子犬にとって、しつけトレーニングは最高の遊び

しつけトレーニング、って言うとなんだか堅苦しいけど・・・

「しつけ」、「トレーニング」、って聞くと、少し引いてしまう飼い主さんももしかしたらいらっしゃるのかな、と思うときがあります。僕も、以前はそうでしたからね。

「しつけトレーニング」なんて難しくてよくわからないし、そんなことをしたら犬も可哀想だし、自分には出来ない、そんな風に思っていました。

「しつけ」とか、「トレーニング」とか、言葉としてなんとなく堅苦しいような感じがするのかもしれません。特に「しつけ」という言葉は、しつけられる方にとっては、厳しくされる、というイメージがありますよね。そういう意味では、この言葉自体を変えた方が良いのかもしれません。何か適当な言葉はないもんでしょうか。

「しつけトレーニング」で具体的にやることは、「リーダウォーク」、「オイデ」、「オスワリ」、「マテ」、「ハウス」が出来るようにする、それが出来るようにする目的は愛犬が人間社会の中でルールを守れるように飼い主となる人間が育てていく、そして周りのだれからも愛される犬にしていくことです。

要するに愛犬に教えていく、つまり「教育」するということですかね。でもまた「教育」これも堅苦しいですね。「訓練」、これも堅い感じです。

でも、これらの言葉に対する感覚は、あくまでも人間だけが感じることです。犬にとっては、「しつけ」、「トレーニング」、「教育」、「訓練」などと言われても、全く意味のない言葉で何とも思わないでしょう。

犬にとっては、言葉は全く問題ではなく、飼い主さんが自分(犬)にどのように接してくれるのか、ということがとても重要なことでしょう。

そう考えると、「しつけトレーニング」というちょっと人間にとっては堅苦しい言葉も、実際に行うことは、犬にとって一番楽しい時間に成り得るのです。

なぜか?それは「しつけトレーニング」の時間は、犬の立場から見れば、自分(犬)に対して大好きな飼い主さんが一生懸命何かを伝えようとしている、コミュニケーションを取ろうとしてくれている、これは犬にとってはとても嬉しいことだと確信しています。

人間にとっては、少し堅苦しいイメージのある「しつけトレーニング」という言葉も、そんな言葉とは全く関係なく、犬にとってのとても幸せな時間になる、という風に考えてもらうと少ししつけトレーニングに対するモチベーションも上がるのではないでしょうか。

しつけトレーニングでやることは犬との密なコミュニケーション

例えば、ペット・トライアングルで推奨している基本となるしつけトレーニング方法は、前述の「リーダウォーク」、「オイデ」、「オスワリ」、「マテ」、「ハウス」がいつでも、どこでも、即座にできるようにすることです。

「リーダウォーク」が出来れば、犬は勝手な行動をしないようになると同時に、それが出来るようになるということは、犬が飼い主さんを信頼して飼い主さんの指示を喜んで受け入れようという気持ちに犬がなっている、ということです。

「オイデ」、「オスワリ」、「マテ」これらがいつでもどこでも、即座にできれば、愛犬が何かトラブルになるような行動をしようとしたときに、飼い主さんがすぐに「オイデ」、「オスワリ」、「マテ」という指示でその問題行動を止めるように指示を出してトラブルを回避することが出来るようになります。それを繰り返すことによって、犬に対してしてはいけないことを教えていくことになります。

「ハウス」が確実に出来れば、家の中で犬を自由にさせていても、何か問題行動をしたとき、または起こしそうになった時に、「オスワリ」「マテ」に加えて「ハウス」の指示でその問題行動を止めさせる、回避することが出来るようになります。またお客様が来たなど、なんらかの理由で犬をハウスに入れたいときでも、すぐに「ハウス」の一言で犬をハウスに入れることが出来ます。

つまり、「リーダウォーク」、「オイデ」、「オスワリ」、「マテ」、「ハウス」がいつでも、どこでも、即座にできるようにすることが、しつけトレーニングなのです。

これを行う過程で、ペット・トライアングルではリードで犬を脅かしてストレスをかけると同時に、そのストレスをその場ですぐに解消してあげるために、優しく声をかけ続けながら犬の体をしっかりと撫で上げ続けます。

それによって、その場で受けた犬のストレスをしっかりと解消させるとともに犬との信頼関係を作っていきます。

犬がしてはいけない行動はリードで伝え、言葉では一切叱ったりすることはしません。

犬にかける声は常に優しく、犬を撫でるときはしっかりと犬が安心するようにスキンシップします。

最初は少し戸惑っている犬も、トレーニングを重ねるうちに、今度はどんな指示が来るのだろう、というように飼い主さんの言動に集中するようになり、いわゆるアイコンタクトが自然にとれるようになってきます。

そして、このしつけトレーニングを行うことによって、犬はすり寄るように飼い主さんを慕うようになってきます。

リーダーウォークも犬を従わせている訳ではありません。犬が自ら飼い主さんを常に意識するようにさせることによって、自然に犬が飼い主さんについてくるようにさせているのです。

そういう気持ちに犬がなってくれれば、「オイデ」、「オスワリ」、「マテ」、「ハウス」もフードやおやつ、おもちゃなんか使わなくても簡単に教えることができるようになるのです。

幼児が遊びながら物事を覚えていくように、犬も飼い主さんとの楽しいコミュニケーションであるしつけトレーニングを通して、いろいろなことを覚えていく、つまりしつけトレーニングは、犬にとっては一番の飼い主さんとの遊びの時間なのです。

子犬と接する時間はすべてしつけトレーニングの時間と意識して

子犬を迎えた時は、その迎えた瞬間からしつけトレーニングは始まります。

その意識を飼い主さんが持つことによって、子犬には飼い主さんが一生懸命自分(子犬)のことをかまってくれている、ということが伝わります。同時に、飼い主さんがそういう意識を持つことによって、自然に子犬に対して親のような気持ちで接することができます。それは、おもちゃやぬいぐるみで遊ぶのとは違い、単にかわいい、という気持ちだけではなく、迎えた子犬を大事に育てよう、いい子に育てよう、周りに人たちの誰からも愛される犬に育てよう、という意識を強くしてくれるでしょう。

その積み重ねで、子犬はより飼い主さんを信頼し、大好きになり、愛情を感じるようになっていきます。その結果、しつけトレーニングを行うことが、子犬にとっての最高の尾曽日の時間となっていくのです。

リーダーウォークをして、オスワリ、マテ、をさせる、少し離れて、オイデ、と犬を呼ぶ。これを繰り返すだけでも、子犬にとっては飼い主さんとの楽しい遊びの時間となります。

リーダーウォークがしっかりと出来るようになれば、ノーリードでも犬は飼い主さんから離れることはなくなります。また、たとえ少しよそ見をしても、オイデと呼べばすぐに近寄ってくるようになります。犬と一緒に走り回ったり、犬を待たせて、離れて、呼んで、一緒に走ったり、まさに犬と一緒に遊べるようになるのですが、それもやっていることはしつけトレーニングです。

もちろん、普通の街中でノーリードにしてはいけませんが、ドッグランでは、またロングリードを使えば、公園の広場などでも他の人に迷惑が掛からない状況であれば、ノーリードに近い状態でそれができます。

それを続ければ、やっていることは常にしつけトレーニングでも、それが自然に普通の愛犬との生活に溶け込んで、普通のあたりまえのことになってきます。

そうなれば、犬との生活はとても楽に、楽しく、それこそ毎日が犬にとっても、飼い主さんにとっても、一緒にいる時間がとても楽しく癒される、最高の遊びの時間になるでしょう。

僕は、多くの飼い主さんの犬との暮らしがそんな風になるようにしてほしいと思って、家庭犬しつけトレーニングをやっています。

これは、単なる理想ではなく、やれば出来ることだと思いますからね。

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