バーニーズマウンテンドッグを見て思い出した事件・・・

先日、とある大型ショッピングセンターのペットショップで、バーニーズマウンテンドッグを連れて歩いている人を見かけました。

バーニーズマウンテンドッグ、犬を飼っている方ならご存知の方も多いだろうと思います。

トライカラーで、がっちりとした体格の大型犬です。

比較的大きな犬ですが、しっかりとした飼い方、しつけ方をしていれば、人懐っこくて大きな体がかわいく見える犬種ですね。

なのですが、ふと、思い出したのが、以前バーニーズマウンテンドッグが起こした事件で、高額の賠償命令が下された事件があったな、ということです。

ということで当時メモしておいた資料を見直してみました。

この事件に関してのニュースを見たのは2016年1月で、YOMIURI ONLINEのサイトで見た記事でした。

残念ながら、当時の記事は今は見られなくなっていますが、その記事を忘備録としてコピーしていたので、それを紹介します。

YOMIURI ONLINEのサイトで2016年01月14日に掲載された「犬にかまれ重傷、飼い主に2150万円賠償命令」からの引用となります。

「犬にかまれ重傷、飼い主に2150万円賠償命令」
2016年01月14日 11時01分 YOMIURI ONLINE

 北九州市小倉南区で2014年5月、60歳代の女性が大型犬にかまれ重傷を負った事件を巡り、女性が飼い主の夫婦(いずれも40歳代)を相手取り、約2150万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部は夫婦に全額の支払いを命じた。

 被告側が口頭弁論に出廷せず、答弁書も提出しなかったため、野々垣隆樹裁判官は、被告が争わないものとみなした。

 12日付の判決などによると、女性は同年5月28日、自宅駐車場で、突然飛びかかってきたバーニーズマウンテンドッグ(体長約1メートル30、体重約40キロ)に手や腕などをかまれ、左手の甲を骨折するなどの重傷を負った。入院して2度の手術を受けたが、左手の指がうまく動かなくなるなどの障害が残った。犬は夫婦の自宅室内で放し飼いされており、夫婦が外出中に、クレセント錠を開けて脱走していた。

 この事件では、飼い主の男性が過失傷害容疑で書類送検され、同年12月に不起訴(嫌疑不十分)となったが、小倉検察審査会は昨年10月、「犬は高度な知能があり、鍵を開けることを予測できたかどうか補充捜査の余地がある」として「不起訴不当」と議決。福岡地検小倉支部が再捜査している。

被害にあわれた方は、本当に大怪我だったようて、しかも障害が残っているとのことで、これからも大変です。

事件を起こした犬は、バーニーズマウンテンドッグということで、大きなバーニーズにかまれたら、障害の残るようなこんな大怪我をしてしまうのです。

この事件では、犬は室内に放し飼いにされていたようですが、自分でクレセント錠を開けて外に出たようです。

クレセント錠とは、ほとんどのアルミサッシに使われている半円状のあの鍵です。(クレセント錠で検索すればすぐわかります)

どんな犬でもしつけは重要ですが、特に大型犬の場合は、飼い主の義務だと思っています。

このバーニーズも、あまりしつけは入っていなかったのでしょう。

しっかりとしつけされていれば、自分から外に出ようとはしないし、ましてや人をかむようなこともないはずです。

そして、大型犬の飼育環境としては、基本はケージ飼いです。

そして、基本的なしつけトレーニング(リーダーウォーク、スワレ、マテ、オイデ、ハウス)が出来ていれば、飼い主さんがいるときは室内に飼い主さんのコントロールのもと、フリーにする、ということも問題ないでしょう。

でも、その場合でも飼い主がいない時はケージに入れるのが原則です。

犬は頭がいいのです。このバーニーズマウンテンドッグもクレセント錠を自分で上げてしまうくらい、賢いのです。

犬を甘く見てはいけないのです。

逆に言えば、しっかりとしつけトレーニングをしてあげれば、その賢さがポジティブな方向に向かってくれるのです。

大型犬に噛まれたらどうなるか、想像してください

小型犬でもかまれれば、かなりの大怪我になる場合もあります。

小さな子供が、チワワにかまれて指をかみ切られたということも聞いたことがあります。

それが、大型犬に噛まれたらどうなるでしょう。

具体的なことはともかく、とても大きな怪我になることは誰もが推測できるでしょう。

この記事の被害者の方のように。

大型犬を飼う場合は、少なくとも他の人に迷惑がかかるようなことのないような飼育管理をして、しつけをするのが飼い主の義務です。

こういった事故、事件のほとんどは大型犬が起こしています。

2017年3月、東京八王子での犬の事件も大型犬のゴールデンレトリバーです。

こういった事件を起こした犬は、そのためにその犬も何らかの処分をされることもあり得ます。

こういった事件が起こると、大型犬をまじめに飼っている人、そして何の問題もないしっかりとしつけされた大型犬にもネガティブな視線が向けられてしまいます。

大型犬を飼う飼い主さんには、社会に、他の人などに迷惑をかけない、というだけでなく、愛犬のためにも、飼育管理、しつけはきちんと行ってほしいと思います。

また、それが出来ない人には大型犬を飼ってほしくないと思います。

賠償額も高額です。でも、それは仕方ないことだと思います。

それだけの責任がある、ということです。

この事件のように、高額な賠償をすることは稀かもしれませんが、賠償をするしないにかかわらず、犬の行動はしっかりと管理するのが飼い主の勤め、そして、何度も繰り返しますが、大型犬の場合は、飼い主の義務なのです。

犬に責任はありません。100%飼う人間の責任です。

というと、反論される方もいらっしゃるようですが、僕はそう思っています。どんな事件も、ペットとして飼われている犬の事故、事件のすべては飼っている人間に100%の責任があり、犬には全く責任はありません。

最後に一応お断りしておきますが、バーニーズマウンテンドッグも、ゴールデンレトリバーも、適切な飼い方をすれば、しつけもしっかりと入り、大型犬と言っても問題なく飼える犬種です。

そして大きな体だからこそ、とても可愛く癒される犬種だからこそ、こんな可愛い犬たちを悪者にしたくないのです。

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