愛犬をしつけられない!頑張っても簡単に犬のしつけが出来ない
愛犬のしつけをしよう、したい、と思っている犬の飼い主さんは少なくないだろう。というより、ほとんどの飼い主さんは愛犬のしつけを頑張っていると思う。でも・・・、
- 犬のしつけをしよう、と頑張っても、なかなか簡単には犬がしつけられない。
- しつけ方法が分からない。
という飼い主さんも多いのではないだろうか。
そんな愛犬のしつけに困っている犬の飼い主さんに向けたアドバイスを書いてみたいと思う。
愛犬のしつけは簡単ではないが必要なことを理解すれば誰でもできる
結論から言えば、誰でも犬をしつけることは出来る。
ただし、簡単に、というわけにはいかない。しつけの成功のためには飼い主さん自身がまず覚えないといけないことがある。
このページでは、愛犬のしつけを簡単というよりも確実に、犬のしつけを成功させるために必要なことを説明しているので、あせらず、まずは飼い主さんが犬のしつけについて勉強することから始めてほしい。
まずは、犬のしつけについて、次の点を知っておいてほしい。
犬のしつけ方に100%完全なものはない。
なぜなら、犬にもいろいろな犬がいて、それぞれの犬が個性を持っている。したがって、その犬に合ったしつけ方法が必要である。
犬のしつけ方には、いろいろな方法がある。だから、ちまたには、いろいろなしつけ教材が出回っているのだ。
ただし、このしつけ方法でやれば、必ずどんな犬でもしつけが成功する、というしつけ方はないと思っている。
人間の子供だって、学校で教えてもらった方法では分からなかったけど、塾で教えてもらった方法で分かるようになった、という子がいるだろう。犬も同じだ。
では犬のしつけ方にはどんな方法があるのか?
大きく分けると、フードなどのご褒美を使うか、使わないか、だ。細かく言えば、それぞれに各ドッグトレーナーのやり方があるだろう。でも、大きくは、フードを使うか、使わないかだ。
ペット・トライアングルでは、フードを使わないしつけ方を行っている。その理由は後述したい。
ただ、僕が行ってきたフードを使わない犬のしつけ方法では、臆病な犬、またすでに強い噛み癖がついている犬には、難しい。
フードを使うしつけ方法は、一見、簡単に見える。確かにオスワリを教えるとかなら、簡単かもしれない。でも、愛犬との主従関係と信頼関係をフードを使うしつけ方法で一般の飼い主さんが身に付けるのは、そう簡単ではない。でも、プロのドッグトレーナーならそれが出来る。
では、ドッグトレーナーに愛犬をしつけてもらえばいいか、と言うと、そんな簡単なものではない。
なぜなら、ドッグトレーナーがしつければ、その犬はドッグトレーナーの言うことは聞くかもしれない。だけど、飼い主さんの言うことを聞くようになるかどうかはわからない、というより、飼い主さんが何もしなければ、犬は言うことを聞かないだろう。
なぜなら、ドッグトレーナーは、その犬との主従関係と信頼関係を作ったが、その時点で、飼い主さんと犬との主従関係と信頼関係は出来ていないからだ。
だから、よく聞くのが、犬の訓練所に入れたけど、犬の訓練士の言うことは聞くけど、飼い主である自分の言うことは聞かない、ということである。
それは当たり前のこと、と言っていいだろう。訓練所でしつけられれば、犬は一般の飼い主さんでも、しつけ安い状態で帰ってくる。そこで、飼い主さん自身も、犬が訓練所で受けたようなしつけをもう一度やらなければいけないのだ。
なかには、そんなことをしなくても、飼い主さんの言うことも聞くようになる犬もいるかもしれない。
でも、ほとんどの場合、どんなしつけ方法でも、最後は飼い主さん自身が愛犬をしつけなければ飼い主さんと愛犬との主従関係と信頼関係が出来ない、つまり飼い主さんの言うことを聞くような犬にはならない、ということだ。
だから、たとえ愛犬を訓練所に預けたとしても、そこで行ったしつけ方法を飼い主さん自身も教えてもらい、愛犬に実践しなければいけないのだ。
飼い主さん自身が犬のしつけ方の勉強をして覚える
そう考えると、最初から飼い主さん自身が犬のしつけ方を勉強して、覚えて、それを愛犬に実践する、というのが早い、ということになる。
だから、まずは、飼い主さんが犬のしつけ方を勉強することが犬のしつけの第一歩だと思う。
フードを使うか使わないか、どんなしつけ方法を選んで勉強するかは、飼い主さん自身が調べ、選べばよいと思う。愛犬に合ったしつけ方法はどんな方法なのかを調べ、考えて決めるのだ。
ただし、一般の飼い主さんは、自己流ではなく、しっかりとプロのドッグトレーナーに教えてもらう、または実績のある犬のしつけ教材を入手して、勉強することが必要だ。
実績のあるしつけ方法を勉強する、これが大事なのだ。
そして、もしそのしつけ方法でうまくいかなければ、また違った犬のしつけ方を探し、勉強して実践する。
そうすれば、必ず、愛犬に合った犬のしつけ方法が見つかるはずである。
ただし、どんな犬のしつけ方法にも共通する条件があるのだ。
犬のしつけを成功させるには飼い主さんの地道な努力と継続、忍耐が必須
どんな犬のしつけ方でもそうであるが、やることは決して難しいことではない。教材のマニュアル通りに行えば良く、それ自体は簡単だと思う。
問題は、それを地道に忍耐強く継続して行うことだ。
少しやって出来たから、もう大丈夫ではないのだ。
もし、少しやって出来たら、それを繰り返し繰り返し行い、犬に定着させることが必要なのである。
逆に、少しやって出来なくても、地道に忍耐強く教えていけば、出来るようになる、ともいえる。
犬のしつけを成功させるには、実績のあるしつけ方法を、飼い主さん自身が地道に忍耐強く、継続して行っていくことが必要なのだ。
それが出来れば、愛犬のしつけに成功する確率は、大きく上がるだろう。
では、どのくらいの期間が必要か?
これはその犬にもよるけれど、だいたい、しつけが出来た、というところから少なくとも1か月ぐらいは、繰り返し、出来るようになったしつけを繰り返し行う、というのが最低ラインぐらいであろうか。
そのくらいやれば、そのしつけが犬にとっての普通のこと、つまりしつけがその犬に定着する、犬のしつけが成功した、ということになるのである。
僕も最初は犬のしつけが出来なかったが、今はプロのドッグトレーナーになれた
実は僕も最初は犬のしつけ方が分からなかった。ジャーマンシェパードのブリーダーでもある警察犬訓練所の訓練士さんに、フードを使った犬のしつけ方を教えてもらいながらやってみたが、なかなか思うようにいかない。
スワレ、マテをさせるようにはできても、それは単にフードが欲しいから待っているだけ、と言う感じ。リーダーウォークもなかなかできなかった。
でも、あるしつけ方法を実践したら犬のしつけに成功した。それがフードを一切使わない「森田式犬のしつけ方法」だった。このしつけ方には批判的な意見もあるかもしれない。
でも、実際にこのしつけ方法をやったら、犬が簡単にリーダーウォークをするようになり、しつけがとても簡単に出来るようになったのである。しかも犬はしつけ前よりも、べったりと寄り添うようになってくれた。そして、そこからスタートして、日本警察犬協会公認訓練士資格も取得できた。その後も、しつけトレーニングをした犬の経験も豊富に積んでこれたのである。
ただし、前にも書いたように、このしつけ方法が合わない犬もいることは確かである。
したがって、フードを使うしつけ方法を使った方が良い場合もあるだろう。
正直なところ、以前はフードを使ったしつけ方には否定的な思いもあったが、今は、それもひとつの犬のしつけ方としてあってもいいと変わってきた。
ただし、フードを使ったしつけ方法も、実績のあるしつけ方法を勉強して行わないと、それを教える飼い主さんは、単に何かをやるとフードをくれる人になってしまう。
やはり、しっかりとした、フードを使ったしつけ方法で行うのが必須である。
実績のある犬のしつけ方法は、ネットでググれば見つかるかもしれない。このペット・トライアングルのサイトもそのひとつだと思っている。
でも、いわゆる犬のしつけ教材というのも、けっこ役に立つ。僕が層だったように。
それを覚えれば、犬の訓練所、しつけ教室に行かせるよりも、はるかにリーズナブルに、そして、何よりも、飼い主さん自身で愛犬のしつけを行い、成功させることが出来るのである。
愛犬にあった、実績のある犬のしつけ方法を勉強して、実践、成功させてほしいと思う。
そうすれば、その後の長い愛犬との生活が、より楽しく、快適になるのは間違いないだろう。
警察犬協会公認訓練士資格を持つドッグトレーナーが選んだ、犬のしつけ教材ベスト3を紹介しています。