ペット向けの再生医療技術

人間の最先端医療では、ノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授が生み出した「iPS細胞」による再生医療技術が世界で競われています。

「iPS細胞」はそれ以前に研究されていた「ES細胞」が抱えていた「生命倫理」と「拒絶反応」の問題を解決できる現在最も期待される再生医療技術分野となっています。

そんな再生医療技術をペットにも実用化出来ないのか、という課題に取り組もうという会社があります。

今やペット、特に犬は、人間と最も長く暮らしてきた動物として家族の一員と言う意識が広がっています。

そんな犬ですから、その犬を失うことは時に人間とは全く違う次元での悲しみを失った家族に与えることもあります。いわゆるペットロスです。

だからこそその犬に関しての医療も、以前に比べると活発にその技術の進歩が競われているようです。

このページでは、そんな犬の最先端医療技術を勧めようとする次の3つの会社をご紹介したいと思います。

  1. セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社
  2. 株式会社J-ARM
  3. DSファーマアニマルヘルス株式会社

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社と聞いても、知っている方は少ないかもしれません。

でも、富士フィルム、アニコムと聞けば、ほとんどの方がご存知でしょう。

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社はこの富士フイルム株式会社とアニコム損害保険株式会社が共同で設立した、獣医療での先端医療の実用化・普及を目指す会社なのです。

富士フィルムと言えば、以前はその社名の通り、カメラのフィルムの会社、というイメージが年配の方にはあると思います。

僕の場合は、以前勤めていたTDKという会社でのオーディオテープやビデオテープなどの磁気テープに関わる技術の仕事をしたいたころは、この磁気テープの分野での強力なライバル会社でした。

が、今やそういった分野で養った技術を応用して、化粧品、さらには医療の分野でも活躍する企業となっています。

そして、アニコムと言えば犬の飼い主であればよく知っているペット保険の最大手の会社ですね。

この2つの会社が、犬や猫などペット向けの再生医療技術の開発や提供を目指して設立した会社がセルトラスト・アニマル・セラピューティクスという会社なのです。

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社が設立されたのは2016年4月、出資比率は 富士フイルム株式会社が51%、アニコムホールディングス株式会社が49%の合弁会社として設立されました。

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社に事業概要は下記の通りとなっています。

  1. トランスレーショナルリサーチ
  2. 細胞培養技術
  3. 診断技術
  4. 動物再生医療センター病院

ごく簡単にこの内容を紹介すると下記の通りです。詳しくは、セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社のサイトをぜひ後らに他抱きたいと思います。

僕たち犬の飼い主としては、ぜひとも頑張ってほしい会社、それがセルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社です。

トランスレーショナルリサーチ

トランスレーショナルリサーチとは「橋渡し研究」ということで、「大学や企業が行ってきた基礎研究成果を先端的な診療法として実用化することに特化した活動」という、現在の最先端医療技術を獣医学の現場で実際に使える医療技術にすることを目指すとのことです。

細胞培養技術

獣医療の世界でも、「ヒト再生医療の基準に則した設備・規格・基準にて、細胞培養および品質保証をする体制を構築」していくとのことです。

診断技術

獣医療の世界でも、「治療とそれに必要な診断が一体となった細胞治療のトータルソリューションの開発」をしていくとのことです。

動物再生医療センター病院

「ラボ(開発)と病院(実用)が一体化した実用化拠点」として動物再生医療センター病院を運営していくとのことです。

株式会社J-ARM

株式会社J-ARMは人間の医療で研究開発応用されている再生医療技術を犬や猫などを対象とした獣医学に応用しようと取り組んでいる会社のようです。

株式会社J-ARMのサイトから企業理念を引用させてもらいます。

企業理念
株式会社J-ARMは、再生医療の普及を通して人々の笑顔を広めていくことが私たちの願いです。せっかく生まれた細胞治療技術を世に根付かせる事を使命とし、再生医療発信の拠点となることを目指します。そのために、社員が生き生きと働ける職場をつくり、全社員、取引先、お客様すべての幸せを通じて患者様、ご家族の皆様に笑顔を広めます。「ワクワクを大切にする心」 それが株式会社J-ARMの精神です

この理念で獣医学の中での再生医療の普及をより強力に進めてほしいと期待します。

DSファーマアニマルヘルス株式会社

DSファーマアニマルヘルス株式会社は、大日本住友製薬の子会社で、動物用医薬品の開発と販売を行っているようですが、イヌを対象とした他家再生医療の研究開発を実施しているとのことです。

他家再生医療?

他家再生医療って、僕は初めて聞いたので、調べてみました。

他家再生医療とは

ネットで調べた中で「SanBio」という会社のサイトでの説明が最もわかりやすかったので、それを引用させてもらいます。

再生医療は、大きくは自家(じか)移植と他家(たか)移植に分けられます。
自家移植は、患者本人の細胞を処理し、本人に戻す形態の治療法であり、細胞処理に手間と時間がかかるため、費用が高額化する等、実用化に当たっての課題が指摘されております。
一方、他家移植は、健康な細胞提供者(ドナー)から採取した細胞を大量培養したもの患者に投与することから、多くの患者を治療でき、量産化によるコスト削減効果も期待されます。

つまり、イヌを対象とした他家再生医療ということでは、ほかの犬(ドナー)から細胞を採取して、それを培養したものを再生医療として使用する、ということでしょうか。

大日本住友製薬の子会社ということでもあり、この会社もぜひ期待したいと思います。

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