犬のしつけは簡単、でも問題は…。

犬をしつけるのは簡単なのです、でも訓練士としてはそれだけでは…

訓練士としての問題点

犬は教えれば、確実に教えたことができるようになります。

でもそれは、あくまでも、私が指示すれば、私には従う、ということで、私に従うから、誰にでも、あるいは本当の飼い主さんに従うとは限らないのです。

犬はとても頭の良い動物です。従って、相手によって態度を変えるのです。

例えば、同じ家の中でもお父さんのいうことは聞くけど、お母さんのいうことは聞かない、その逆もあるかもしれませんね。

最後は飼い主さんが頑張る、ここが一番問題なようなのです。

だから、ペット・トライアングルのLOVEDOG店でトレーニングをして、ここで問題なく基本的なしつけができるようになっても、それが、おうちへ戻ってから、飼い主さんに対して同じようにできるということではないのです。

そうは言っても、2週間でリーダーウォーク、オスワリ、マテなどが出来るようになった犬は、おうちへ戻ってからもすぐは、ほぼ飼い主さんに対しても同じように反応します。

そこで、ここで行ったトレーニングと同じように継続してトレーニングを行ってもらえればよいのですが、ここで出来ていることに満足してしまい、その後、トレーニングがおろそかになってしまうことがあるようなのです。

私との2週間のトレーニングで犬の人間に対する服従心自体が、その前に比べて格段に上がってきます。

かつ、リーダーウォークなども実際に犬自身が出来るようになっているので、一から教えるよりも、それを継続するだけなので、はるかに簡単にリーダウォークは教えられる、というより継続していけるはずなのです。

そして、そえを継続すれば、その中で、今度は飼い主さん自身と犬との主従関係と信頼関係が出来ていくのです。

しかし、それが継続できないケースが少なからずあるようなのです。

理由は、私の飼い主さんに対する教え方がまだまだ未熟だということにあると思います。

上記の点を、もっと飼い主さん自身のやる気をおこさせるように、頑張ってもらえるように指導、導くことが出来ていないということになります。

実際に訓練士としての仕事をする中では、犬のしつけは簡単に出来るのですが、それを飼い主さんに同じように行ってもらうことがすごく難しく、それが訓練士としての経験不足なのかと思います。

犬のしつけトレーニングは出来てからがスタート

一般に、犬のしつけを行い、それが出来るようになると満足してしつけをやめてしまうケースが多いように思います。

しかし、しつけトレーニングは、出来るようになってからが、本当の意味でのしつけトレーニングのスタートなのです。

別のページでも同じことを書いていますが、重要なことなので、もう一度書きます。

リーダーウォーク、オイデ、オスワリ、マテ、ハウスなどの基本的なことは、それらが出来るようになってから、繰り返し、繰り返し、繰り返し行い、時間を変え、場所を変え、家族の中で人を変えて、いつでも、どこでも、家族の誰が行っても出来るように犬との主従関係と信頼関係を作り、定着させていくことが重要です。

私のところでトレーニングを行った犬は、すでに出来るようになっているので、おうちに戻った直後は飼い主さんでも簡単にトレーニングできます。しかし、簡単ゆえに、地道に続けていくには、教える人間の強い忍耐力が必要になってくるのです。

犬と接するときは、常に犬が自分を意識するように声をかけ、例えばリーダーウォークをしながら、オスワリと指示を出し、その指示に犬が従い、マテと指示して犬が従い、オイデと言って、またリーダーウォークを始める、というようなことを、繰り返し、繰り返し、行います。

リーダーウォーク、オスワリ、マテはすでに出来るようになっているのですから、飼い主さんは、ただ、指示を出し、犬を従わせる、ということを繰り返し行うことにより、犬が飼い主さんに対しての服従心と信頼感を持つようになります。

ただし、最初の頃のように同じところを繰り返し往復するだけではなく、公園に行ったり、少し人通りのあるところに言ったりなど、どんな場所でも、指示を出したら即座にそれに従う、ということを継続的に行っていきます。

場所や時間を変えることによって、どこでも、いつでも出来るようにさせるためのトレーニングが出来、同時にトレーニングの単調さを解消することも出来ます。

トレーニングは犬とのコミュニケーション、犬との遊びの時間

では、「いつまでトレーニングを続ければいいの?」とうんざりしてしまうかもしれません。

でも、その質問に対しての答えは、「犬との生活が続く限り、ずーと」、ということになります。

ただ、もしそれで抵抗感を感じる場合は、考え方を少し変えて頂きたいのです。

犬にとっては、飼い主さんとのトレーニングの時間こそ、犬にとっての最高に楽しい飼い主さんとのコミュニケーションの時間であり、何よりも楽しい遊びの時間なのです。

ただ単に犬が勝手に歩き回る散歩は、犬が自分の縄張りを巡回しているだけであり、犬が本能に従って自分の縄張りを守っているのと同じであり、散歩の仕方によっては、ストレス解消というよりも、むしろストレスを溜める時間にもなりかねません。

それに対して、リーダーウォークをしながらの散歩は、常に犬が飼い主さんを意識して、飼い主さんが指示を出したら従う、これは犬にとっては飼い主さんとのコミュニケーションです。

飼い主さんから指示を出せれて、それに従うことは犬にとって大好きな飼い主さんとの時間を共有できる、もっとも楽しい遊びの時間となるのです。

つまり、トレーニングをしつけと考えずに、トレーニングの時間が、1日の中で、もっとも楽しく犬と触れ合える時間と考えて欲しいのです。

リーダーウォークがしっかりと出来ていて、オイデと指示すればすぐに飼い主さんの元に来る犬であれば、ノーリードの状態でもリードを持ってのトレーニングと全く同じようにできます。

公の場所では、公園も含めてノーリードにしてはいけませんが、たまにはドッグランに行って、ノーリードでそういったトレーニングをするのも楽しいと思います。

そして、これらがしっかりと出来ていれば、ボールを投げて、取ってこさせるなどのトレーニングも出来るようになるでしょう。

犬とのトレーニングの時間は、犬と一緒に過ごす最も楽しい時間、ということを覚えておいて頂きたいと思います。

「基本的なしつけ」は、犬を誰からも愛されるように育てたい、という強い気持ちと、単純なトレーニングを継続的に地道に行なう忍耐力さえあれば、誰にでも出来るのです。

ぜひ、多くの飼い主さんにトライしてもらいたいと思います。

確実に犬との生活が、楽しく、楽になっていきます。

ペット・トライアングルのサイトでも、よりそれが実現しやすいようなお手伝いをしていきたいと思います。

ただ、私の場合、犬は簡単にしつけられても、そのしつけ方を飼い主さんに教えるのがまだまだ未熟です。

ペット・トライアングルのサイトだけではわかりにくいかもしれません。

そんな方には、森田さんのDVDを購入して、それも見ていただくとよりわかりやすいと思います。

ペット・トライアングルの一押しのしつけDVDです。

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