ロボット犬

アメリカでロボット犬の配備実験

ロボット、僕らが子供のころはまだ、SFの世界の話でした。

しかし、2022年の今、すでにいろいろな生産工場の製品の生産や運搬にロボットが使われています。

そして、ファミレスでも、ロボットが配膳してくれるところもあるようになってきました。

ロボットは、今や生活の必需品になろうとしている、と言ってもいいのではないでしょうか。。

そんな中、次のようなニュースをCNNのサイトで見つけました。

▼米政府、国境地帯にロボット犬の配備実験 住民は反発

最近は、過去の記事が削除されることもけっこうあるので、内容を下に引用させていただきます。

米政府、国境地帯にロボット犬の配備実験 住民は反発

(CNN) 米国とメキシコの国境地帯で険しい地形を乗り越えながら危険物や密輸品を捜索するロボット犬。まるでSFドラマの一場面のようだが、現実の光景だ。

この写真は米国土安全保障省(DHS)がこのほど、ロボット犬の実験に関する詳細とともに公表した。

関係者はロボット犬の可能性について、生命を脅かしかねない危険との遭遇を減らすことで、国境警備員の安全が守られると説明する。

一方、SNSではロボット犬に対する反発の声が相次ぎ、暗黒の未来を描く英SFドラマ「ブラック・ミラー」の一場面のようだという意見もあった。

米南部国境地帯の住民団体は以前から、国境地帯の軍事化によって住民や移民が危険にさらされると訴えてきた。「既に使われているほかの技術についても私たちは減らしてほしいと思っているのに、また別の種類の監視技術が追加されるとは恐ろしい」と代表のビッキ・ガウベカ氏は言う。

一方、ロボット犬を製造した米ゴースト・ロボティクスは、不安を感じる必要はないと強調する。ジレン・パリク最高経営責任者(CEO)は「我々は国家の安全のため、国のために正しいことをしている」と語った。

DHS広報によれば、同プロジェクトはまだ研究開発段階にあり、ロボット犬の配備予定は決まっていない。

SFドラマや映画に登場するロボット犬は、恐ろしい存在として描かれることもあった。2017年に放送された「ブラック・ミラー」のドラマには、人々を追いかけて殺すロボット番犬が登場する。

https://www.cnn.co.jp/tech/35183821.html

現実の世界で、ロボット犬が実用として使われようとしているのです。

どの程度の能力があるのでしょうか。

実験とのことですが、完成品ではないが、それなりの能力があるということではないでしょうか。

「生命を脅かしかねない危険との遭遇を減らすことで、国境警備員の安全が守られる」とのことで、確かにその目的のためには、このロボット犬が実用化されれば、その目的は達せられるのでしょう。

でも、もし、自分がそこに住んでいて、こんなロボット犬がうろうろと警備しているとしたら、やっぱり怖いですね。

もちろん、住民に危害がないような制御はしていると思いますが。

こういうのが実用化されたら、街中でもこんなロボット犬が警備するようになるのでしょうか。

いや、人型ロボットが実用化されるかもしれません。

物理的なロボットが進化して、さらに制御システムとなるAIも進化して、それが融合していけば、間違いなく、人間の能力を超えてくるでしょう。

知的にも、運動的にも。

そんな世界が怖いと思うのは、僕だけでしょうか。

と、犬から離れた話題になってしまいましたが、日本では、すでにペットとしての犬のロボットがいますよね。

ペット、家族の一員としてのロボット

犬のロボットとしてすぐに思い浮かぶのは、ソニーのaibo(アイボ)ではないでしょうか。

と思って、ソニーのアイボをネットで調べてみたら、以前よりもかなり進化しているようです。

下のそのアイボのサイトへのリンクを付けておくので、見てみてください。

▼ソニーのaibo(アイボ)

価格を見ると、アイボ本体が、217,800円(税込)と「aiboが成長するために必要なサービス」が3年で99,000円。併せて、最低で316,800円となり、さらに各種オプションが付けられるようになっています。

以前は、高いな、と思ってましたが、今はトイプードルが50万円前後で売られているので、アイボの方が安いくらいかもしれません。

犬を飼うことを考え、ペットショップで子犬を買うことを考えるなら、アイボも検討しても良いのではないでしょうか、といいたくなりますね。

もちろん、生きている犬と、ロボットでは違うと思いますが、でもロボットでも実際に一緒にいれば、家族の一員として見るようになるのではないでしょうか。

また、犬ではありませんが、Lavot(ラボっと)というペットのような、家族の一人のようなロボットもいます。

今や、冗談ではなく、こういったロボットが生きているペットの代わりに、人間の癒しの役目を果たすものとして、存在感を増してきています。

生きている犬は、現在、保護犬、そして殺処分の問題など、負の問題を抱えていることも事実です。

だから、ペットショップでの犬や猫の販売禁止、なんて法律も出来てきたりしています。

現在存在する犬種のほとんどすべては、人間が作り出してきたものです。

自然の中で進化してきたものではありません。

そう考えると、犬という存在自体、人間の欲求で生まれてきた、ともいえるかもしれません。

だから、現在のペットとしての犬は、自力で生きていくことは出来ません。

必ず、世話をしてくれる人間と一緒に生活することが必要です。

そうさせてきたのが、犬にとって良いのか悪いのか。

現在の人間にとって、犬は心を癒して生活を豊かにしてくれる存在であることも確かです。

そして、それで犬も幸せに生きていけることも確かです。

一方で、そうなれなかった犬がいるのも確かです。

難しい問題ですね。というか、そんなことを考えても仕方ないのかもしれませんが。

僕らが子供のころ、携帯電話なんていうのは、夢のまた夢、ましてやスマホのような手のひらサイズのパソコンのような携帯電話なんて夢にも想像できませんでした。

でも、今の子供は、当たり前にそれを使っています。

近い未来には、ペットと言ったらロボット、という時代も来るのかもしれませんね。

ペットだけでなく、人間型のロボットも現実的なものとして出来てくるでしょう。

生きている犬、そして人間の将来はどうなるのでしょうか。というと、大げさでしょうか。

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