愛犬に「いってきます」「ただいま」がNGな理由

出かけるときについ愛犬に「行ってきます」と言っていませんか?

学校へ行くとき、会社へ行くとき、犬を家に残して出かけるときに、つい犬に「行ってきます」とか「いい子でいてね」と声をかけてしまうことはないでしょうか。

愛犬だから、声をかけたくなってしまうし、その気持ちはよくわかります。

でも、それは愛犬にとって必ずしも良いことではないのです。

犬は言葉の意味は理解できません。

人間の場合は、「行ってきます」が出かける意味でまた戻ってくるのを知っています。だから安心して「いってらっしゃい」と返すことが出来ます。

でも、犬にはそんなんなことはわかりません。

出かけるときに犬に「行ってきます」と言って、犬の前から姿を消してしまえば、犬は「行ってきます」と聞こえると、大好きな飼い主さんがいなくなってしまう、と認識するようになってしまうでしょう。

ということは、犬にとっての飼い主さんの「行ってきます」という言葉は、飼い主さんが離れてしまう、というメッセージになってしまいます。

飼い主さんが自分から離れてしまうことは、犬によっては、とても不安に感じることになるでしょう。

特に飼い主さんと分離不安気味な傾向にある犬は、飼い主さんの「行ってきます」の言葉は、「お前を置いて出ていくからね」と言われているようなもので、犬の気持ちを落ち込ませてしまいます。

犬が飼い主さんの「行ってきます」の言葉を聞いて、喜ぶことはまずありません。まぁ、もしかしたら、「飼い主さんがいなくなったぞ、自由に出来るな」と喜ぶ犬もいる可能性もないとはいえませんが・・・、そんな犬がいるとしたら、極めて稀な例でしょうし、それは犬と飼い主さんの関係に問題があるとも言えるでしょう。

つまり、飼い主さんの「行ってきます」の挨拶は、愛犬にとっては何も良いことはなく、たんに愛犬を不安にさせる言葉なのです。

そんな言葉をあえて犬に言う必要はあるでしょうか。

むしろ、言わないで上げる方が愛犬のためでしょう。

「行ってきます」という言葉で、犬は飼い主さんがいなくなるのがわかります。そうなると、不安になって吠え続けてしまう犬もいます。また、部屋にフリーにされている犬であれば、トイレ以外のところにおしっこやウンチをすることもあります。家の中のものをひっかいたり、噛んで壊したりすることもあるでしょう。

人間同士では当たり前の習慣である「行ってきます」の挨拶も、愛犬にとっては苦痛の言葉でしかないのです。

では出かけるときに愛犬に何て言うのか?

愛犬を家に残して出かけるときは、どんな言葉をかけるべきなのでしょうか?

それは、何も言わない、が正解です。

もし、犬をひとりにして出かけるのであれば、ハウスに入れて留守番させるのが基本です。

そのためには、ハウスが犬にとって安心して休める場所だということを教えておくことが大切です。

それが出来ている犬であれば、ハウスの指示で犬をハウスに入れれば普通に安心して中で休むことが出来ます。

飼い主さんは、犬をハウスに入れたら、犬には何も言わずに、静かに出かければいいのです。なるべく、犬に出かけることがわからないように。

ハウスの指示で終われば、犬は飼い主さんと離れるという認識を持ちません。単に指示に従ったまでです。

従って、変に不安になったりすることもないはずです。

帰った時の「ただいま」も愛犬にはNGです

では、帰宅した時に愛犬に「ただいま」と言うのはどうでしょうか。

これは犬が喜ぶことだから、いいんじゃないか、と思うかもしれませんが、これもNGです。

「ただいま」と言われなくても、愛犬は帰ってきた飼い主さんの気配を感じ取ります。

そこで「ただいま」と愛犬に向かって言葉を書けると、犬は飼い主さんが自分とコミュニケーションを取ってくれると期待してしまいます。

でも、「ただいま」と声をかけられたけど、そのあと何もしてくれない。これも愛犬にストレスを与えてしまいます。

では、「ただいま」と言ったら、すぐに愛犬との熱烈なスキンシップをすればいいのか、というとそれもNGです。

愛犬は確かにそうすれば喜ぶでしょう。興奮して普段にもまして、元気よく飛びついてくるでしょう。

でも、いつもそれをしていれば、「ただいま」は犬が飛びついてもいい、という指示の言葉になってしまいます。

それに加えて、「ただいま」という言葉は、犬を興奮させる言葉にもなりかねません。

興奮した犬は指示も聞きにくくなってしまいます。

また、逆にそんな習慣が身についてしまった犬は、「ただいま」と言われたけど、何かの都合で飼い主さんが犬の相手が出系ない時は、犬はより強いストレスを感じるようになってしまいます。

家に帰ってきたときに、留守番していた犬に「ただいま」と声をかけるのも、いくつかのデメリットはあっても、犬にとっては何のメリットもないのです。

したがって、帰ってきたときの「ただいま」の挨拶も「いってきます」と同様、犬にはNGなのです。

では帰宅したとき犬に何て言うのか?

これも、「いってきます」と同じく、正解は何も言わない、です。

愛犬の待つ家に帰ってきて、すぐに愛犬とのコミュニケーションを取りたい気持ちがあっても、そこは少し飼い主さんが我慢して、静かに家に入ります。

帰宅すれば、着替えたり、カバンをしまったりなどの、あるいはトイレに入ったり、などなど帰宅時の何らかのルーチン行動があると思います。

まずは、それを静かに行うことです。

そうすれば、2~3分以上、5分ぐらいはあっという間に過ぎるでしょう。

その間は、あえて愛犬にはかまわずにいるようにします。

そうすれば、犬は飼い主さんの気配がしたとしても、すぐに自分のところにくるわけではない、ということを認識するようになるでしょう。

でも、中には飼い主さんの気配を感じると、すぐに吠えだす犬もいるでしょう。

もし、そこで犬が吠えたからすぐに犬のところに行って何かを犬にしてあげれば、犬は飼い主さん気配を感じれば、すぐに吠えるようになってしまい、その吠え方も次第にエスカレートしてくることでしょう。

そうなると犬は飼い主さんが帰るたびに猛烈に吠えるようになり、何かの都合ですぐに愛犬をかまってあげられない時は、それこそ犬は強いストレスを感じて、より猛烈に吠えるようにもなってしまうでしょう。

犬が吠えるときは、ほとんどの場合、犬はストレスを感じています。

すなわち、犬を吠えさせる状況を作るということは、犬にストレスを与えるような状況をつくっている、ということになります。

もし、帰ってきた気配で犬が吠えるようであれば、より犬に接する時間を長くして、犬が吠えるのを止めたら、犬に接するようにします。これを繰り返していけば、犬は吠えることで飼い主さんを呼ぶことは出来ない、と理解してくるでしょう。

そこは飼い主さんの我慢、忍耐力が必要なところです。

出かけるときは、静かにでかけ、帰った時もまずは犬にかまわない、これが愛犬のためでもあるのです。

では忠犬ハチ公はどうなの?

出かけるときも、帰った時もあえて犬を無視するのが正解?

でも忠犬ハチ公は、飼い主さんをしっかりと見送って、そして迎えているじゃない?

あれが愛犬との理想の関係なんじゃないの?

これも一理あるかもしれません。でも、そういう習慣は犬にとって幸せなことなのでしょうか?

確かに、忠犬ハチ公は立派です。まさに飼い主さんに忠実な犬です。

でも、飼い主さんが出かけて離れてしまうとき、そして帰ってくるのを待ってる時の犬の気持ちは必ずしも幸せなものではないでしょう。

待っていることは出来ても、出来れば待つことなんてしたくないはずです。

飼い主さんが出かけるのを見送るのは、犬にとって嬉しいことではない、むしろ寂しいことでしょう。

でも、それを我慢するのは偉いとは思います。でも、そういう我慢をさせることが犬にとっていいことなのか。

飼い主さんを毎日待っているのはとても立派です。

でも待っている犬は、今か今かと飼い主さんの姿を探していることでしょう。

でも、いくら待っても飼い主さんの姿は現れない。

それでも、犬は飼い主さんの姿が見えるのを待ち続ける。

これは、確かに忠犬の物語ではありますが、見方を変えたら悲劇の犬の物語ではないのかな、と僕は思います。

愛犬にはそんな犬になってほしいとは思う部分もありますが、でもそんなことは絶対にさせたくない、のが現実的な気持ちです。

愛犬にとって、何が嬉しいのか、何がストレスを与えるのか、どうすれば犬を悲しまさせずに、ストレスを与えないようにできるのか。

その視点で考えれば、愛犬への「いってきます」と帰った時の「ただいま」は、NGなのです。

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