ジャーマンシェパードドッグ、日本では警察犬のイメージだけ?

日本では、ジャーマンシェパードと聞けば、ほとんどの人が警察犬、のイメージしかないのではないでしょうか?

僕もこの仕事を始める前はそうでした。

ジャーマンシェパードなんて、普通の家で飼う犬ではない、というイメージしかありませんでした。

だから、もしかしたら、今でもそう思っている方も多いのではないかな、と思いますがどうでしょう。

テレビでのジャーマンシェパードが出てくるのは、ほとんどが警察犬として出てくるだけなので、一般にはそのイメージしかないのも仕方ないかもしれません。

犬にかかわる仕事を始めて、最もお世話になったのはジャーマンシェパードのブリーダーさんでした。日本でのジャーマンシェパードのブリーダーのほとんどは犬の訓練所です。そのブリーダーさんも警察犬の訓練所でもありました。

警察犬としての訓練、訓練協議会のための訓練、そして展覧会のための訓練を主に行っていました。

ジャーマンシェパードはそれらに応えられる十分な能力を持つ犬種です。だから警察犬としての主力犬種として使われるのですが、日本ではあまりにもそのイメージが強すぎると思います。

実際に触れ合うジャーマンシェパードは、とても人懐っこく扱いやすい犬です。

警察犬ということあのイメージからは違和感があるかもしれませんが、よく考えれば、当然なのです。

警察犬にも使われるということは、他の犬種と比べて訓練性が優れている、ということです。訓練性が優れているということは、人間に対する服従性も高いということです。人間に対する服従性が高いということは、人間から見て扱いやすい犬、ということになります。

そして実際にジャーマンシェパードはとても扱いやすい犬なのです。

警察犬として訓練して優れているということは、普通の犬に対するしつけ訓練なんかは簡単に出来てしまう、ということなのです。

だから、普通のペットとしての基本的なしつけであれば、ほかの犬種よりも簡単にできる、ということなのです。

それは、ジャーマンシェパードが普通の家庭犬としても、とても優秀であり、扱いやすい犬種ということを意味するのです。

それを日本の犬好きの方にもっと知ってもらいたい、ジャーマンシェパードのブリーダーさんと知り合い、ジャーマンシェパードがどういう犬かを知ってからの僕たちは、家族の一員となるような普通のペットとしてジャーマンシェパードを紹介することに力を入れてきました。

そして、それをホームページで紹介していくとたくさんの方がジャーマンシェパードの子犬を普通に買うペットとして迎えてくれるようになってきました。

でも、まだまだ家庭犬としてのジャーマンシェパードは日本で認知されているとは言えません。

自分たちでもジャーマンシェパードを飼っていました。サラという女の子でしたが、子犬の時点で重度の股関節形成不全ということが判明して出戻りしてきた子でした。

実際にジャーマンシェパードを飼ってみると、とても人懐っこく、当然ながら訓練性も良く、家庭で飼われるペットとしてとても適していると感じました。

だから、自信をもっていろいろな方にジャーマンシェパードをペットとして飼うことをお勧めできたのです。

その後、子犬の販売を実質的にはやめてしまい、またジャーマンシェパードのブリーダーさんも亡くなってしまい、今はジャーマンシェパードを紹介することはできません。

しかし、ジャーマンシェパードの家庭犬としての良さを改めて紹介して、普通の家庭犬として飼ってくれる人を増やしたい思っています。

海外でのジャーマンシェパードは常にトップクラスの人気犬種


日本で人気ん犬種と言えば、トイプードル、そしてチワワ、ミニチュアダックスフンド、という小型の愛玩犬です。

でも、アメリカやヨーロッパで人気の犬種は大型犬が多いのです。例えば、アメリカでの人気犬種はラブラドールレトリーバー、そしてジャーマンシェパードが1位、2位となっています。

そして、フランスやドイツでは、ジャーマンシェパードが人気犬種のナンバー1なのです。他の国でも、ほとんどの国でジャーマンシェパードは常に人気犬種の上位に入っています。

これはアメリカやヨーロッパは家が大きい、庭が広いからだ、ということも言われていますが、単にそれだけの理由ではないと思います。

犬に対するイメージが大きく影響していると思います。

日本では大型犬が小型犬に人気の上では押され気味ですが、大型犬に限って言えば、やはりラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリバーが人気の犬種です。

でも、ジャーマンシェパードは全くその中に入ってきません。

これは日本でのジャーマンシェパードを扱う団体の問題もあるかもしれません。

一般的な犬種のほとんどは、日本で最も大きな血統書発行団体であるJKCで血統書が発行されていますが、ジャーマンシェパードの場合、メインとなる血統書発行団体は日本警察犬協会です。

そして、ジャーマンシェパードのブリーダーのほとんどが警察犬訓練所でもあるので、一般の犬の飼い主さんにはある意味で迎えること自体の敷居が高い犬種になってしまっているのです。

それに加えて、最初にも書いた通り、あまりにも警察犬としてのイメージだけが浸透してしまっているため、普通の人が犬を飼おうとしたときにたとえ大型犬が書いたと思っても、ジャーマンシェパードはその対象として名前も浮かんでこないことが多いのではないでしょうか。

でも、アメリカやヨーロッパではジャーマンシェパードをラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリバーと同じレベルで、普通のペットとして飼われる犬種として認識されています。

だから、人気犬種の1位、2位がジャーマンシェパードとなっているのです。

そして、実際にジャーマンシェパードと接してみるとわかると思うのですが、ゴールデンレトリバーよりも温厚で扱いやすくしつけも入りやすいのです。また、とても活発な犬が多い黒やチョコのラブラドルレトリバーに比べれば、落ち着いてペットとして扱いやすい犬種なのです。

盲導犬として使われるイエローのラブラドールレトリバーもどちらかというと落ち着いて訓練性がよく、家庭犬として扱いやすい犬種ですが、ジャーマンシェパードはそれに勝るとも劣らない犬種なのです。

だからこそ、アメリカやヨーロッパではペットとしてジャーマンシェパードは人気がある犬種なのです。

僕たちもジャーマンシェパードを飼っていました。


最初の方でも書いたように、僕たちもジャーマンシェパードを飼っていました。

サラという女の子で、当初お客様にお引渡しをしたのですが、その後重度の股関節形成不全ということが判明し、出戻ってきたので僕たちが育てることにした犬でした。

このサラの股関節形成不全をきっかけに、その後、ジャーマンシェパードをお引渡しするときには、必ず東京の専門の獣医科病院で股関節のレントゲン検査を行い、問題ないことが確認された子犬のみ、お引渡しするようにしました。

そしてその検査を行うことがお客様の信頼にもつながり、その後多くのジャーマンシェパードの子犬を家庭犬として迎えてくれる方に送り出すことが出来たのです。

そういう意味ではサラはペット・トライアングルを支えてくれた大事な看板犬でした。

そしてそのサラがジャーマンシェパードのブリーダーさんが15分も訓練しただけで簡単にリーダーウォークが出来るようになったのを見て、僕も訓練が出来るようになりたいと思い、実際に訓練士として犬を訓練できるようになったのです。

サラはいろいろな意味で僕たちに犬に関する仕事を進めるきっかけを作ってくれたのでした。

そして、サラは小型の愛玩犬とは全く違う大型犬の魅力も教えてくれました。

大きな体ですり寄られた時の、なんというかその快感は小型の犬では絶対に味わえないようなものです。

温厚でとても人懐こかったジャーマンシェパードのサラがそれを教えてくれたのです。まさにサラは僕たちにとって、大きな癒し犬でした。

心配された股関節形成不全も、重度だったことが幸いして、関節部分の接触がなかったためにサラがそのために痛みを感じるようなことは全くありませんでした。最後の方は少しふらつくこともありましたが、それでも歩くことに不自由になるようなことはありませんでした。

残念ながら2年前に永眠してしまいましたが、僕たちにいろいろなことを教えてくれた愛犬だったのです。

サラのほかにも、いろいろなジャーマンシェパードと接してきました。しつけトレーニングでもジャーマンシェパードを扱いましたが、僕の印象では、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーよりも、ジャーマンシェパードの方がやはり訓練性が良いので扱いやすく、特にゴールデンレトリバーに比べると温厚なので、もし、この3犬種を比べるとしたら、最も家庭犬として飼いやすいのはジャーマンシェパードであると今でも思っています。

もし、大型犬を飼いたいと思っている方がいれば、ぜひジャーマンシェパードもその選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

本当にお勧めです。ただし、大型犬なので当然しつけトレーニングはしっかりと行うことは必須です。でも訓練性がいいのでしつけも入れやすいのがジャーマンシェパードなのです。

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