家庭犬トレーニングへのこだわり

ペットとしての犬のしつけでは、これだけはこだわりたいと思っていました。

■家庭犬のトレーニングで最もこだわること

犬のしつけトレーニングで最もこだわりこと、それは、

“フードやおやつなど食べ物は、一切使わないこと。”

でした。

犬にかかわる仕事を始める前は、犬のしつけ=食べ物を使うのが当たり前、というように思っていた部分もありましたが、これにはそのころからなんとなく疑問を感じていました。

オスワリをしたら食べ物を与えると、確かにオスワリができるようになります。

でも、できるようになってくると、犬はオスワリをすれば何かもらえる、と思えるように、指示を出す前から勝手にオスワリをするようになる。

これは、指示に従うというよりも、おねだり、催促しているんだよな・・・、というように感じていました。

確かに、食べ物をご褒美に使う教え方は、簡単かもしれません。

でもこれは、形だけ目的を達成しているだけで、犬の頭は、これをやれば食べ物をもらえるということしか考えていないようにしか思えませんでした。

まあ、犬のしつけなんて、こんなものか、と変に納得していたように思います。

しかし、実際に犬にかかわる仕事を始めて、やっぱり食べ物で犬をしつけることの違和感がより強くなっていきました。

そんなときに、ジャーマンシェパードでお世話になったブリーダー兼訓練所の訓練士が、あっという間に、フードは全く使わず、うちのシェパードをリーダーウォークができるようにしてしまったのを見て、まさに目から鱗、これだと思いました。

その後、その訓練士さんからしつけトレーニング方法を教えてもらいながら、さらにいろいろなしつけ方法を調べていく中で、森田誠さんのDVDに出会い、現在のフードを一切使用しないというこだわりを通した、家庭犬トレーニング方法を作ってきました。

また、食べ物を使わない、というこだわりに加えて、さらに以下の条件を満たすトレーニング方法を目指してきました。

  1. 広いスペースを必要としないこと。
  2. 特別な訓練をしなくても、誰でもその気になれば出来ること。
  3. 誰でも、どんな犬に対しても、成功する確率の高い方法であること。
  4. しつけ方法が理に適っている、筋が通っていること。

つまり、食べ物をご褒美に使用することなく、普通の家庭でも、訓練所に出すことなく、家庭で確実にできるしつけトレーニングを目標に作ってきたしつけトレーニング方法が、ペット・トライアングルの家庭犬専門トレーニングです。

そして、もうひとつのポイントは、「基本的なしつけだけを犬に、徹底的に身に付けさせる」ということです。

「基本的なしつけ」さえ確実に、即座にできるようになれば、家庭犬として普段の生活の中で困ることはほとんどないと考えます。

つまり家庭犬としては、「基本的なしつけ」がしっかりとできていることが、必要十分条件だと考えました。

普通のサラリーマンを24年やってきた、生まれてから半世紀を過ぎた一般人である私でも、今は、食べ物をご褒美に与えることなく、簡単に犬をしつけられるようになりました。

警察犬や競技犬、ショードッグであれば話は違いますが、普通に家族として飼われる家庭犬をしつけるのであれば、特別な経験は全く必要ないのです。

「基本的なしつけ」だけで、誰にでもできるのです。

ただし、愛犬を誰からも愛される犬にさせたいという強い気持ちと、簡単なトレーニングを地道に継続的に行う忍耐力は必要です。

それさえあれば、犬のしつけは誰にでも確実にできます。

食べ物欲しさに犬が行動するのではなく、飼い主さんに対する服従心と信頼感で従う犬になってくれるのです。
なお、誤解のないように断っておきたいと思うのですが、「フードやおやつなどの食べ物を使わないしつけ方法」というのは、私の家庭犬のしつけに対しての、個人的なこだわりであり、それらのしつけ方法、訓練方法を否定するつもりは全くありません。

特にそれなりの経験を積んだ訓練士が行う場合は、それをきっかけとして使い、その後、フードがなくても犬が行動するように訓練していきます。

一般的に、訓練士は警察犬にすること、また競技会に出すこと、ショードッグとして展覧会などに出すことを目的に、犬を訓練することが多いのです。

その場合は、犬を目的に沿った行動をさせるようにすることが最も重要であり、フードを使った方法が適しているのかもしれません。

しかし、家族として迎える家庭犬は全く違うと思います。

一緒に暮らす家族として、犬と気持ちの通じ合うしつけをしたかったのです。

フードを使うとそれができないとは言いません。

でも、一般の人がフードを使ったしつけを行うと、プロの訓練士と違い、いつまでもフードでのしつけになってしまいがちなのです。

そうなると、犬と気持ちが通じ合う関係が作りにくいだけでなく、犬によっては、そのしつけが逆効果になって扱いにくい犬になってしまうこともあるのです。

だから私は、フードやおやつなどの食べ物は一切使わないしつけにこだわったのです。

さて、それではもう少し、「基本的なしつけ」とは具体的にどのようなものなのか、なぜそのしつけにフードやおやつなどの食べ物をご褒美とする方法を使いたくなかったのか、また、また、ペット・トライアングルの家庭犬トレーニングの方法はどのようなものなのか、などについて、もう少し詳しくご紹介したいと思いますので、ご覧になってください。

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