犬との主従関係はいる?いらない?

犬のしつけに関してネットを見ていると、けっこう目にするのが、犬との主従関係なんて必要ない、人間が犬のリーダーになる必要なんてない、というもの。なかには、けっこう乱暴な言葉で否定しているサイトもありますよね。そういう言葉使いの人のしつけ方だと信頼性はどうなんだろう?なんて言葉使いで判断すること自体がよくないですね。人も犬も見かけによらない、ですからね。

まぁ、いろいろな考え方があるので。犬のしつけ、また犬との生活で、これは絶対に正解、というのは僕もないと思っています。また、もし正解があるとしても、それはその人によって、全く違うものになってくるでしょう。つまり、犬のしつけで絶対的な正解はない、すべての人が満足できる答えはない、というのが正解だと思っています。

僕は、このサイトでもよく使っているように、犬との主従関係は、やっぱり必要だと思う派です。そして、それを基本に犬のしつけトレーニングを行っています。いちおうそれなりに勉強したり、実際にトレーニングをした結果、少なくとも今現在の時点では、犬との主従関係は必要だと思っています。

でも、主従関係が必要だと主張している中にも、僕みたいにフードは使わない派、フードを使う派があります。これはその人の考え方によるのでしょう。だから、僕も少し柔軟に考えるようにして、フードを使うしつけトレーニングを頭から否定するのはやめようと思っています。きっかけとしてフードを使うという考え方、方法もうまく行えばその方がやりやすい、という人もいるようにも最近は思うようになったので。

でも、僕の基本はあくまでもフードは使わない、ですけどね。

さて、話を戻すと、犬との主従関係が必要ないという人にも、、犬は友達なんだからどちらかがリーダーになる必要はない、犬は人と対等なんだからどちらかが偉いと決める必要はない、主従関係という力で犬を服従させても犬は飼い主を信頼して飼い主を好きになるようなことはない、などいろいろな考え方があるようです。でも、犬との主従関係いらない派の主従関係という言葉への嫌悪感は、どこのサイトもかなり強いようで、文面からはいかにもその気持ちが伝わってきます。けっこう言葉も過激だったりして、少し引いてしまうものもありますが・・・。

でもまぁ、その気持ちもわからないではありませんけどね。でも、犬に関して、また犬のしつけに関してよくわからないけど、真剣に勉強したい、覚えたい、と思ってネットを調べている人は、主従関係はいるのか、いらないのか、どっちなんだ?と迷ってしまうでしょうね。

どちらかというと主従関係なんていらない、という方が気持ち的に賛同できる、という方も少なくないかもしれません。でも、気持ち的に主従関係は否定したいけど、実際には必要ではないか、と思う人もいると思いますけど。

結局これは、その記事を読んだ人が決めることで、その人が最も共感、納得できるものを信じればいい、ということになると思います。

僕も、今の自分のやり方が、現時点ではベストだと思ってやってますからね。

確かに、「しつけ」「主従関係」「服従」というような言葉はいまいちだけど

しつける、服従させる、主従関係を築く、なんて聞くと、少し時代錯誤的な感覚を持ったり、パワハラだろ、というように感じる人もいるかもしません。

僕も、正直なところは、これらの言葉はあまり好きではなく出来れば使いたくない部類の言葉です。

しつけ、しつける、なんて聞くと、厳しい、いやだ、可哀想、というようなどちらかというとネガティブな言葉しか浮かんできません。しつけトレーニングをしている人間がそう感じるんだから、普段そんなこととは無縁の人には、よりそういったことが強く感じられるのではないかと思います。

主従関係なんて言うと、いつの時代の話だ、そんなのパワハラと同じだろ、とか言われそうですよね。

そして服従何て言うと、ひれ伏しさせる、なんでも従わせる、いじめじゃないか、というような印象を持たれる方もいるでしょう。

そういう意味でこれらの言葉はなんかほかの言葉に置き換えられないのかな、といつも思うのです。

でも、考えてもみつからないのが現状です。

どう考えても、これらの言葉から受けるイメージは暗いイメージしかない、とは言っても、それに置き換える言葉が日本語の中には見つからないのです。

イメージ的に暗い、ネガティブな印象のこれらの言葉ですが、実際に犬のしつけ、ということを想定すると、僕は次のような意味で使っています。

見てもらえればわかる通り、決してネガティブな意味合いで使っているわけではありません。

というより、愛犬がかわいいから、まわりの誰からも嫌われない、愛されて可愛がってもらえるような犬に育てたい、という気持ちから行う行為を示す言葉なのです。

「犬をしつける」とは?

犬をしつけるとは、愛犬を家族はもちろん、まわりのいろいろな人たちからも愛されるような犬に育てるために、愛犬に人間社会で生活していくためのルールを教えること、です。犬はいろいろといる動物の中で、唯一、人間との共生をする動物です。(猫もそうだろうと言われそうですが、犬はより人間への依存が強い動物です)でも、そうはいっても犬は動物です。人間ではありません。そのDNAには野生の本能がしっかりと入っています。それを使って、警察犬などは仕事をしているのですからね。でも人間社会で生活していく上では、その犬の野生の動物としての本能が人間社会の中では障害になってしまうことがあるのです。それを出来るだけ、なくすために行うのがしつけです。犬をしつけるのは、飼い主のため、というよりも愛犬のためなのです。

「犬との主従関係をつくる」とは?

犬が人間社会の中で、安心して、出来るだけストレスを感じさせないように、暮らせるようにするてめの飼い主との関係作り。具体的いは飼い主である人間を心から信頼して、大好きになるような関係をつくること。それによって、頼れる、そして大好きな飼い主さんと一緒であれば安心して毎日を過ごすことが出来る、と犬に感じさせるようにすること。頼れる、守ってくれる存在=飼い主となる人間がいることによって、犬は自ら闘ったり、吠えたりすることは必要ない、と認識してくれるようになります。

「犬を服従させる」とは?

愛犬が近所の人や周りの人から嫌われるような行為や行動をしようとすることを防いだり、またあらかじめ予防できるように犬の行動を抑えることができるようにする、またそういう行動をさせないように教えること。動くべきないところでは犬を動かないように、吠えるべきではない時は犬が吠えないように、飼い主となる人間が知らせ、それをすぐに犬が気が付くようにさせてあげることです。つまり、可愛い愛犬が周りの人から嫌われたり、避けられたりするような犬になることを防ぐように育てることなのです。

主従関係とは犬に大好きになってもらうこと

ということでまだ置き換える言葉が見つからないので、今後も主従関係という言葉を使っていきます。でも、その意味は上に書いた通りだとご理解していただければと思います。

犬と作る主従関係は、決してネガティブなもの、暗いもの、厳しいものではありません。

犬を叱るために主従関係を作るのでもなければ、主従関係をつくるために犬を叱るわけでもありません。

犬との主従関係というのは、とてもポジティブなものであり、明るく、楽しいものなのです。

犬との主従関係というのは、犬に頼ってもらう、大好きになってもらう関係をつくることなのです。

そして、その方法も、僕の場合は、ほぼ99%が犬に優しく声をかけ続けながら、犬をしっかりと撫でてあげる方法なのです。決して、犬をしかりつけて作ることが主従関係の作り方ではないのです。

主従関係を否定する人たちも、僕たちのように主従関係を主体にしつけトレーニングをする人たちも、犬が大好きなことに違いはないと思います。

もし、その方法でしっかりと犬が誰からも愛されるような犬に育てられるのであれば、その方法、考え方に自信をもって、他の方法や考え方を厳しく否定するのではなく、自分の方法のメリット、効果を訴えていけばいいのではないでしょうか。

そういう意味では、僕もフードを使うしつけ方法に対して、今まで厳しすぎたかもしれません。そこは反省したいと思います。

他の方法の良さも、もう一度見直していくことも必要かな、と思っています。

でもやっぱり僕は、犬との主従関係は重要だと思っていますけどね。

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