子犬にとって1年とは、どんな感覚なのか?
2022年が始まりました。2021年が始まったのが、まだちょっと前だったような感覚なのは僕だけでしょうか。
2021年は、新型コロナで始まり、新型コロナで終わった、将来見返したときに、特殊な年になるでしょう。
人間は、年をとればとるほど、時間の流れが速くなってくるように思います。
小学校時代の1年は長かったように感じていましたが、今は、1年があっという間に過ぎていく、という感じです。
では、犬にとっての1年とは、どんな感覚なのでしょうか。
もちろん、犬には人間が決めた1年なんて感覚はないでしょう。
だから、あくまでも人間の目から見た時にどうなのか、と推測してみました。
犬の年齢のページでも書いていますが、犬の平均寿命も年々伸びています。
おそらく現在は、15歳ぐらいではないでしょうか。
犬の年齢を人間に当てはめるとどのようになるのでしょうか 犬の寿命は、というと、具体的なデータはなかなか見つかりませでしたが、2015年時点ぐりでは、だいたい15歳弱と言われているようです。 1990年ぐらいで8~9歳、2 …
人間の平均寿命は80歳以上ですから、この数字から計算すると、犬は、時間の感覚が人間の5~6倍ということになりますね。
でも、犬と人間とでは、成長の仕方が違うので、そう簡単には考えられません。
ライフステージ | 人間の年齢 | 犬の年齢(小型犬) | 犬の年齢(大型犬) |
成長期 | 0 ~ 18歳 | 0 ~ 1歳 | 0 ~ 3歳 |
維持期 | 18 ~ 45歳 | 1 ~ 7歳 | 3 ~ 6歳 |
中年期 | 45 ~ 65歳 | 7 ~ 10歳 | 6 ~ 9歳 |
老年期 | 65歳 ~ | 10歳 ~ | 9歳 ~ |
犬の年齢のところでも書いていますが、小型犬の場合、1年でほぼ大人、つまり人間でいえば18歳以上ぐらいになります。ということは、犬にとって、産まれてからの1年は、人間の18年ぐらい、つまり18倍の速度で時間が流れていることになるのです。
ということは、犬の場合、産まれてから1年までは、1か月が人間の1年半に相当するわけです。
だから、子犬の時期、つまり生後1年までは、犬にとっても飼い主にとっても、とても貴重な時間なのです。
中型犬から大型犬の場合は、2~3歳で人間の18歳相当ぐらいになるといわれています。
それでも、そういった大き目の犬にとっての1か月も、人間では1年前後ぐらいとなるのです。
成犬にとって1年とは、どんな感覚なのか?
犬にとって、いわゆる成犬と言える期間は、小型犬で6年ぐらい、大型犬だと3年ぐらいです。大型犬の場合、小型犬に比べると、成長は遅いけど、老齢化は早いのです。
人間の場合は、だいたい20年ぐらいがその時期に相当します。
子犬の時期に比べると、小型犬の場合は、約3倍、大型犬の場合は6倍ぐらいとなります。
だから、成犬と言われる犬のライフステージでは、犬の1か月は、人間の3か月~6か月、1年で考えると小型犬で人間の3年、大型犬だと6年に相当するのです。
だから、犬との時間は、本来、とても貴重な時間なのです。犬にとっての1日、1日は人間よりも大事な時間なのです。
そう考えると、犬と一緒にいる時間は、より貴重な時間と思えてきませんか。
特に大型犬だと、成犬と言われる期間は3年ぐらいしかないのです。
だから、この犬の成年期を犬と一緒に楽しまないと、時間がもったいないのです。
高齢犬にとって1年とは、どんな感覚なのか?
犬も10歳近くになってくれば人間でいえば中年、10歳を超えれば、小型犬でも高齢犬といえる年齢になってきます。
犬の年齢のページでも書いていますが、1990年ぐらいの犬に平均寿命は、8~9歳だったので、ちょっと前であれば、10年犬が生きれば、長生き、と言えたのかもしれません。
でも、今は犬も、10年ぐらい生きるのは当たり前、長生きな犬であれば、20歳ぐらいまでの寿命があります。
でも、「犬も健康寿命が大事」のページでも書きましたが、10歳を超えた犬にとって、いかに健康寿命を延ばすかが、大事なことになってきます。
犬も健康寿命が大事 2021年の調査で、人間の健康寿命が過去最高を更新したということです。 寿命が延びるのはいいことかもしれませんが、本当の意味では、健康寿命が延びる努力をしなければいけない、というのが正しいのでしょうね …
愛犬の健康寿命を延ばすのは、飼い主さんの役目です。
それについては、上のリンクの「犬も健康寿命が大事」のページで書いていますが、10歳を超えた愛犬と、以下に接していくか、これは飼い主さん次第なのです。
でもそれは、必ずしも飼い主さんがいかに頑張るか、だけで決まるものではありません。
人間だって、高齢者にはいろいろな人がいます。
100歳になっても元気な人、60~70代でも寝たきりになってしまう人。
犬も同じです。
でも、高齢になった犬がどんな状態になったとしても、飼い主となる人間が最後まで一生懸命世話をしてあげるのが、犬の飼い主としての義務、というか、当たり前のことでしょう。
たとえ、愛犬が寝たきりになったとしても、認知症のようになってしまったとしても、子犬の時、成犬の時は、飼い主さんの心身をしっかりと癒してくれたはずです。
だから、愛犬が高齢になってきたら、今度は飼い主となる人間が、愛犬を癒してあげたいですよね。
犬にとっての1年、それは人間の1年よりもはるかに大切な時間である、ということを改めて、心にとめておかなければいけませんね。
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