犬のフン害は、全国的な悩みのようで・・・

うちの近くではいまだに道路や歩道に犬のうんちを見かけます。

これは、この辺りの犬の飼い主さんのマナーの問題なのかな、と思っていました。

でも、これはうちの周りだけの問題ではないようです。

今日、〝NHK NEWS WEB〝のサイトで、「黄色のチョークで犬のふんを撃退!「イエローチョーク作戦」」という記事を見ました。

この記事は、名古屋市で来年度から開始する予定らしい、「イエローチョーク作戦」を試験的に行った、という記事です。

「イエローチョーク作戦」?

ってなんだ、と思う人も多いでしょう。

実はこれ、散歩で犬がうんちをしても、飼い主が片づけずにそのままにされたうんちを見つけたら、そのうんちの周りを黄色いチョークで囲み、横に日付や時間を書き込む、という、放置うんち、撃退対策、なのです。

名古屋市では来年度から本格的に実施する予定ということですが、まずは試験的に行ってみたようです。

この犬の放置ふん対策として行われる「イエローチョーク作戦」は、京都の宇治市が最初に行ったそうです。

そして、実際にこの対策によって、放置されるうんちが格段に減ったということで、その後、全国に広がりつつあるらしい。

実際に、「犬のふん イエローチョーク作戦」というキーワードで検索すると、僕が調べた時には、最初のページで、次のような自治体の名前を見ることが出来た。

  • 愛知県名古屋市
  • 福岡県久留米市
  • 東京都小平市
  • 大阪府和泉市
  • 京都府宇治市
  • 埼玉県戸田市

検索結果は、日にちが変わればまた変わるだろうけど、パット1ページ目の検索でこんなにいろいろな自治体の名前が出てくるということは、すでにかなり全国的に犬の放置分対策として、この「イエローチョーク作戦」は広まっているのでしょう。

ということは、犬の放置うんちは、うちの周りに限った問題ではなく、日本の全国的な問題ということになるのでしょうか。

少し安心したような、とても残念なような・・・。

犬のふん対策としてなぜ「イエローチョーク作戦」が効果があるのか?

イエローチョーク作戦は、たんに放置されたうんちを見つけたら、そのうんちを囲むように黄色いチョークでマーキングして、横に日付と時間を掻くだけである。そして、そのうんちはその場では片づけずに、そのまま放置しておくのです。

たった、これだけのことで、放置されるうんちが少なくなる、つまり飼い主がきちんと愛犬のしたうんちを片付けるようになる、のであろうか。

なぜ、これだけのことで、今まで放置していた愛犬のうんちを、飼い主が片付けるようになったのか?

もともとこのイエローチョーク作戦は、駐車違反でタイヤにチョークで印をつけているのをヒントに考え出されたそうです。

駐車違反でタイヤのところにチョークを書かれた車は、けっこう目立ちますよね。

そこで、あえて放置されたうんちの周りに夜でも目立ちやすいように黄色いチョークで周りを囲むことによって、そこにうんちがそのままにされている、ということを目立つようにしている、ということです。そして、チョークでマーキングされ、しかもそのマーキングされた日時が書かれていれば、片付けなかったうんちがチェックされている、つまり見られている、という意識を犬の散歩をする飼い主に、印象付ける、ということで、飼い主に「うんちを片付けなければまずい」、「うんちを放置したのを誰かに見られてるかもしれない」というような心理を働かせているようです。

その結果、今までは、散歩で愛犬がしたうんちを片付けなかった飼い主も、片付けるようになっていったということなのです。

もちろん、それでも片付けない飼い主もいるので、これで完璧ということではないようですが、かなり放置されたうんちが減ったという実績があるのです。

確かに、昨日愛犬がしたうんちが、今日同じところを通ったら、まだそのままでさらに、そのうんちが黄色いチョークで印がつけられ、日時が記入されていたら、ちょっとは気まずい感覚をその飼い主に与えるのかもしれません。

まだ良心の欠けらがある飼い主であれば、そのうんちを片付けるまではいかなくても、次は片付けるようにしようと思うのでしょう。

ちょっとした心理的な効果によって、成果を出している、画期的なフン害対策、と言っていいのかもしれませんね。

本来は散歩ではうんちをさせないのが第一だけど・・・

まだまだ散歩でうんちが犬の飼い主には当たり前になっているのかもしれません。しかし、本来は、うんちもおしっこも、散歩ではさせない、のがしつけの基本なのです。

室内できちんと排泄をして、散歩では排泄をさせないようにしつけておけば、放置うんちのもんだいなんて起きないはずです。

このサイトでも、散歩は犬のトイレタイムではない、散歩で排せつをさせない、ということを書いていますが、現実的には、そんなことはお構いなし、というより、犬のうんちやおしっこは散歩でさせるのが当たり前、と思っている飼い主さんが多いのでしょうね。

室内で飼われている小型の愛玩犬、例えばトイプードルやチワワでも、トイレは散歩で、という犬がけっこういますからね。

せめて、こういった小型の愛玩犬は、しっかりと室内でのトイレトレーニングを行ってほしいと思うのですが・・・。

室内できちんとトイレが出来れば、そのメリットはとても大きいのです。

具体的には、こんなメリットがあるのです。

  • 天気が悪い日は散歩に行く必要がない。
  • 飼い主さんや犬の調子が良くない時は散歩に行く必要がない。
  • しつけが圧倒的に入りやすくなる。
  • 散歩でうんちを片付ける必要がない。
  • 散歩するところの環境を汚すことがない

まだまだ細かく書けばいろいろとありますが、とりあえずはこのくらいにしておきましょう。

でも、散歩でうんちをさせている飼い主さんは、散歩でうんちをさせるメリット、というよりも室内で排せつをさせるデメリットを主張するかもしれませんね。

  • 室内でウンチをさせると部屋が臭くなる。
  • 室内でウンチをさせるにはペットシートを買わなければならない。
  • 室内でうんちをさせるには犬のトイレスペースを作らなくてはいけない。
  • トイレトレーニングをしないと室内のいろいろなところでおしっこやうんちをしてしまう。
  • トイレトレーニングをしなければならない。

などなど・・・。

確かに、ペットシートは消耗品なので、それなりの費用はかかります。部屋の臭いも気になるかもしれません。基本的なしつけをしない人にとっては、トイレトレーニングなんかできないかもしれません。

特に大型犬の場合は、量も多く、スペースも広く必要なので、散歩でさせた方が楽、というのも確かにそうかもしれません。

でも、本来はそういったことも含めて犬の大きさも選ぶべきであり、犬のための費用も覚悟のうえで犬を飼うべき、と思うのですが・・・。気持ちはわからないでもないような・・・。

現実的に、全ての犬の飼い主さんに散歩でうんちやおしっこをしないようにさせるなんていうのは、無理なことだと思うので、少なくとも、愛犬がしたうんちはきちんと片付けて持ち帰り、おしっこしたところは水で流す、これだけはやってほしいと思います。

また、もしどうしても散歩でうんちをさせるのであれば、散歩の中で、うんちをする場所、おしっこをする場所を決めるようにしておくのが、良いのです。

そうさせるには、やはり飼い主さんのしつけに対する意識がある程度高くないと難しいかもしれませんが、そうすればどこでうんちをするのかがわかっているので、準備もしやすくなります。

本来であれば、「イエローチョーク作戦」なんてことを行う必要がない、というのが一番なんですけど、そうさせるためにも、今は日本各地で、「イエローチョーク作戦」が必要なのかもしれませんね。

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