サモエドってどんな犬?

サモエド、それほどポピュラーな犬種ではなかったと思いますが、最近は、テレビを見て知っている、という方もけっこう多いのかもしれません。

テレビで有名になったサモエドは、残念ながら亡くなってしまった、”ZIPPEI”ですよね。

ZIPPEI君を見て、あの真っ白な体毛と、人懐っこい性格、そしてサモエドスマイルと言われる、独特の表情など、思わず、サモエドを飼ってみたい、と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このページでは、サモエドの写真は掲載していませんが、サモエドの写真を見たい方は、下のリンクからグーグルのサモエドの画像検索画面で見てください。

▼サモエドの画像検索結果 by google

サモエド登録数順位と登録数

最近は日本での認知度も上がってきたサモエドですが、まだまだ希少犬種といってもいいようです。参考までにJKCでの登録数は下記の通りとなっています。

下のグラフをご覧ください。オレンジの棒がサモエドの毎年の年間登録数、ブルーの棒がJKCのすべての犬種の総登録数、グレーの折れ線がサモエドの順位です。(※ブルーの総登録数は、表示の都合上実際の数字の1/1000となっています。)

▼サモエド登録数順位 登録数 JKC棟登録数

  • 2015年 47位 194頭 JKC総登録数:301605頭
  • 2010年 58位 129頭 JKC総登録数:392958頭
  • 2005年 63位 217頭 JKC総登録数:554151頭
  • 2000年 57位 251頭 JKC総登録数:447978頭
samoedo

2004年以降、それまでより若干登録数が減少していますが、ここ2~3年は、やはりテレビの影響でしょうか、少しずつですが、増加傾向にあるようです。

それでも年間での登録数は、まだ2015年時点で、200頭に満たないので、どちらかと言えば、希少犬種と言っても良いかもしれません。

見た目の可愛さと、活発で明るい性格ですから、もっと人気があってもいい犬種ですね。

ただし、決して飼いにくい犬種ではありませんが、このサモエド、飼うにはそれなりの心構えと覚悟が必要だということをまずはお断りしておきます。

と言って、攻撃的であったり、扱いにくい犬、というわけではありません。

何に覚悟が必要かというと、まずはその圧倒的なパワフルさです。後で説明するように北極で自分の倍以上の荷物を“そり”を引いていける強い脚力、散歩でサモエドが思いっきり引っ張ったら、半端ではありません。

そしてもうひとつは、被毛の手入れです。

極寒の北極圏でも耐えられるサモエドの被毛は、ペットとして飼おうとする場合には、ブラッシングやシャンプーなどのお手入れも、普通の愛玩犬以上に大変な作業です。

主にこの2点、サモエドのパワフルさと被毛の手入れが、サモエドを飼うときに覚悟する点です。

サモエドは、決して飼いにくい犬種ではないと思います。サモエドの歴史的な背景からも、性格は人に対してとても友好的であり、攻撃的な性格要素はかなり少ない犬種と言われています。

ただし、サモエドの歴史を知ればわかる通り、超強靭な足腰と極寒の地でも耐えられる被毛は、並ではないのです。

また、暑さには注意が必要で、”ZIPPEI”君たちも、亡くなった原因は熱中症です。

ただし、それらを覚悟の上で、それなりの心構えを持ってサモエドをしっかりと飼えるのであれば、サモエドは、他の犬種では味わえないような一緒にいる楽しさを飼い主さんに与えてくれるでしょう。

先ほども少し書きましたが、サモエドを知るには、そのサモエドの辿ってきた歴史を知ることが、とても役に立つと思います。

その歴史から、サモエドの性格も成り立ってきたのでしょう。

では、そのサモエドの歴史を見てみましょうか。

サモエドの歴史

サモエドという名前、これは、もともとは犬種の名前ではなく、ロシアのシベリア地方に暮らす民族の名前でした。

つまり、サモエドのもととなる犬と暮らしていたのが、サモエド族というシベリアの極寒の地で暮らしていた民族なのです。

サモエド族は、トナカイの群れを引き連れながら、そのトナカイを食料とし、トナカイの食料を確保するために移動生活をしていたと言われています。

そのサモエド族が、トナカイの群れを他の肉食獣から守るために、またトナカイの群れを管理するために一緒に暮らしていた犬がサモエドなのです。

そのため、サモエドは、サモエド族と数世紀に渡って他の民族などとは隔離せれた生活を送っていたとのことで、そのために、他の犬種、またオオカミなどとの交雑もなく純血性が保たれてきた原始犬に近い希少犬種なのです。

サモエド族との生活では、トナカイの管理や護衛だけではなく、荷物をそりで運んだり、また寝るときはテントの中で、サモエド自身が湯たんぽ代わりの暖房器となり、人と一緒に寝ていたそうです。

したがって、サモエドは人と一緒に暮らすことが体に染みついている犬種なのです。そのDNAが今もサモエドをとても人懐っこい性格にしているのでしょう。

ただし、その頃のサモエドは、今の純白の被毛だけでなく、黒やブラウンのパーティカラーなどもいたようです。

現在の真っ白いサモエドは、実はイギリスで選別、固定されてきたものなのです。

長くサモエド族の中でのみ繁殖されてきたサモエドが、なぜイギリスへ持ち込まれたのか?

19世紀後半にイギリスの動物学者がサモエド族と暮らして、その後、サモエドをイギリスに持ち帰った、また、北極探検でそりを引く犬として、サモエドが選ばれ、その活躍により、サモエドは世界に知れ渡っていきます。

その後、イギリスで黒やブラウン系などの毛色が排除され、現在の白のみのサモエドが作られてきたのです。

サモエドはシベリアンスピッツとも呼ばれ、一時日本でも大流行したスピッツも、サモエドを小型化して固定してきた犬種と言われています。

このような歴史から、現在のサモエドがあり、サモエドの強靭な足腰、極寒に耐える被毛、そして、人懐っこい性格はこの歴史に作られてきたものなのです。

サモエドの性格

このようにサモエドは、数世紀に渡りサモエド族とともに生活してきた犬種であり、人に対しては、とても友好的な性格をしています。攻撃的な面はほとんどないと言われている犬種です。

したがって、性格面だけを見れば、とても人と暮らすのに適した犬種と言えそうですね。

では、実際に触れあっているサモエドの性格はどうでしょうか。

ペット・トライアングルのLOVEDOG店にもサモエドが来ています。同じ飼い主さんに飼われていた2頭のサモエドです。

残念ながら、1頭はほぼ寿命でなくなってしまいましたが、もう1頭は今も元気できてくれます。

歳の差は10歳ぐらい違いましたが、年配のサモエドがいたころはいつも一緒にいたのです。

でも、この2頭の性格はずいぶん違いました。

年配のサモエドは、とても落ち着いた性格で、散歩でもぐいぐい引っ張るということもないサモエドでした。歳を取ったからということではなく、若い時からそうだったそうです。

飼い主さん曰く、サモエドの性格はこんなに落ち着いているなら、もう1頭サモエドがいても大丈夫だと思って、もう1頭のサモエドを迎えたんだけど・・・。

ところが新たに迎えたサモエドは、年配のサモエドとは正反対の元気でいつも動き回り、動作もとてもパワフルです。

どちらもサモエドらしく、人懐っこいのは共通ですが、その人懐っこさの表現が、1頭は穏やかに、そしてもう1頭はとても積極的かつパワフルなのです。

人だけでなく他の犬にもとても友好的です。ただし、パワフルな方のサモエドは、他の犬との接し方も、本人は楽しそうにしているのですが、少しパワフル過ぎて、相手の犬がたじろいでしまうこともしばしばです。

ですが決して攻撃的ではなく、じゃれ方が、かなり激しくなってしまうこともあるということです。

でもこの元気なサモエドも、とても愛らしく、こんなサモエドと一緒だと毎日が楽しいだろうな、と感じさせます。と同時に、けっこう体力も必要かな、と。

やはり、サモエドにもいろいろな性格がいるのでしょう。でも、人に対して友好的であること、他の犬に対しても友好的だあること、この性格はサモエド共通の性格と言えるのかもしれません。

もちろん、全てのサモエドが絶対そうだとはいいませんが、この2頭以外にも散歩で会うサモエドを見ていても、ほとんどのサモエドは性格的には、人にも犬にも友好的と言ってよい、と強く感じさせてくれるのです。

サモエドを飼うときの注意点

先ほど紹介した年配のサモエドのように落ち着いた性格のサモエドであれば、だいじょうぶだと思いますが、若い方のサモエドのようなパワフルなサモエドの散歩は、けっこう大変です。

20㎏程度のサモエドでも、その引っ張る力、特に瞬間的に動くときの力は、相当なものす。

でもこの元気なサモエドの引っ張りに対して、少しトレーニングらしきことをしたら、すぐに引っ張らないようになりました。

アイコンタクトもすごくよくとってくれて、普通に家庭犬トレーニングを行えば、訓練性はかなり良いだろうという感触です。

基本的なトレーニングをしっかりと行えば、パワフルなサモエドでも、十分コントロールできるでしょう。

ただし、サモエドの力強さを常に感じたい方は、別ですが。

サモエドを飼ううえで、もっとも大変なのは、被毛の手入れではないでしょうか。

極寒の地でも耐えるその被毛は、アンダーコートが密生していて、ブラッシングをしないともつれやすく、すぐに櫛が通らなくなってしまいます。

お店でサモエドのシャンプーでも、まずはブラッシングをするのですが、サモエドはやはり大変です。

他の犬種に比べると、時間もかかるし、かなりの量の被毛がブラッシングで取れます。

そしてシャンプー、シャンプーも毛量があるので大変ですが、またその後のドライヤーにけっこう時間がかかります。ここでも、しっかりとブラッシングをしておかないと、後が大変になってしまいます。

お家で、毎日サモエドのブラッシングをすれば、良いのでしょうけど、サモエドを毎日ブラッシングするのは、それはそれで大変でしょう。

そして、自宅でサモエドのシャンプーは、かなりの覚悟が必要になると思います。

またサモエドに限らず、自宅でシャンプーをされている犬によくあるのですが、シャンプー前後のブラッシングが不十分なために、下毛が層のように固まってどうしようもない状態になってしまうことがあります。

サモエドの場合は、特にシャンプー前後でのブラッシングがとても重要で、ご家庭で行うには、かなりの覚悟と道具が必要だと思います。

ただ、もちろん、これは定期的にトリミングショップに出すことで解決できますが、その分費用はかかることになります。

また、夏の暑さ対策もサモエドにはかかせません。もともと極寒の地の地犬ですから、寒さには強くても、暑さには弱いのです。

室内で、空調の効くところで飼うことが必要です。

サモエドの性格は、とても飼いやすく、人との生活に適したものです。

しかし、実際にこの日本で飼うには、上のようなことに注意する必要があります。

やはり、小さな愛玩犬を飼うようなつもりでは飼えないのです。

ただし、それらを踏まえたうえで、しっかりとした覚悟と心構え、そしてそれを実行できれば、サモエドは、まさに他の犬種では味わえないような、楽しさを感じさせてくれる犬種であることには間違いないでしょう。

本来、犬を飼う人全てが持つべき、犬を飼う心構えですが、サモエドを飼う人には必須条件です。

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