたまに変えてみるのはいいことだと思います。
ただし、飼える時は犬の状態やウンチの状態には気を付けてくださいね。
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